いよいよ覚醒!? 09年U-17W杯得点王、ハリス・セフェロビッチ!! | FUTURE of FOOTBALL

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リーガ・エスパニョーラ 13/14   第1節   2013.8.17

レアル・ソシエダ 2-0 ヘタフェ

[得点者]
(ソシエダ) ベラ 42' 、 セフェロビッチ 70'

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 右サイドで1点目の起点となったソシエダの8番は、70分、ベラのスルーパスに反応して裏に抜け出すと、左サイドからドリブルで切れ込む。飛び出してきたGKを嘲笑うかのように、左足のアウトにかけたループシュートでネットを揺らした。リーガ・エスパニョーラのデビュー戦となったこの試合で、全得点に絡む活躍見せたのがハリス・セフェロビッチである。



 92年2月22日生まれのセフェロビッチは、ボスニア・ヘルツェゴビナ人の両親を持つ。スイスのグラスホッパーの下部組織で育ち、代表はスイスを選択。グラニト・シャカやリカルド・ロドリゲスらと共に09年U-17W杯で優勝し、自身も5ゴールをあげて得点王を獲得した。2010年1月にフィオレンティーナに引き抜かれたが、なかなか出場機会に恵まれず、レンタル移籍を繰り返す。昨シーズン冬にレンタル移籍したノバーラでは16試合で9得点を記録。その活躍が評価され、今夏ソシエダに完全移籍した。



 この試合でセフェロビッチは、怪我のアギレチェに代わってCFで先発出場。相手の最終ラインとの駆け引きを繰り返して裏を狙い、サイドに流れてボールを受けては、攻撃の起点を作った。周囲との連携もスムーズで、セフェロビッチが空けたスペースに、2列目のベラやカストロが入ってきてチャンスを作った。左足のタッチは柔らかく、技術も高い。シュートの意識も高く、チームトップの6本を記録。あとは決定力に磨きをかけたい。



 92年生まれは黄金世代で、09年U-17年W杯には、現在すでにA代表で主力を担う超逸材たちが数多く参加していた。ドイツのゲッツェ、ブラジルのネイマール、スペインのイスコとムニアイン、イタリアのエル・シャーラウィ…出世は遅れているものの、彼らを抑えて優勝し、得点王を獲得したセフェロビッチのポテンシャルは十分である。



 今年2月にはA代表デビューを飾り、ステップアップを果たしたセフェロビッチ。今シーズン、欧州カップ戦に出場するソシエダでは出番が増えることが予想される。ゴールという結果を出し、新エースとなれるか。