トップ4返り咲きを狙うリバプール、開幕戦で見えた課題 | FUTURE of FOOTBALL

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プレミアリーグ13/14   第1節   2013.8.17

リバプール 1-0 ストーク

得点者
(リバプール) スターリッジ 37'

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 リバプールが1点リードで迎えた89分、アッガーがハンドを取られてストークにPKが与えられた。ウォルターズのキックはミニョレがセーブして難を逃れたものの、同点に追いつかれていてもおかしくなかった。ドローで試合終了という結果になっていれば、リバプールにとっては負けに等しい引き分けであった。



 ロジャース体制となって2年目のリバプールが目指しているのはバルセロナのポゼッションスタイルである。CFのメッシが下がってきて中盤での数的優位を保ち、空いたスペースにWGや、時にはSBが飛び出す形を1つのパターンとしている。



 しかし、この試合のリバプールは裏への飛び出しや3人目の動きが少なく、攻撃が停滞。ゴール前で横パスをつなぐシーンが目立った。右からヘンダーソン、アスパス、コウチーニョと並んだ、2列目の3人が全員足下で受けたがるタイプであったのも原因である。さらに両翼のヘンダーソンとコウチーニョが頻繁に中へ入ってくるため、中央は人が密集し、味方同士でスペースを消し合う結果となった。



 現在のチームの中で、裏への動きを得意とするのが、スアレスとボリーニである。彼らを起用して変化をつけたいが、スアレスは移籍騒動の真っ只中であり、さらに昨シーズンの噛みつき事件により開幕から6試合出場停止。ボリーニは6月のU-21欧州選手権で2ゴールと結果を出したが、怪我が多く、FWでの序列が下がっているのが現状である。



 両WGに逆足の選手を配置したがるロジャース監督の戦術に置いては、WGがカットインして空けたスペースをいかに使うかが重要であり、今後アタッキングサードでの崩しの質を高める必要がある。



 プレミアリーグで2位となった08/09シーズン以来の開幕戦勝利を収めたリバプールは、今シーズンは欧州カップ戦がなく、リーグ戦に集中できる。昨シーズンはスタートダッシュに失敗し、最後まで巻き返すことができなかった。リバプールは、今年こそトップ4に返り咲いてCLの出場権を獲得を目指す。次節は開幕戦でアーセナルに勝利したアストン・ビラ(アウェー)、第3節は王者マン・U(ホーム)、第4節は積極的な補強をして勢いに乗るスウォンジーとタフな相手が続く。これからの1か月が勝負となる。