いままで、SHASの推薦書籍になっていたものばかりだけれど、買っておきながらツンドク状態になっていたものばかり。
だって、難しいんだもの、ホントに。
今までは読み始めてすぐにトランス状態になってばかりで(要は意識がなくなったという意味ね。笑)全然読み進めないのでした。
学校で習う歴史は苦手だった。
勉強してても何だか、こう腑に落ちない感じで、一応卒業するための試験はパスしたけど、正直興味を持てるものではなかった。
アロマテラピーの試験問題でも、歴史問題は出るが、それはそれは簡単なもの。
アロマテラピーに関係する蒸留法や植物療法に関係する人達についてサラりとふれていくだけなので、元々興味の薄い私は、多くの人がそうであったように、サラリと流れて行ったのであった(自慢できないね)
でも、授業の中でされた「パラケルスス」についての先生の話はよく覚えている。
「凄くね、変人というか、変わった人だったんですよ」
私、変人には、結構興味があるんですよね。
基本、世の中は変人やマニアで支えられていると思っているので(笑)
その先生の授業のお陰で私の中では「パラケルスス=変人」という刷り込みだけがされてしまったのでした。(私の中では変人=悪い意味ではありません。あしからず)
そしてパラケルススに再会したのはSHASでヒーリングを学ぶようになってから。
当時フラワーエッセンスのクラスにもチョコチョコ出ていたので、当然、アルケミーについても学ぶことになり、彼のことが書かれた本を読むようになった。
パラケルススは古代医学における権威を否定し、経験と観察を重視する錬金術医学と言われる独自の医学を創出し、人間は肉体だけでなく魂の健康を維持することによって真の健康を得ることが出来ると説いた人でした。
近年では、肉体と精神、生活習慣など人間を全体的に診ていこうというホリスティック医学を掲げている医師は多いけれど、パラケルススは既に「病気には天体因、毒因、自然因、精神因、神因の5つの原因が認められる」と言っていたのですね。
彼についての書籍を読んでいると、自分が仕事としているヒーリングやアロマテラピー、興味のある分野のフラワーエッセンス、ホメオパシーなどもアルケミーの歴史に大きく関わっていることが、今更ながら自分の中心にようやく落ちてきた感じがする。
一緒に学んでいる友人達には「今更?」と笑われ(呆れられ?)そうだけど。
私的には漸く、活字としての情報を入れることができる器が出来上がったんだろうと勝手に解釈。
もう少し熱心なお勉強は続きそうです。
それにしても、パラケルスス関連の書籍は高いか、絶版ものが多いので困ります。
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