前途は多難。
●2009年6月17日(水)<メルボルン>●
日本
1-2 オーストラリア
【得点】 闘莉王(40)、オーストラリア(59)、オーストラリア(77)
「フィジカルが劣っていた・・・。」と、いつかの某代表監督のような総括では済まされない。体格差をもって当たってくる相手にどう対処するかは積年の課題。これをずっといまだに引きずっているのが垣間見えた試合だったと思う。
まさかそんな事はないとは思うが、今日のこの結果を直視しないで単純に「W杯出場は決めているから。」とか、「W杯で借りを返す!」とか、「今日の試合は主力の多くがいなかったから。」とか・・・こんな論調が多数を占めたとしたらちょっと怖い。それが、「グループリーグの突破は確実!」とか言って浮かれていた、4年前のオーストラリア戦前の楽観的な雰囲気とダブって見えるからだ。
確かに主力組がスタメンを連ねていれば状況は少しは変わっていたかもしれないが、体格の差というものは埋まらない。「やられたのはセットプレイからだ・・・。」と敗戦の弁を言うのなら尚更、そこは主力組がどうこうというのではなく、体格差をいかに埋めるかの取り組みをチームとして徹底出来るかにかかっているように思う。
日本代表は決して強くはない。今日の試合を観てそう思った。「W杯ではベスト4を目指す!」なんて絶対に無理。現状から見て、「グループリーグの突破を目指す」という目標の方が現実的だし、各試合におけるモチベーションを高く保てるし、課題が見つけ易くなるのではないだろうか。ぶっちゃけ、日本代表は自国開催以外ではW杯で勝ったことないんだしね。
しかし、岡田監督がコメントしていた「チームは少しずつでも成長はしている。」というのは本当だと思う。この予選においても結果を出したニューカマーもいる訳だし。ここまできたらもう岡田監督の手腕に期待をするしかない。
あと、闘莉王はやはり熱い男である。感情がそのまま体から発せられている。嬉しい時は嬉しい、悔しい時は悔しい。感情的に過ぎると見る向きもあるかもしれないが、真剣勝負の時に闘志をあらわにする者が味方にいると、周囲は心強く感じるものである。彼は貴重な戦力、人物である。
何はともあれ、日本代表は来年W杯に行くのだ。これから開幕までの期間でどれだけチーム力を上乗せ出来るか、時間との勝負。誰も怪我をすることなく、しかし全力で頑張って欲しいと思う。
にほんブログ村
ドン・キホーテの帰還。
ヴォルフスブルク(ドイツ1部)より大久保嘉人選手移籍加入決定
「なんだかなぁ・・・。」というのが率直な感想。自身の実力を海外で試してみたいということで、神戸を飛び出していった挙句、「試合に出たい・・・。」とかいう理由で戻ってくる。・・・っていうのはありなのかなぁ。これってどうなのかな?グッドニュース!って感じなのかなぁ、神戸サポのみんなは。
「また神戸でプレーできることを嬉しく思います。ACL出場という目標に向けて、そしてこのクラブで絶対にタイトルを獲りたいという強い気持ちを持って、全力で頑張りたいと思います」(大久保談)
でも・・・もしドイツで活躍出来ていたら神戸には戻って来てはいないでしょ!って、突っ込みたくなるのは私だけだろうか。たった一年で見切りをつけて帰ってくるとは・・・大久保も年をとったのかね。
・・・と、かなり毒づいてしまうのも、大久保には期待をしていたからだ。大久保にはどこかやんちゃで、荒削りなんだけど、いつも一生懸命、がむしゃらに頑張っているイメージがあって、その姿をドイツの地でも見せてくれると思っていた。チームメイトには同じ日本代表の長谷部もいたし、マジョルカ時代以上の結果は残せると思っていたのに、今回の敗戦帰国・・・。出来ればあと一年は歯を食いしばってチャレンジ続行して欲しかったなぁ。まぁ、来年のW杯を見据えての決断ということもあるのだろうけどね。
しかし、戻ってきた以上は活躍をしなくちゃね。暖かく受け容れてくれた神戸サポのためにも。そして日本代表のためにも。ピッチを駆けろ、大久保嘉人!
にほんブログ村
小さな戦士。
鳥栖U-12が全日本少年サッカー大会の出場権を2年連続で勝ちとった。
普段はトップチームの試合ばかりを気にかけているが、下のカテゴリーにいる仲間達も着実に力を付けていることに気付かされ嬉しくなってしまった。トップチームの試合前にユースの試合を観ることはあるが、正直そこまで熱心には観ていなかった・・・。しかし、U-12とはいえ、ユニフォームの胸にはしっかりと鳥栖のエンブレムが輝いているんだよね。彼らも立派な鳥栖の戦士達なのであることを今更ながら痛感してしまった、反省・・・。
ユースチームは普段は目立たないが、各年代に応じた階層になっていて、その最上階にトップチームがある。だから、各階層は上の階層を支える役目も負っていて、そこが脆いと上の階層がグラついてしまう。逆に下の階層からじっくりと確実に成長、根を張らせていけば、ブレのない立派な階層(組織)が出来るだろうと思う。・・・と、なんか当たり前のことを書いてしまったw
一方、ユースで人材を育てなくても外から持って来ればいいという意見もあると思う。それはその通りで、良い人材がいればどんどん連れて来ればいいと思う。現行の組織に異分子が混じることで組織に化学反応が起こり、それに伴う活性化、強化が図れると思うから。
でも、やっぱり鳥栖のサポーターならば鳥栖で育った選手がトップチームにいて欲しいと思うのが正直なところ。今、鳥栖の下部組織で必死に戦ってくれている小さな選手達が、いつの日かトップチームの一員として鳥栖のピッチに登場する日を楽しみにしている。
最後に。鳥栖U-12のみんな、全日本少年サッカー大会出場おめでとう!
にほんブログ村
県民の歌。
○2009年6月14日(日)<栃木グ>○
鳥栖 5-0 栃木
【得点】 マイク(7)、栃木OG(45)、山瀬(56)、島田(89)、高橋(89)
今日の試合、栃木相手に快勝したことはもちろんなのだが、先月の熊本戦で負傷していた山瀬が復帰し、得点まで挙げてみせてくれたのだから大満足な内容だった。
やはり山瀬がいることで、何かとマイクにボールを集める戦術に一つアクセントが付くように思う。独特のリズムで仕掛ける山瀬のドリブルは相手にとってディフェンスがしにくいのではないかと思う。山瀬がボールを保持することで生じる「間(ま)」が、鳥栖にとって相手ゴールをこじ開ける戦略を組み立てる「間(ま)」になっていないか、と思う。私の表現でニュアンスが伝わるかは微妙だがw・・・マイクにボールを預けるということは、マイクにボールを送った時点でチームの意思がある程度決する局地戦、【戦術】であるのに対し、山瀬がボールを持つことから始まる攻撃は、そこからゴールを狙うまでの過程をクリエイトするだけの時間を持つ、一度全体を俯瞰してから意思を決する、つまり【戦術】の前程となる【戦略】的なものではないだろうか?・・・と、感覚的なことを書いてみた。これはあくまでも私の勝手な主観であるw
栃木。今日のスタジアムの雰囲気はすごく良かったと思う。特に印象的だったのは、試合開始時に歌われた栃木県の県民歌だ(松田監督も口ずさんでいた)。みんなでの合唱、これはものすごく選手達、そしてサポーターを始めとする会場にいる全ての人たちを鼓舞するものだったと思う。県民歌を合唱することで全ての意思統一、団結を図り、おらが街(県)の、おらがクラブの旗の下にアイデンティティを見出す・・・素晴らしいものだったと思います。他サポの私が感じ入るくらいだから、栃木の選手達には大いに闘魂が注入されたことだろう。試合は鳥栖が勝たせてもらったが、栃木の応援には心から感服しました。ありがとう。
にほんブログ村
絶対に勝て!
▲2009年6月10日(水)<横浜>△
日本 1-1 カタール
【得点】 OG(2)、カタール(53)
やはりガチンコ対決になると脆いよな、というのが感想。先日開催されたキリンカップではチリ、ベルギーを相手に2戦2勝。しかも共に大量得点、無失点試合とくれば、W杯予選の残り試合も楽勝だと考えた人も結構いるんではないかと思う。なぜならW杯予選の対戦相手はチリ、ベルギーよりも明らかに格が落ちるから、という理由で。
しかし、やはりカップ戦の試合とW杯出場を賭けた試合とでは選手達のモチベーションが違う、本気度が違うのである。アジア地区における日本は確かに技術面でのアドバンテージは有するのではないかと思うのだが、精神面では他の国々よりも劣っているのではないかと思う。それは今回の殆んどノープレッシャーで臨めたカップ戦で見せていたサッカーを、「絶対に負けられない!」W杯予選においては展開出来なかったところからも伺えるのではないかと思う。
日本のサッカーはハマれば面白く、輝くのだが、ハマらなければ格下相手にも苦戦を強いられ自滅していく・・・そんなサッカー。そして、そのハマるとハマらないとの中間(ノーマル)というものがない、良いか悪いかが両極端なサッカーをしている。つまりコンスタントに力を発揮出来ていない。私はそんな風に見ている。
「W杯ではベスト4を目指す!」というのは結構なことであるし、私も日本代表をもちろん応援している。でも、それを実現するためにもまずはアジアでの予選位は1位通過をして欲しいものである。それだけのポテンシャルは当然に持っていると思う。頻繁に使われるフレーズ「絶対に負けられない」ではなく、「絶対に勝つ!」という心意気を見せて欲しい。
水曜日、オーストラリアを粉砕して南アフリカへ行こう!
にほんブログ村