今年も孵化率調査の季節が参りました、昨年に埋設放流した発眼卵が、ちゃんと孵化
したのか楽しみでもありますが、ドキドキです。初期は孵化率が思ったより悪く
肩を落としたりしましたが、川底整備などをするようになり孵化率が向上したのではと
感じております。
前夜祭から車中泊して目が覚めると。。。マイナス5℃・・・本当にここは神奈川か?
車から外に出ると仲間たちが暖を取ってました、私もすぐに焚火の用意しました。
9時に続々と参加者が集まってきた、ほとんどの方が発眼卵放流の参加者で、丹沢で
釣りをしている方が中心となっている。コロナ対策で人数制限などがあり声掛けで集まって
もらっているので、知らなかったという方には申し訳ないです。当日は中津川漁協の
組合長、理事も顔を出してくれて活動資金に充ててくださいと募金してくれました。
我々が担当している下流側の発眼卵孵化率を調査しに川へ・・・・
我々は直埋設と虫篭となります、上流域では専用バイパードボックスも合わせて
使用しています。
放流した時よりも、増水していてあせりました。放流時は4トン、当日は6トンくらい
埋設場所を探すのも一苦労で、手を取り合いながら全員で探してひとつ残らず虫篭は
回収しました。
増水した影響で手が届かない場所ではレーキを使って虫篭を捜索しました。
川底整備をしている事もあり、綺麗な礫が多くて安心しました。孵化したヤマメ達は
虫篭の隙間を抜け出て浮上します。年密には虫篭の隙間より若干隙間があった方が
良いらしいですが、普通に抜け出てそうですね。ちなみに数か所はカットして隙間を
広げてあるので大丈夫です。
孵化率を上げるために、色々な努力(川底整備、徹底した消毒、埋設する場所)を
放流前にしておりますが水量や濁りなど河川状況により孵化率に影響すると思っております。
死卵が全くない虫篭もありました。
虫篭ひとつにつき300粒のうち、死卵が5個前後の場所が多く、孵化率は良い方だと
思います。
我々は大きく二か所で孵化率調査をしました、全員で死卵をチェックしました。
多くの方が要領よくできるので、私は出来るだけ口を出すだけにしておりました。
頼もしい仲間も増えて嬉しい限りでした。
上流側の孵化率も合わせて、これから発表されると思いますが、我々が担当したエリアは
95%以上の孵化率はあったと思います。成功と言えるでしょう。これで慢心せず
これからも努力を惜しまず仲間たちと頑張ります。皆さん、お疲れ様でした。