実験君、大いに歌ふ | 音楽でよろこびの風を

音楽でよろこびの風を

世間を騒がす夫婦音楽ユニット 相模の風THEめをと風雲録

昨日は高田馬場四谷天窓にてライブでした。
前もって書いたように、昨日はちょいと実験君。
まずはセットリストから。

テーマ『響き』
1.僕らはアイソトープ
2.結び目だらけの世界
3.とりかえしがつかない
4.ヴォイスパフォーマンス
5.からっぽになったその日から
6.空は空


昨日はパーカッションプレイヤーとしてのデビューです。
と言ったら本職さんに怒られちゃうな。
ヴォーカルマイクの横に、もう一本スタンドを立て
そこにウィンドチャイムと、名前を知らない、
木の実をぐりぐりするやつ(あきrarara~、教えてくれ)を
セットして、ギター演奏の合間にぐりぐりします。
演奏にかませることもありましたが、どちらかと言うと効果音的に使用。


ギターに関して。
昨日は5曲の演奏なのに、4種類のチューニングを使いました。
いわゆる変則チューニング。
響き、と題した理由の一つはギターの色々な響きを
楽しんでほしいから、僕自身楽しみたいから、というのがありました。
このチューニングのことはもっと書きたいので、
あとでまたゆっくりと。


4曲目のヴォイスパフォーマンス。
マイクにデジタルデュレイをかまして、ヒキョーな裏技を使用。
やっているほうは超快感。
かなりサイケな感じになったと思います。

ギターに関して、昨日は指弾きのみ。
まぁ、これは別にギタリスト的にはそんなに珍しいこともないでしょうが、
僕自身は今までフラットピッキング中心だったので、全曲指弾きのみ、
というのは、ちょっとした冒険でした。
ちゃんと指弾きの意味のあるアレンジにはしたつもりなので
このライブにいたるまでが、すごく勉強になったし、
今後もこれを生かしていきたいです。


歌と歌の間に入るチューニング自体を効果音のように聞かせ、
そこにウィンドチャイムもはさみつつ、
ヴォイスパフォーマンス、なんてのも入れ、
しゃべりはライブを象徴するような言葉を選んで、
全体でちょいと幽玄な世界を表現したかったのです。


みなさまの心に響いたでしょうか?


お客様がどう受け取ってくださったかは、
もちろんお客様に訊いてみないとわかりません。
自分的にはこういう方法論も面白いし、
ライブ全体を引き締める役割は、充分に果たせたと言う気はしています。
これと同じことは繰り返してもあまり意味はないけれど、
方法論としてはよし、という手ごたえはありました。
これだけでもヴァリエーションはかなりあると思うので、
また、色々考えて見ますよ。

今年はこれからも色々な実験、しますよ。
それから、曲ももっとたくさん作らなきゃ。
ヒット狙うかな(笑)


ホントに面白いな、こういうこと重ねていくと。


もちろん歌もギターも、もっともっとうまくなりたいので
そちらもレベルアップしていけば、
『実験』の範囲や規模もより拡大していくと思います。
ヘタだからできないことって、たくさんありますからね。

自分自身がこのライブをやったことにより
気づかされる部分、触発される部分、ものすごく多かった。


そして。
5月、やりきったよ~、6本のライブ。
そんなの当たり前だよ、というミュージシャンの方も多いでしょうが、
おっさん・いしはらには久々にきつい本数。
でも、今回はすべてのライブが繋がって、自分の中では意味ある形を作れたと思います。
手ごたえ、おおあり。
次に何をしたいのか、どう進みたいのかが
大きな枠でも狭い枠でも、見えてきた気がします。

これをもちろん6月以降に生かせるようにしなければ。


まずは新曲作らなくちゃ。
キャッチーなヤツね。ははは。


対バンの皆さん、お疲れ様でした。
酒井進午さん レコ発おめでとうございます。
小林恵莉加さん 素敵なギターワークとほのぼのした歌、素敵でした。
裕太郎さん 変則チューニングに、語り。オッサンと趣味似てるじゃないか。

『変則チューニング連盟=へんちゅーれん』結成だ。


そしてご来場のお客様、ありがとうございました!

おっさん、進化し続けますよ。
その気持ちをより深めることが出来た、よい夜でした。


いしはらとしひろ

http://www.sagaminokaze.com/ishihara-top.htm