旅立った母に お化粧を施したあの日 | chopinのブログ

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GWは母の命日もあったりで、楽しい日々の中、数年前のあの時、あの瞬間を思い出す期間でもあります。

 

母の命日は何と誕生日🎂と同日という、私から見たらアッパレ拍手な人生の閉じ方をしました。物を食べれなくなってから、ほんの数日で人生の幕を閉じたのですが、当日はバースデー🌹でもあったので、施設のスタッフ達もお部屋に入ってきてバースデーソングを歌って🎵。。。

 

ロビーにエレピ🎹があったので、母が施設に入居中、私はよく車椅子の母をピアノのところまで移動させて、いろいろな曲を弾いていました。そのエレピをスタッフ達がお部屋まで率先して運んでくれて、「バースデーソング歌ってあげましょう!!」って。それが、思いもしなかったのですが最後の演奏となりました。みんなで歌ってから2、3時間後に、この世界にサヨナラバイバイをして逝ってしまいました。

 

いつもピアノの音音符を聴くのを楽しみにしていた母、ショパンの「革命」も好きで楽しそうに聴いていた母。「さすがに革命はないわよね」という私に、妹が「いや、弾いてあげて」と。もう話すことも出来なくて、息を引き取る数時間前、人生最期にただただ呼吸をするだけだった母だったけど、「アベマリア」と「革命」を弾いていた時、「ちゃんと耳は聴こえているのよ。腕が大きく上がって反応してる‼️」と妹。命を閉じる前は穏やかな曲の方が良さそうだとそんな曲を選んで弾いていたのに、あんな激動的な曲を聴かせちゃって😅。。。と思っていましたが、もしかして喜んでいたのかな??と。

 

母が息を引き取った時は、まさかその日に亡くなるとは思ってなくて妹は帰宅し、部屋には私1人だけでした。急に身体がカクカクと激しく動き、私は焦って看護師さんやスタッフを呼んだのですが、看護師さんが駆けつけて「もう脈がない」と告げられた時には、もう大泣きえーん 20年以上生きた猫達の1匹が亡くなった時と同じように、体が痙攣するような様子のあと母も亡くなったので、「何なんだろう、苦しくなかったなら良いけど」とずっと気になっていました。友人の1人が、「魂が抜ける瞬間だったのね」と言った時、そうなのかも、と妙に納得した感じでした。

 

スタッフが母を清めてくれた後、私は真っ先に母にお化粧口紅をしました。とても不思議だったのは、シワも消えちゃって若返ってる!(これも友人の、「魂が体から抜け出た時に身体の毒素も抜けたのかもね」という見解?に納得した感じで。。。) お化粧した母は本当に美人になっちゃって、訃報を聞いて駆けつけた身内達が、口々に綺麗、綺麗ハートと言ってました。「シャ◯ルのボディクリーム塗ってあげているの」と話していた親友がいて、何故か母の最後のお化粧は私もそこのコスメで行こう、なんて思っていて(笑)用意していたコスメでお化粧を施しました。そして嬉しいことに、母はとっても美しくなっていました🌸 身内の1人は、「キレイ!!どこの化粧品使ったの⁉️」と😂 おまけに母を囲んでみんなで写真まで撮って。。。笑

 

あの瞬間を思い出すとまだ寂しい気持ちになるのだけど、美しく天国に旅立ってもらえたのは、少しでも親孝行できたかな、と思います。GWはウキウキする期間でもありますが、心がしっとりとしてしまう1日が入っている期間でもあります😌 あっ、そしてゆったりした時間が増えるので、こんなに頻繁にブログを書ける期間でもありますね(笑)