「ショパン 200年の肖像」という展覧会 | chopinのブログ

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先日次男がショパンの展覧会に行ってきて、「ママ、お勧めだよチョキ」と言うので、昨日展覧会の最終日というので、頑張って行ってきましたルンルン

 

 

日本とポーランドの国交樹立100周年記念イベントとして、今回の展覧会開催となったそうですぽってりフラワー 美術館の1階と2階を使っていろいろな展示がされていて、なかなか中身の濃い展覧会でした。

 

 

 

まずポーランドの歴史をお勉強。ポーランドという国が形成されたのが10世紀頃で、徐々に勢力を増して 16ー17世紀にはポーランド・リトアニア共和国というヨーロッパでの大国にまで発展。しかし18世紀に入ると他国からの支配下に置かれて、3回も分裂し、結局はポーランドという国の消滅ガーン という事態にまでなったんですね。

 

日本みたいに島国ではなく、東西南北どちらを向いても隣国と接しているから大変えーん  第一次世界大戦後独立を果たすも、第二大戦でまたソビエトとドイツに侵略されて国も分断され。。。何と1989年までずっとソビエトの衛星国だったんですねびっくり  本当に過酷な歴史を歩んできたポーランド。ベルリンの壁が崩壊したあの1989年にやっとポーランド共和国という国が出来たなんて信じられません。まだたったの30年前ですよー!! 日本は周りが海、という地理的好条件で恵まれているけれど、ポーランドは隣国に、特にソビエトに長年虐げられてきました汗

 

ショパンの人生も不穏な時代に翻弄されて、そんな中での音楽家としての活躍でした。

 

 

そのポーランドにとって、いや、全世界にとってもショパンは宝物。幼い頃からやはりその天分は発揮されていました。私はショパンのエチュードが大好きで、ブログ名もChopinを使わせて頂いています。(英語でショパン、ですが、時々チョピンと読まれてしまいます爆  笑)  イヤホン🎧を借りて説明を聞きながら歩いていると、前奏曲16番変ロ短調が流れてきて、美しい調べにグッと来てしまいました。まさに天からの調べ音譜

ポリーニ演奏の前奏曲16番変ロ短調、お勧めですラブラブ

 

ショパンもリストも超技巧と呼ばれる神業のような弾き方を求められるピアノ曲をたくさん書きましたが、ショパンの手をかたどったブロンズの手型を見ると、目立って大きな手には見えませんでした。でも手を広げると、オクターブは軽々と届いて、その指は鍵盤の上を自由自在に走っていたのでしょうビックリマーク

 

天才ショパンは、結核で倒れて39才の生涯でしたが、数え切れないほどのピアノ曲🎹を地球上に、人類に残してくれました。本当に有難うございますドキドキ

 

キレイな筆記体で書かれた自筆の手紙も展示されていました。対外的にカットしてしまっているけれど、かなり世俗的(卑猥な)内容も書いて友人たちに送っていたようで、天才と言えども人間臭い部分も当然ながらあったんですね(笑)

 

最近サボってしまっているピアノだけど、また少しずつ始めよう、と思わせてくれた展覧会でした。ショパンはスゴイ、天才すぎて、そんな陳腐な言葉しか出てきません(笑)