今年もテクニカルコミュニケーター協会主催のTCシンポジウム2017に行ってきました。
テクニカルコミュニケーションとはあまり聞き慣れない言葉ですが、簡単に言うと「取扱い説明書」や「操作マニュアル」などを制作する上で必要とされるスキルのことです。
例年は新宿の工学院大学で行われているのですが、今年は改装工事とかで小金井の学芸大学で開催されました。
1Fでは、マニュアル制作業者などがブースを構えています。毎年新しいツールも出ていて勉強になります。
この日は無料で聴講できるセッションがいくつかありました。私はドイツからお越しになっている先生のお話しを聞きました。コンテンツマネジメントについての話題でした。
もう1つ会津大学の先生のお話も面白かったです。こちらは3Dプリンタを教材に使って、テクニカルマニュアルを作るという講座の紹介です。テクニカルコミュニケーションを学ぶ学生さんが、わざわざ3D-CADや立体スキャナーの操作方法を学び、上手く3Dプリンタで造形物を作って、それぞれの機器に関する操作マニュアルを作るという流れになるそうです。
会津大学では講義は英語で行われるということで、学生さんのプレゼンも当然英語とのこと。大変感心いたしました。。
毎年、マニュアルオブザイヤーというアワードが行われていて、操作マニュアルや取扱い説明書の優秀賞を決めるというものです。
今年も実にバリエーションに富んだエントリーがありました。
これは、うちにもありますね(笑) もういうものは、機器の操作方法というよりも「美味しいコーヒーの淹れかた」みたいなカタチの冊子となっていて、機器の使い方はオマケと言う感じです。。
この後、学芸大の有名なクリームパンを頂いてから帰宅いたしました。
今年も色々と勉強になりました。