先日、病院の外来を観察調査してきました。 早朝の様子です。
朝早くでしたが、外来にはかなり患者さんがいました。
今回は、ある設備機器のデザイン開発を進める上で行動観察調査を行いました。患者さんの動きやスタッフの方の動作を見ていると、色々と気が付くこともあります。
車いすの患者さんが来ました。するとすぐにスタッフの方(ボランティアの方かも、、)が機器操作のお手伝いをします。
操作ディスプレイの位置が高く、おひとりでは操作が難しいようですが、どうやら無事に受信票を受け取れました。。よかったです♪
今度は支払機のところに行ってみました。ここはまだあまり患者さんも少なく、スムースに流れています。
恐らくもう少し遅い時間になるとたくさんの患者さんが押し寄せるのでしょう。。銀行のATMにあるような「入口/出口」の誘導案内もありました。
こういう場所をくまなく観察すると、使われているシステムの使い勝手などについてカイゼン点が見えてくるのです。今回もいくつかのヒントが見つかりました。
午後からは別の病院に移りました。少し足を延ばし、栃木まで行きました。1日に数か所廻ることはよくあります。
こちらの病院はとても大きい平面プランとなっていて、患者さんは大変かと思いました。
竣工後かなり年数が経っているようですが、院内はリフォームがされていて、とても綺麗でした。院内のインテリアも近年はかなりデザインが凝っています。
ここは午後遅い時間でしたが、外来にはまだかなり患者さんが居ます。
外装には壁面緑化の処理が施され、「癒し」の効果も大きいと思います。こういう病院には、やはり設備機器のデザインにもそれなりに工夫が必要だと感じます。
設備機器のデザインには、操作性などの「ユーザビリティ」を考えながらも、「美しさ」や「癒し効果」なども加味することが重要です。
この日は遅くまで観察を続けていたので、帰路はすっかり陽も落ちてしまいました。
今回のような行動観察はプロダクトデザインには欠かせない工程で、何度も場所や時間を変えて実施することもあります。
帰路の電車内では色々とアイデアを巡らせながら、家路を急ぎました。
途中の駅で、綺麗なデザインの発券機を見かけました。こんなところにもヒントが隠れているのです。。