先日、名古屋国際会議場で開催されていた「第6回国際ユニヴァーサルデザイン会議 in 名古屋」に参加してきました。
このシンポジウムは2年に1回開催されていて、私は2回目から参加しています。会場は毎回異なり、京都、浜松、福岡、東京、名古屋で開催されてきました。
ここの会議場は初めて訪れます。こうしたシンポジウムや学会などでは、開催場を見るのも楽しみの1つです。
参加国それぞれのユニヴァーサルデザイン取組み事例の紹介プレゼンテーションなどが行われました。
まずはインド。
続いてノルウェー。
北米、スペインと続きました。
今回は各国の観光活動について、ユニヴァーサルデザインに対応している様々な取組みが紹介され、大変興味深い内容でした。
この後、パナソニック社によるランチョンセミナーが行われ、美味しいお弁当を頂きながら、パナソニックグループのユニヴァーサルデザイン取り組み事例のプレゼンテーションを聞きました。
パナソニックグループは家電をはじめ、公共施設、美容健康、自動車など様々な分野でサービスを提供しているため、ユニヴァーサルデザイン対応する範囲も大変広いようです。
このシンポジウムは企業展示が充実しているのも特徴です。
早速、以前勤めていた日野自動車のブースに行き、ご挨拶をしてきました。路線バスのプロトタイプが展示されていました。
トヨタ自動車からは、タクシー専用車が出展されていました。一般公開するのは初だそうです。
これは、現在生産されているクラウンベースのタクシ仕様車に変わるもので、ミニバンに近いフォルムをしていて、車内も大変広々としています。
大きなドア開口と乗り降り時に身体を支えることができる手すりが黄色く塗されていることも、ユニヴァーサルデザイン対応されているポイントでしょう。
ステップにも黄色いラインが入っていて、乗り降り時には足元に注意が行くように工夫されていました。
有名なアザラシ型ロボットのパロも展示されています。
何度見てもよくできています。触ると愛らしく顔を傾げ、しっぽを振ります。充電すると目を閉じるのも可愛い。。
他にもたくさんの企業展示がありました。
このシンポジウムは、ユニヴァーサルデザインの最新動向を視察できるだけでなく、関連団体の人脈が形成できるというところも良いところです。
私は、出張に出ると時間の許される範囲で周辺の観光なども行います。今回は名古屋城に寄ってきました。
天気も良く、見事な景観です。
展示物も色々ならんでいます。
天守閣へ登りました。
天気が良かったので、眺めも最高でした。
お城に来ると、見事に積まれた石垣を見るのも楽しいものです。建造当時はどのような図面があったのでしょうか。。
そうこうしていたら、あっという間に帰京の時間になりましたので、地下鉄で名古屋駅に向かいます。
のりこし清算機の色合いなどをチエックしながら。。
東京の地下鉄とは少し違う雰囲気のホームを抜けて。。
ようやく、新幹線で帰京いたしました。
国際ユニヴァーサルデザイン会議は、2年毎に開催されるので毎回参加していると、各国、各社の進化も感じることができます。
私のようなプロダクトデザインの仕事には参考になる情報が多数あり、次回も是非参加しようと思っています。