毎年、夏になると札幌市立大学様からのご依頼で特別講義を行います。
私が担当しているのは、「人間工学」です。医療や福祉用の機器をつくるメーカーが、ユーザビリティなどの観点でどのような工夫をして商品開発しているのかを分かりやすくお話させて頂いています。
学生さんは看護学部ということでほとんどが女性です。つまり医療用の機器類を使用する側ですので、メーカー側の視点も知っておくというのは、必ず何かの役に立つと思っております。
株式会社ケアコム様から最新ナースコールシステムのデモを行って頂きました。こうした最新機種の実機に触れるということも大切だと思います。
看護学部ですので、講堂の背後には広大な実習室もあります。ベッドが沢山ならんでいます。
看護学部で人間工学やユニバーサルデザインの講義をすることは非常に大切です。看護師の方々は沢山の医療機器や設備を扱うわけですが、使用を1つ誤ると重大な事故に繋がるケースもあり得ます。
こうした職場では、その機器類が開発された背景を知っておくことで、正しく使用ができる可能性が高まると思っています。
「なぜこのパイプはオレンジ色なのか?」「どうしてこのノズルは黒色なのか?」こうした一見地味な知識が緊急事態においても正しい判断を促すと考えています。
この日は講義後に少し時間があり、株式会社ケアコム様の札幌支店にお寄りさせてもらいました。
2年前に移転したばかりの新しいオフィスです。
こんな長めの良いところがオフィスなんて羨ましい限りです。しかも大通公園沿い!
旧北海道庁も見学できました。よく晴れていたので観光客も多かったです。
通年、無料で開放しているということには驚きました。
札幌駅はいつ来ても立派ですね。一度タワーにも登ってみたいと思いますが、中々行かれません。。
今回のような人間工学、ユニバーサルデザインの出張講義は随時受付をしております。ご用命がございましたら、いつでもご連絡ください。
ありがとうございました。