昨夜に引き続き、今夜は通話が可能な「ハンド形子機」について記載していきます。
こちらも、たくさんの工夫がされています。 写真を見てみましょう。
何度かこちらのブログで説明をした通り、安全性に様々な工夫がされています。
正面の大きなボタンは呼出が必要なときに、直ちに押すことができる様に大きくハッキリとしたシリコンボタンが採用されています。
中央の「呼出」ボタン(④⑤)の周囲は夜間時に病室の照明が消灯すると「常夜灯」としてうっすらと点灯します。
オレンジ色のコード(⑥)はシーツの上で視認性確保するということは何度か記載しましたね。
本体の裏側には滑り止めになるラバー素材(エラストマ)で構成されており、電動ベッドが背上げされた状態でも、シーツ上に吸い付くように留まります。
このハンド形子機は上にあるリング部分にラバー素材を使用していて、静かでスムーズな掛けはずしができます。 夜間などには少しの音でも気になるものです。特に多床病室の場合は隣の患者さんとはカーテン1枚で仕切られていますので、なおさらですね。
このように色々な工夫がされています。とりわけ安全性への配慮、「セーフティデザイン」の採用が必要であることは言うまでもありません。
尚、このハンド形子機も握り押ボタンと同様にグッドデザイン賞を受賞しています。
つづく。