古今亭の家の芸 | 囀やのブログ

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囀やというフリースペースを、2015年4月4日しあわせの日(オカマの日、ともいう)にオープンしました。店内でのアレコレ、自宅の猫4匹とのアレコレをたらたらと綴るブログです。

こんばんは。

囀やの九月…が、のろのろと始まりました。今日は、古今亭始さん。

ホントに全くの初対面!でした。今まで高座を拝見したこともなくて。お顔は、チラシの写真で見ていて…神経質そうな人だな…気をつけよう……って、印象でした。


なので「おはようございます」とやって来た始さんとは、ホントに「はじめまして」のご挨拶から。

背が高い!

スラリとした、今ふうのイケメンさんじゃないですか。

黒羽織がよくお似合いで、カッケー!という印象に変わりました。

初対面の挨拶から、軽いジャブのような世間話を始めると、私が始さんの所属協会すら知らなかったことが判明!なので、もちろん始さんの師系も知らなかったことが、たちまちのうちに判明してしまったのでありました。

始さんにしたら『古今亭といえば!志ん朝師匠!』なんでしょうけど。すみません、志ん朝師匠…で字、合ってます?

「そういえば、小痴楽さんがよくお世話になっているっていう、しんすけ師匠が…」「そうです。志ん輔がボクの師匠です」。そうなんだ~!って、ほとんど殴られても文句言えないレベルです。ごめんなさい!




一席めの『元犬』を終えた始さんが言います。「この、元犬は古今亭の家の芸です」と。家の芸という一言に古今亭一門のプライドを感じました。

二席めは『野晒し』、そしてお仲入りをはさんで『お見立て』と、なんか弊店ではもったいないようなラインナップでした。

プロレスで言ったら、新日本プロレスがインターコンチをセミでやって、メインがIWGP…みたいなもんで、ドーム興行かよってレベルですよ。



始さん、廓噺をするのには、やはり吉原を知らなくては…と思い、しかし今の吉原に往時の面影はないから…と、歌舞伎町は花魁キャバクラに突撃したそうです。大変に楽しかったとか!

最近の若い人は『夜のはとバス』に乗っての『吉原コース』ってのは、選択肢にないんだな…と思うのでありました。