少し前ですが、数年ぶりに六本木にあるピエール・ガニェールへ
以前会計士試験の合格祝い?で確か伺ったのですが、その際はディナーコースをランチにいただき、ものすごいボリュームで驚いた記憶が
その記憶があるので、今回もお腹を空かせて伺いました
こちらの記事に書いたロブションに引き続き、義母と私たち夫婦の3人で行ってきました
こちらはミシュラン三ツ星シェフがプロデュースされた、ミシュラン東京で10年連続二つ星を獲得しているお店です
実はもっと前に伺う予定でしたが、コロナの関係で一時休業になってしまい、直前で予約がキャンセルとなってしまったのです
ANAインターコンチネンタルホテル東京の36階なので、景色が綺麗なはずですが
残念ながらとてもお天気が悪い日でした
何だか昔は東京タワーって大きいな―と思ったのですが、スカイツリーにも見慣れてきたし、周りにも高いビルがたくさんできたことで、東京タワーって小さく感じるようになってしまいました
まだまだこのあたりは建設中のビルがたくさんあって、高いビルがさらに増えそうですね
現在コロナの関係で週末のランチ営業がメインのようです
前回伺った際はディナーメニューでしたが、今回はランチメニューだったので、思ったよりもボリュームは少なかったです
以前レストランの都合で急遽休業となったことから、お詫びにワンドリンクサービスがありました
ノンアルコールですが、とてもさっぱりしていて美味しかったです
しかし残念ながら、義母がお伝えするまで、サービスを忘れられてしまっていました
レストラン都合だったことから、キャンセル時に次回のドリンクサービスの提案があったそうですが、忘れられていたのはちょっと残念でした
あとアルコール提供ができないので、現在ノンアルコールのみになっていますが、ジュースも種類がかなり少なかったです
ロブションはノンアルコールでも楽しめるように、ノンアルコールのペアリングがあったり、種類もかなり豊富になっていましたが、ピエールガニェールではノンアルコールの種類を増やす対応はないような感じがしました
アミューズは見た目がおしゃれ
1口でいただけるものが5種類あります
温かいものはどれかを先に説明いただけて、食べる順番のオススメも教えていただけます
バケットは3種類で、1番上のミルクパンだったかな?これが一番おいしかったです
前菜は5種類
こちらのお店は小さいお皿に少しずつお料理がのってくるのが特徴的
以前伺った際はメインもデザートも5皿ずつくらいで驚いてしまいましたが、今回はランチだったからか前菜のみ5皿でした
ゲヴェルツトラミネールの香るメロンのソルベ ハイビスカスのジュレ 胡瓜とミント
暑くなってきたこの時期にぴったりのさっぱりしたジュレでした
カンパチのタルタル セミ・ドライトマトとロケットサラダ 緑オリーブのコンディモン
こちらはカンパチもたっぷりで、美味しかったです
ほうじ茶の香るトウモロコシのシャンティー
こちらのお店はちょこちょこと日本の食材を生かしたお料理があるのが面白いなと思います
こちらもほうじ茶の香りがするというのが特徴的
サラワクペッパーを効かせたイベリコ豚「プルーマ」
剣先烏賊とセロリ
セロリが苦手な夫は事前に伝えていたのでセロリではなくなっていたようでした
セロリってあまり日常では出会わない気もするのですが、こういったお店では時々出てくるので、苦手な方は事前に伝えた方が良いですね
1品ずつはそれほど多くないので、どれも少しずつ楽しめるのがよいです
味に結構特徴があるものが多い印象なので、このくらいの量がちょうどよかったです
スイカのガスパチョ 才巻海老 コリアンダー
私はこれが1番好きだったな
スイカの味がするのですが、パクチーの味もするし、それが絶妙に絡み合って良い感じでした
ただどちらも苦手な方がいらっしゃると思うので、好みがわかれるかなぁという感じ
お魚料理は
貝類の香るバターでポッシェした尾長鯛のエスカロップ サラダ菜のブイヨン
ズッキーニ/枝豆/鴨生ハム
ブイヤベースのコロッケ バジルの香るアイオリ
奥に写っているのがコロッケです
一口サイズですがとても美味しかったです
ソースはバジルで作っているとのことですが、これだけの色をつけるには大量のバジルが必要なようです
少ないソースでもとても手間がかかっているんですよね
お魚もグリーンのソースでちょっと驚いてしまいましたが、さっぱりしていて美味しかったです
とくに鯛のお魚と鴨の生ハムが美味しかったなぁ
お肉は
黒毛和牛フィレ肉
お肉が美味しいのはもちろんですが、ソースがとても美味しかったです
この日最も3人が美味しい!!といったお料理でした
とても時間をかけて作られているんだろうなと分かる、複雑だけどとても美味しいソースでした
ソースがとても美味しかったとお伝えすると、ソースへのこだわりなどもお話いただけて勉強になりました
最近はパッと作れる、というのが主流だったりするようですが、こちらでは時間と手間をかけてじっくりと作ることを重視しているそうで、その結果ソースにも感動するんだなぁということがよくわかりました
最後はデザート
ここで問題が
3人とも同じデザートが出てきたのですが、夫はアルコール不可なのです
リトマス紙並みに、ちょっとのアルコールでも反応して顔が赤くなるので、毎回必ずアルコールが飛んでいるか、飛んでいない場合は違うものに変えていただくようお願いしています
今回ももちろん義母からお伝えしていたはずなのですが、聞いていなかったと言われてしまい…
食べる前に念のため「アルコール大丈夫ですか?」と確認していたのでよかったですが、危うく食べ始めるところでした
アルコールの有無、アレルギーの有無はとても大事だと思うので、もう少し慎重に管理していただきたかったなと思いました
もちろんお店が悪かったのではなく、何か連絡がうまく伝わっていなくて、今回のようなことになってしまったのかもしれませんが、アルコールの有無に対する意識が少々低そうな反応だったのが残念でした
こちらの記事に書いたロブションでは、相当気を使っていただき、お酒が入っているものは徹底的に調べて、アルコールが飛んでいるかどうかを確認して下さいました
アレルギーもほんの少しでも体調に変化が出てしまう方もいるし、こういったお店だからちゃんと対応いただけるだろうと思ってお願いしていたりするので、最後にちょっと残念だなと思ってしまいました
デザートはピエール・ガニェールひらめきのデザートということで、3点でした
こちらはピスタチオのムースと間にジュレが入っていて、そのジュレがアルコール入りでした
私もあまりアルコール得意ではないので、ちょっとアルコールの味を感じてしまい、飲まないものには少々苦手な感じに…
こちらは桃のコンポート?が下にたっぷりあり、甘すぎずアイスと絡めると美味しかったです
こちらはチョコがビターなので、やや苦いデザートでした
美味しいものもあるのですが、何となく全体的に癖が強くて、デザートは私はもう少し甘いものを食べたかったです
以前いただいた際はそんな風に感じなかったのですが
なお夫の分は、アルコールが入っているジュレなどを抜いて、作り直して出してくださいました
対応はとても早くて助かりました
前回伺った際はもっと全体的に食べやすいお味だった気がします
今回はお肉を除いて、ちょっと癖が強いものが多く、美味しいものもあるけど、少し苦手と感じるものがあったりしました
それは私の舌がおこちゃまなのかもしれないのですが、ロブションは全部美味しい、と感じたし、多分多くの人が好きな味になっていたと思いました
ロブションは複雑なのだけど、癖がなく食べやすい味だなと感じたのですが、今回は使われている食材が全体的に好みがかなりありそうなものが多かったのも、癖が強いと感じてしまった要因かも…
どうしても先日伺ったロブションと比較してしまうのですが、同じ星付きのレストランとしては、ちょっとサービス面もお味も残念な部分がありました
お値段も違うので、同列で見てしまってはいけないと思いますが、実は帰りの車で3人が同じような感想でした
数年前に伺ったときは、とても美味しくて、今回も久しぶりで楽しみにしていたのですが、ちょこっと残念
お料理は好みがあるので、人それぞれ感想が異なると思いますし、あくまでも私の感想です
高級店に通っている舌ではないので、良いお店の味を知らないだけだったらごめんなさい
ちなみに当然ですが、こういったお店は感染対策はバッチリです
席と席も離れているので、安心して楽しめると思います
今週末からはディナーも再開するようです