この記事は備忘とこちらの記事に書いたように、もし今後受ける方の参考になれば…と思い書いたものです。

 

 

試験を受けた感想の箇所には、何が出題されたかも記載しているので、2018年の試験に何が出たかをまだ知りたくない方は、その部分は読み飛ばしてくださいアセアセ

 

 

 

【監査実務】

 

星勉強法

 

 

会計実務の次に不安だった監査実務。

 

 

なんといっても私は監査経験がとても少ないです。

 

 

この科目については監査法人に勤務していないと圧倒的に不利と聞いたこともありました。

 

 

監査経験が皆無ではないものの、大半の方が試験を受けるまで監査法人に勤めているので、今監査法人に勤めていない私は相対評価では間違いなく不利です。

 

 

さらにもともと私は監査論がとっても苦手でした。

 

 

短答式試験ではダントツで成績が悪く…

 

 

論文式は割と得意なほうではありましたが、監査論に対する苦手意識は試験でも実務でも強く、この科目は修了考査でも漏れなく苦戦しました。

 

 

修了考査の監査は短答式や論文式ではあまり問われない、実務の内容を問われる傾向があるので、まずはその部分について、再度論文式の時に使っていたテキストを読み直しました。

 

 

実務で普段からやっている方はこんな必要はないと思いますが、離れていると基礎部分を忘れてしまっていたりするので…

 

 

その後、修了考査用のテキストを使用しました。

 

 

 

 

 

私の場合はテキスト以外に監査六法や委員会報告書など、調べるツールすら持っていなかったのですが、これはさすがにまずいと気づき、ひとまず論文式用の法令基準集を購入しました。

 

 

 

 

 

法令基準集に全部載っているわけではないですし、TACで自習していると見たことがない違う本を使っている方もいましたが

試験3週間前からとなると時間もないので、とりあえず使い慣れている法令基準集で必要なところを読んで把握するという方法にしました。

 

 

 

これ使ってる人、あまりいないかもしれませんが、監査をやっていない人には手っ取り早く勉強するためにオススメです。

 

 

テキストには委員会報告書のどこの箇所かは書いてあっても細かい説明がなく、体系図が書かれているだけの部分が多かったです。

 

 

試験は実務的な内容が多く、委員会報告書の箇所を記載するような試験ではないものの、この基礎部分が分かっていないととんちんかんな記載をしてしまう危険があるので、一通り勉強しました。

 

 

その後は実務の部分ですが、ここは実務を全くやっていないと厳しいなと感じました。

 

 

1年弱ですが監査経験はあったので(今も時々任意監査とかはやっているのですが)、こんなのあったなーと懐かしく感じる部分もありました。

 

 

やっていない内容でもある程度はイメージができるという点では短くても監査経験があったのは大きかったと思います。

 

 

サラッとテキストで学びましたが、この部分でアドバンテージをつけるのは監査経験が乏しい私には厳しいので、答練からやりました。

 

 

答練でみんなが押さえるポイントを押さえて、最低限の解答ができるように準備しました。

 

 

また四半期や連結の監査についても、多少のイメージはできるものの、深くは学んでいないので、答練を利用しながらインプットしました。

 

 

最低限、答練と答練の解答に追記されている例題はできるようにしよう!と思い、2~3回答練をやって解答できるように準備しました。

 

 

内部統制監査や不正に関しても結構時間をかけました。

 

 

手を抜いたというか、あまり触れなかったところは答練に出ていない実務の問題です。

 

 

答練ベースで勉強される方が多いと思うので、答練に出ていない論点かつ、実務でたまたまやった人は分かるかも?という論点は、もし出ても差がつかないだろうと思っていました。

 

 

過去問は最後にサラッと全部見ています。

 

 

答練ほど何度も見たりはしていませんが、似た問題が出る可能性はあるので、考え方を把握したり、問題の出題傾向をつかむためにも解答と照らし合わせながら見た感じです。

 

 

過去問の中でも苦手な箇所やフォローしていない箇所だった場合はテキストや法令基準集も見直しました。

 

 

一度目に入れた部分は意外と覚えていたりするものです。

 

 

特にこの試験は短期間勝負なので、試験近くに見た記憶で解答できるものもあります。

 

 

もちろん実務で使うために、と考えたら継続的な記憶が必要ですが、試験に突破しなければ話にならないので(落ちたら次は1年後ですし…)受かるための方法として、直前に見て目に焼き付けるという方法もアリだと思っています。

 

 

ちなみに問題の傾向、答え方を知るために、早めに過去問や答練はチェックしておいたほうがよいな、と感じました。

 

 

論文のときと出題の傾向や答え方は似ていると感じる部分もありましたが、実務に関する問題も多いので、問われ方とかを事前に把握してから勉強するのも大切かなと思いました。

 

 

星試験を受けて

 

 

まず試験問題とは関係ないのですが

 

 

試験中眠くて寝そう

 

 

でした。

 

 

お昼食べ過ぎたのかも…笑

 

 

お昼過ぎの試験で、3時間の会計実務の後なので、とっても辛かったです。

 

 

あとは1問目からふわっとした解答しかできず、私の中で監査論の試験っていつもそうだったのですが「これっぽい」という解答ばかりになってしまって。

 

 

今回もそんな解答ばかりになってしまい、だんだん眠くなりました。笑

 

 

会計とか税務だと「絶対これはあっている!」と自信を持てるのですが、なぜか私は監査だけはそうやって解答ができないのです。

 

 

結果として点数が取れていても、試験中にできているという実感をもつことが最後までできませんでした。

 

 

分かってはいたことですが、監査に向いていないんでしょう。笑

 

 

そして試験時間が3時間と長く、3時間文字を書き続けるって無理だなと思いました。

 

 

手が死ぬほど痛い

 

 

普段PCがメインで、手書きに慣れていないので尚更ですが、それにしても書き続けるのはめちゃくちゃ手が辛かったです。

 

 

3時間で解くことを想定しているので、問題量も多いし、監査に関してはできるだけ書いておいたほうが部分点を狙えるので、解答用紙を埋めたい気持ちもあるし…

 

 

かなり手に負担がかかることは意識しておいたほうが良いと思いました。

 

 

問題内容は最初の問題は実務で売価還元法の監査をしたことがある人は有利だったのかもしれませんが、他はあまりどの業種の監査をやっていたから有利という問題ではなかったかなと思います。

 

 

そういった運の要素で差がつかないように、監査全般に関しての適切な理解と、きちんと勉強をしてきたかの試験になっているのは助かりました。

 

 

もちろん監査経験がある方は勉強量は少なくても大丈夫だったりすると思いますが、監査経験があまりなくてもすごく心配するほどではないかなと思います。

 

 

勉強時間を監査経験がある人より費やせば、落ちてしまう…というほどにはならないかなと。

 

 

ただ論文式試験と違って法令基準集の持込もないので、理解+暗記をしていないと書けないのは辛かったです。

 

 

また試験後に周りを見ると、みんなびっくりするくらい解答用紙が埋まっていました。

 

 

ということは、少なくとも埋めておくというのは必要だなと思いました。

 

 

何も書いていなければ0点なので…

 

 

本当に何も分からないないようだったら、時間をかけて解答用紙を埋める必要はないかもしれませんが、監査って「それっぽいワード」を書くことで点になることもあると思うので、とりあえず埋めることは大事だなと思いました。

 

 

 

星最後に

 

 

監査に関しては今の会社でも「監査法人の人と差がつくから気をつけたほうが良い」と言われていましたし、たしかに実務の経験が乏しいことはネガティブ要因ではありました。

 

 

が、逆にきちんとやらないと監査で落ちる、という意識もあったので、サボることがなかったのは良かったのかもしれません。

 

 

監査をやっていないと不利ではあるかもしれませんが、監査をやっていなくても受かることも事実です。

 

 

監査法人を辞めるときに「修了考査で苦労するよー」なんてことを言われたこともありました。

 

 

もちろん監査にかける勉強時間は、法人勤務の方よりも多くなるとは思いますが、他の科目で法人勤務の方よりも有利になることもあると思います。

 

 

もし監査法人にお勤めでない方で修了考査が不安な方がいらしたら、あくまで私の考えですが、監査法人に勤めていないから圧倒的に不利になるというほどでもないとお伝えしたいです。

 

 

3年間会計士合格者として働いてきたのであれば、科目ごとに人それぞれ有利不利があると思うので、自分があまり触れてきていない科目は時間をかけて勉強をする、という意識を持っていれば良いのではないかと思いました。

 

 

監査法人に勤めていない方は、監査論の実務は不利になることは間違いないので、他の科目よりは早めに、時間をかける意識をもっていれば大丈夫かなと感じました。

 

 

ちなみに私はどうしても監査は苦手意識が強くて、後ろに回すとやらなくなるので、必ず朝一に勉強していました。

 

 

例えうまく進まなくて、朝3時間監査に時間を使ってしまったとしても、逃げないという意味では必ず朝一に勉強することに決めていたのは良かったのかなと思います。

 

 

 

 

【職業倫理】

 

 

星勉強法

 

TACのテキストは監査の後ろにちょこっとくっついているといった感じでした。

 

 

とても分量が少ないので、すぐに終わるだろう!と思い、早めに暗記を始めました。

 

 

最低限テキストに載っているところは暗記したほうが良いと思います。

 

 

法令についても細かい箇所まで覚えてしまえば出ても安心かなと思いました。

 

 

とにかく範囲は少ないので、会計士試験を乗り切ってきた人からしたら余裕で暗記できる量だと思います。

 

 

そして答練を見たところ、職業倫理についてはテキストに載っていないなー、足りないなーと感じるところがありました。

 

 

また過去問を見ても、もう少し深くやっておいたほうが安心だなと思いました。

 

 

この試験、1科目でもあまりにひどい点数を取ると足切りになるので、範囲が狭いからこそ、この科目は怖いと思いました。

 

 

範囲が狭いからきちんとやっておけば人と差がつくことはあまりないと思いますが、やらないと点数が全くもらえなそうです。

 

 

そのため倫理規則についてはもう少し深く勉強しようと思い、補習所のテキストを使いました。

 

 

 

 

 

念のため補習所のテキストは全て取っておいていたのですが、まさかのここで役立つとは!

 

 

こちらのテキストのほうが私は理解しやすくて良かったです。

 

 

倫理規則は基本原則、セーフガードを問われる問題が多く、これは正しく書ければ点がもらえますが、間違えたらいくら色々書いても点がもらえません。

 

 

そのため基本原則とセーブガードは何度も読みました。

 

 

過去問を見ると、この補習所のテキストから出てたりもしたので、このテキストを取っている方は少し見ておくと良いかもしれません。

 

 

 

星試験を受けて

 

 

職業倫理は12時間の試験の最終科目、最後の1時間です。

 

 

ものすごく疲れている中での試験ですが、救いは比較的書く量が少ないところでしょうか。

 

 

早く終わる方が多いのかお手洗いに行く方も多かったと思います。

 

 

ただ最後の1科目とはいえ、あまりに成績が悪ければ試験に落ちてしまうので、集中は大切だなと思いました。

 

 

前回落ちてしまったTAC時代の友人と会場で会ったのですが、前回落ちた原因は絶対に職業倫理だったと言っていました。

 

 

どうやら全然勉強しなかったとのこと…。

 

 

最後の1科目、さらに1時間なので気が抜けてしまいますが、やはり最低限の勉強と集中は大切なようでした。

 

 

試験問題は法令は一切でなくて、職業倫理のみでした。

 

 

ちょっと偏りすぎじゃない?という感じはありましたが、まぁ大切なのは倫理規則ってことでしょうか…。

 

 

きちんと勉強しておけば基本原則もセーフガードも全部間違える人はいないのではないかと思います。

 

 

逆にさぼるとその部分が0点になるので、足切りリスクは上がると思います。

 

 

 

星最後に

 

とにかく人並みには勉強しておくのは大切だと思います。

 

 

満点を取る試験ではないし、配点としては他の科目よりも低いですが、それを理由にサボると痛い目に遭う科目かもしれません。

 

 

逆に範囲は他科目より狭いので、きちんと勉強すれば安心して受けることができて、気持ちよく試験を終われるかなとは思いました。

 

 

すごくできていたかは分かりませんが、さすがにこの科目で足切りになるような出来ではなかったので、最後の科目は安心して終えることができました。

 

 

最後の15分くらいは、試験終わったし来週何しようかなとか、年末年始は○○したいなとか、遊ぶことばかりを考えていました。笑