引き続き、『2026年 日本はこうなる』(三菱UFJリサーチ&コンサルティング)を読んでいる。
https://note.com/saekiworld/n/n6b2bf742b094
古い羅針盤 2025 第一巻
本書は、2025年の一年間に書かれた思考の記録を、新たな視点で再編集したものである。
老い 身体 不安 お金 社会 国家 共生 宗教 死
これらは本来、切り分けて考えられるものではない。
生活の中では、常に絡み合いながら現れる。
当初は「生命」「健康」「億り人」といった分かりやすい分類で整理してきたが、
書き進めるうちに、それだけでは収まりきらない
主題がはっきりしてきた。
そこで本書では、
文章そのものを書き換えるのではなく、
読み取るための枠組みを改めて与えるという方法を選んだ。
本書は、答えを与える本ではない。
むしろ、老いの中で人が何を考え、
どこで立ち止まり、
どこへ向かおうとしているのかを辿る記録である。
最初から順に読む必要はない。
関心のある章から拾い読みしてほしい。
4)老いた身体と社会の摩擦
――パンデミックは、身体に何を残したのか
パンデミックは、社会的な出来事として語られることが多い。
感染者数、医療体制、経済への影響。
だが実際には、それ以前に、
身体感覚の質を変える出来事だった。
感染したかどうかに関わらず、
多くの人が、自分の身体を疑うようになった。
咳や倦怠感、微熱といった曖昧な兆候が、
以前より重く受け止められるようになったからだ。
この章に収めた文章は、
パンデミックそのものを論じるものではない。
また、医療や制度の是非を問うものでもない。
ここで扱っているのは、
病名がつく以前の不調、
診断の外側に置かれた身体感覚、
そして「以前と同じように身体が使えなくなる」という実感である。
パンデミックは、老いを加速させたわけではない。
ただ、老いがすでに始まっていたことを、
否応なく可視化した。
社会が緊張し、
人との距離が変わり、
日常のリズムが断ち切られたとき、
身体はその影響を正直に引き受けていた。
以下の文章は、
その変化を整理しようとした記録ではない。
むしろ、整理できないまま通過した感覚を、
あとから拾い上げたものである。
ここから先は、
明確な結論も、回復の物語も用意されていない。
ただ、
あの時間が身体に何を残したのかを、
一緒に確かめていくだけだ。
2026年も、このブログを書いている時点で、すでに第1四半期の大半が過ぎている。したがって、今さら予測など時すでに遅し、という感もある。しかし、振り返りながら未来を読むことは歴史を学ぶ基本でもある。しばしお付き合い願いたい。
『2026年 日本はこうなる』(三菱UFJリサーチ&コンサルティング)を読んでいる。本書の冒頭では、日本社会は「分配の転換点を迎えた」と評されている。まさに現在、力による現状変更が国策として堂々と行われる時代を、私たちは目の当たりにしている。
https://note.com/saekiworld/n/nca34a9118fb9
古い羅針盤 2025 第一巻
本書は、2025年の一年間に書かれた思考の記録を、新たな視点で再編集したものである。
老い 身体 不安 お金 社会 国家 共生 宗教 死
これらは本来、切り分けて考えられるものではない。
生活の中では、常に絡み合いながら現れる。
当初は「生命」「健康」「億り人」といった分かりやすい分類で整理してきたが、
書き進めるうちに、それだけでは収まりきらない
主題がはっきりしてきた。
そこで本書では、
文章そのものを書き換えるのではなく、
読み取るための枠組みを改めて与えるという方法を選んだ。
本書は、答えを与える本ではない。
むしろ、老いの中で人が何を考え、
どこで立ち止まり、
どこへ向かおうとしているのかを辿る記録である。
最初から順に読む必要はない。
関心のある章から拾い読みしてほしい。
これは完成された思想書ではなく、
一人の生活者が世界と折り合いをつけ直していく過程を
そのまま残した一冊である。
3)医療と健康の距離感
まえがき
医療は進歩した。
だが健康は、必ずしも比例して向上していない。
治療と予防、
安心と依存。
その距離感を、
私たちはどのように測ればよいのか。
タンパク質に酔う
暫くお休みしていたBS番組のヒューマニエンスを観た。今回の題材はタンパク質。その昔、タンパク質が足りないよというキャッチコピーのTV広告があった事を覚えているが、当時に比べると、現代科学の進歩でその必要性がより明白になりつつあるようだ。人体の水分率は6割、残りはこのたんぱく質が2割近くを占めていて、重量だけでも半端ではない。残りは同等の重量を持つ脂質である。番組に拠れば、細胞内では、DNAによって設計された各種タンパク質が人間では10万種あり、ありとあらゆる機能を背負って居る。細胞内を自ら移動するモノもあれば、多種多様である。代表的なモノに、コラーゲンやケラチンを言われる構造物(肌、髪)、アミラーゼやリパーゼと呼ばれる消化酵素、ヘモグロビンやフェリチンと呼ばれる輸送機能をもつモノ、ホルモンなどのシグナル伝達モノ、更には、お馴染みの抗体もタンパク質によって出来ているのだ。警察本部にDNAが居て、末端の警察官がタンパク質であると、MCの元刑事役の織田裕二が受けを狙っていた。更に、番組では最先端の研究で、各生物の代謝に関わるマップ図が作成されつつ、こうした百科事典を整備してゆくことで、難病の治療などに役立つ将来像が語られていた。当然、私の愛して止まない腸内細菌もこのマップ上に、人類の共生体として、組み入れられていて、互いに不足する部分を補っていることも鮮明となっていた。将来、この図鑑を使って、各個人が欠けている代謝機構を解析し、治療などに役立てたいと中々勇ましい。こう考えれば、人体の中は高速で行われる化学反応で成立している。その中心がタンパク質であり、体内で発生するエネルギーであるのだ。
ほんの少し前まで、巨大IT企業が構築したプラットフォームがネット社会を席巻していた。いわゆる GAFAM と呼ばれた時代である。それぞれが人間に例えられ、心、知能、手足などの機能を代替する存在だとも言われていた。
そして今は、AIの時代である。しかし、それは「脳だけで人間のすべてが動いている」と勘違いすることにも似ている。AIは脳のような存在ではあるが、身体を持たない。さらに人間と同様、経験知をベースに設計されている。
『騙されるAI――「不可解なパートナー」人工知能との付き合い方』(講談社+α新書、宮田晋次氏)を読んでいる。技術書というよりリスク論の書と言えるだろう。
https://note.com/saekiworld/n/n6a2015336b92
先月まで、NHKドラマ「テミスの不確かな法廷」を家人と楽しんで観ていた。松山ケンイチ扮する安堂清春は、東京から前橋地方裁判所第一支部へ異動してきた裁判官である。だが彼は、内面では自閉スペクトラム症(ASD)とADHD(注意欠如多動症)と診断されている、いわば行動特性を抱えた人物でもある。
「わからないことを、わかっていないと、わからないことはわかりません。」
法廷で繰り返される安堂のこの言葉に、司法の在り方を改めて考えさせられた視聴者も多かったのではないだろうか。
現在、「検事の本音」(幻冬舎新書・村上康聡氏)を読んでいる。氏によれば、2022年時点で検事は1954名、副検事は約800名という構成で、年間の任官数は76人ほどだという。人数から見ても、検事という職業がエリートであることは間違いない。しかし同時に、非常にブラックな職業でもあるようだ。
https://note.com/saekiworld/n/nf11655798c20
古い羅針盤 2025 第一巻
本書は、2025年の一年間に書かれた思考の記録を、新たな視点で再編集したものである。
老い 身体 不安 お金 社会 国家 共生 宗教 死
これらは本来、切り分けて考えられるものではない。
生活の中では、常に絡み合いながら現れる。
当初は「生命」「健康」「億り人」といった分かりやすい分類で整理してきたが、
書き進めるうちに、それだけでは収まりきらない
主題がはっきりしてきた。
そこで本書では、
文章そのものを書き換えるのではなく、
読み取るための枠組みを改めて与えるという方法を選んだ。
本書は、答えを与える本ではない。
むしろ、老いの中で人が何を考え、
どこで立ち止まり、
どこへ向かおうとしているのかを辿る記録である。
最初から順に読む必要はない。
関心のある章から拾い読みしてほしい。
これは完成された思想書ではなく、
一人の生活者が世界と折り合いをつけ直していく過程を
そのまま残した一冊である。
2)身体の不調という曖昧さ
まえがき
検査では異常がない。
だが、確かに違和感がある。
現代医療は明確さを求めるが、
身体は必ずしも明確ではない。
以前からこのブログでは、フェミニズムという視点で書籍を何度も紹介してきた。なぜだろうか。今になって、その疑問に突き当たっている。自己主張の強い家人の存在、そしてZ世代の息子のフランクな価値観の影響が大きいのは確かだ。しかしそれ以上に、この揺れる社会の中で、男女格差のような問題を放置できないほど、現代社会が脆弱化していると感じているからかもしれない。
『私の身体を生きる』(西加奈子、村田沙耶香、金原ひとみほか)を読んでいる。本書は文芸誌『文藝』に連載されていた、17人の作家によるリレーエッセー集である。
https://note.com/saekiworld/n/nf67e4649e43d
今日は、習慣づくりの中級編です。 小さく始めることができたあなたは、もう十分すごいです。 三日坊主だった自分から、少し抜け出し始めています。 ここからは――「当たり前」になる人の段階です。 習慣は、正しいから続くわけではありません。気持ちがいいから、続きます。達成感。安心感。ちょっとした誇らしさ。この感情があると、人は自然とまたやりたくなります。だから中級では、“感情を設計”します。 まずひとつ目。成長を、見えるようにしましょう。回数を数える。カレンダーに丸をつける。記録を残す。できた証拠を、目で確認できるようにする。それだけで、脳は「続けたい」と感じます。 ふたつ目。休んでもいい、と決めましょう。続く人は、一度も休まない人ではありません。休んでも、戻ってくる人です。一日できなかった。それでもいい。ゼロにしない。これが、やさしい継続のコツです。 そして三つ目。環境を味方にしましょう。やる気に頼らなくていいんです。本を机の上に置く。運動着を出しておく。時間を決めておく。やる気は不安定。環境は安定。あなたを助けてくれるのは、意志の強さではなく、仕組みです。 中級は、努力から、自然へ。がんばるから、当たり前へ。あなたはもう、続けられる人になり始めています。 焦らなくて大丈夫。ゆっくり、でも確実に。 今日もひとつ、やさしく積み重ねましょう。 このチャンネルでは人生100年時代を生きる知恵をお話ししています。 よろしければチャンネル登録をお願いします。 次はお金の話、第2部:収入と支出の再設計を説明予定です。
先週の評点:
「戦略的暇―人生を変える「新しい休み方」」(〇):森下彰大 (著)、「60代、日々好日 時々ため息」(〇):唯川恵 (著)、「善良なウイルス 世にも数奇なファージ医療の歴史」(◎):トム・アイルランド (著), 野中 香方子 (翻訳)、「ぼくらがAIBOをつくった:ソニー・ロボティクスの挑戦」(◎):黒川文雄 (著)
「戦略的・・」は働き過ぎな人への警鐘本である。「60代・・」は既に70代を超えた氏の20年間のエッセー集とも言える。「善良な・・」はある意味衝撃的な書籍である。この世の神の申し子と信じる微生物の天敵の登場である。「ぼくら・・」は早過ぎた商品の黒歴史でもあろうか。でも、やっぱりSONYって、凄い文化を底流に持っている。
https://note.com/saekiworld/n/ndb7f980e3e32