親の影響で幼少の頃からブラックミュージックを聞いていた俺は、思春期の頃にはどっぷりR&Bにハマっていた。
そんな折、TVKのビルボードトップ40で出会ったのがadina howardのmy up and downだった。エロい曲が大好きだった俺はadina姉さんのエロくも美しい音にすっかり魅了された。そしてpvのストレート過ぎる表現に衝撃を受けた。ストレート過ぎるのに芸術性を感じさせる絶妙なものだった。
心地良いサウンドはまるで曲を聴いているだけでセックスしているような感覚だった。
しかし、当時中学二年生だった俺は童貞だったため、本物のセックスを知らなかった。そして、当時読んでいたブラックミュージック雑誌「フロント」に掲載されていたこの曲が紹介文には「童貞はこの曲禁止」と書かれていた。
もちろん、それはこの曲のエロさを表現するための文言であり、実際に18禁といったものではなかったが、当時思春期だった俺はこの曲を買うのは、まるで童貞小僧が背伸びしているようにCD屋の店員に思われるのではないかと思い、買うのを躊躇していた。
そうこうしているうちに、すっかりこの曲のことを忘れて青春を送っていたが、先日とあることがきっかけで20年ぶりにこの曲に再開した。
お陰様でセックス大好きな大人になってしまったが、20年前に感じた「曲を聴いているだけでセックスしているような感覚」は確かに正しいものだった。
20年の時を経て、もはや年下となったadinaと曲で戯れる