著者の弓場秀樹さんはコンピュータ書分野でデータベース構築の本をいくつも持っている人。
コンピュータ畑と言うと文章とは無縁のように思われますが、実際には現実世界をいかにデジタルな世界に移しこむかと言う作業をしているので、その中では説得力やコミュニケーション能力ってすごく大事なものなのです。
少し前にベストセラーになったきたみりゅうじさんの「SEのフシギな職場 」シリーズなど、SE職から転職して文章書きになるひともいますし。
この「気づきの技術」では何かに捉われている○○な人の事例をあげ、その裏の心理として「本当は××なだけ」と気づかせ、「□□な人になろう」と言う呼びかけで〆る、と言う構成で54の気づきを提供しています。
これまた通勤電車で読むには軽くていい感じです。
何となく何かの連載モノかメルマガっぽい感じ。流行ですね。
一つだけ気になったのが「変化を嫌がるな」と言う項。
今の状態から変わろうと思わなければ、よくなることはない。今の状態は未来になれば減価償却やら時代の流れにおいていかれるやらで、将来的には今の位置より衰退していく、だから変化を嫌がるな。
「それはわかる。けど仕様変更は別だと思うな~(^^;」
仕様変更はお金と時間を伴うので、必ずしも「変化を恐れない」と言うことは得策じゃなかったりします。FIXしないと開発にかかれないんだもん。開発に掛かってから仕様変更受け入れてたらあっという間に資金ショートしちゃうじゃん…。
と言う事で、この手の本の形式だと一面的に文章が読まれてしまうので、他のコラムと矛盾してンじゃん~とか、妙な疑問符が残っちゃうやり方なんだな~とちょっと納得した午後でした(笑)
- 著者: 弓場 秀樹
- タイトル: カンチガイしている人のための気づきの技術―よくわかる44の場面集

