書籍バブルについて~勝間女史の反論と切込 | sadojohnbobcのブログ

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新型インフルエンザに対する日本の対応に関して、そろそろ自社のブログだしひとこと言っておくか. 誤解を恐れず言ってしまうと、もうハッキリ言ってこれはもう、「 ネタ 」ですね. 連れの会社が(接客業だが)マスクを全社員がするとか上から命令下りてきたそうだが、もう 「異常」を通り越して「ネタ」 . 超迎合じゃんマスコミに. 視聴率アガるからやってるだけでしょ(それだけじゃあないけどねもちろん). 会社命令とかそこまで行っちゃうと 集団ヒステリー でしょ. もちろん「感染はさせませんよ」的なスタンスや見せかけは大事だが、「自分の脳みそで考えずに」そんなことをやってる会社や人間がいるから、「ウチの子に伝染ったらどうすんだ! 」とか言われて、 校長が泣いちゃったり するんだよ. アホかと. アメリカ や ドイツ に住んでる人のブログなんかを見ると、その辺はもうリアルに「おかしいでしょ」と. でもねー、そもそも 超過死亡の概念 によると、インフルエンザが関係して、日本国内だけで 1万人以上亡くなってる年とかザラ . あのさー. ※社会実情データ図録 より抜粋 もちろんね. 今回のは 「新型」だから、予防方法や、今後の突然変異的なウィルスの成長や強さがまだわからない . だから疑心暗鬼になるのはいたしかたない. でも、「 疑心暗鬼すぎて、彼女を殺した犯人を階段から突き落とそうとしたら、それが自分の彼女だった系 」の悲劇も避けたいんです( この話 ですね. 知ってますか(ゲキコワ)). 俺は個人的にオカシイのだろうか. 海外に行くのは罪になってしまうのだろうか. 周りに言ってみても、「そうは言っても、自分もかかりたくはないしさー. 」っていう答えにもならない答えが( そりゃ当たり前だろが )返ってくるばかりで、昨今ずっとイライラしていたところなのだが. 京都大学 がふつーに言ってくれてました. 超スッキリした. 本学においては、今回の新型インフルエンザへの対応のため、感染症対策 会議 およびインフルエンザ対応 専門家 グループ を設置し、医学的、生物学的見地をふまえ対応方針(最新の方針は 平成 21年 5月20日 付け第4版)を決定してきたところです. 今回の、京都市内においての感染確認をふまえ、上記対策会議等で検討の結果、 本学においては、現時点においては、通常どおりの授業を行う こととします. 【重要】新型インフルエンザに対する本学の方針について(第4版)【5月22日更新! 】 - 京都大学 休校はしねえと. そして以下. 不幸中の幸いというべきか、毒性は強くありません. しかし、持病のある場合や 妊婦 では 重症 化するおそれもあります. また、秋以降に強毒化する可能性も懸念されています. このインフルエンザに効くワクチンは当分ありません. 発症してしまった人はちょっと辛いのですが、これで免疫を獲得して今後同じ タイプ のインフルエンザにはかかりにくくなることが期待できますし、 公衆衛生 的観点からは集団免疫の成立にも貢献することになります. 賢く行動してやり過ごしましょう. 保健管理センター: 新型インフルエンザに関する緊急情報(第2報) - 京都大学 ※新型インフルエンザに対する京都大学の対応がかっこよすぎる~てっく煮ブログ より抜粋 これこれ! ココ大事! かかると免疫ができるの! これさー、人間が生きていく上でも、一番大事なことじゃなかったの? 失恋が怖くて「 もう恋なんてしない 」とか言ってるのと、もうレベルが一緒ですよ、今の騒ぎ方は. この辺の話は、こないだ看護婦である妹ともしていて、「まあ医療関係者が言う話じゃないかもしれないけれど」と、彼女は言っていたが、医療関係者だからこそ言っていいのだ. 言うべきなのだ. インフルエンザにかかったことないヒトなんていないでしょ. もちろんあのつらさも知っているけど、だからといってかかった人を差別的に非難したりする権利がそいつらにあるのか. よしんばもしその権利がそいつらにあったとしても、そいつらには 「愛がない」か、「馬鹿」かのどっちか としか俺には思えないのだが. ----------- なんだか「朝から失礼! 」な月曜日(笑). でも、 「自分で考えて」「自分が正しいと思うことを」行動で示せる 5月最終週にしたいのであります. タイトルは、 「劇場版仮面ライダーアギト PROJECT G4」 のラスト、死してなお稼動するG4にトドメを刺すときのG3-X=氷川くんのあまりにも有名なセリフですね. ちなみに氷川くんの中の人は要潤だったりしますが、それはともかく. Gなんとかってのは、装着系の仮面ライダーでして、G4システムでは人間がパーツに過ぎないため、中身の人間が死んでも動くんですな. で、そのゾンビみたいに再起動したG4に対して表題のセリフが吐かれるわけです. ---------------- というわけで、 もう終わってるものに対するセリフである、ということをご理解いただいたうえで こちら、 リニア問題 村井知事「議論が空中戦」とJR東海に不満 (信濃毎日新聞) 村井知事は9日、JR東海の葛西敬之会長が昨年末の記者会見で、リニア中央新幹線について「実現可能なのは直線ルートしかない」などと発言したことをめぐり「空中戦でやられてしまっている. 基本的、具体的な議論がされていない」と不快感を示した. ( 痛いニュース さん経由) 数十年前なら新幹線でしたが、今の時代に「夢の超特急」といえばやはりこちらの リニアモーターカー でしょうか. 時速500キロ以上ってアホか(褒め言葉) 品川を始発として、名古屋経由で新大阪まで一時間! という、おそらくスピードでこれを超えるのはICBMくらいな超特急です. 品川から名古屋までは、(神奈川、)山梨、(静岡、)長野、岐阜を通るわけですが、その件に関して、僕らの村井長野県知事が 去年からアレし続けて います. いわく、 「長野は大きいから駅がもう2つ3つあったっていい」 「迂回しても数十キロ伸びるだけ」 「時間にしたら10分も違わない」・・・ 顛末をかいつまんで申しますと、 ・当初の計画では、技術的な問題から、甲府盆地から南アルプスを迂回して天竜川沿いを南下する予定だった. ・ところが、南アルプスをぶち抜いてトンネル掘れそうな目途がついた. ・国も補助を渋っていたため、JR東海が単独での着工を表明. ・アルプスぶち抜きのほうが速い(当然)ので、JR東海はこのルートを基本線に ・それじゃ長野県ほとんど通らないじゃん! 美味しくないじゃん! ←いまここ 前にミクシィでもネタにしたことあったんですが、こんな面白いことを放っておくのももったいないのと、知事のアレが追加されたのでご紹介する次第です. まあ、もうこれは直線ルートで決まりでしょうから、 生暖かく土建屋知事を見守りましょう. ---------------- いちおう長野県出身者として言っておくと、 ・リニアの目的は「新大阪まで一時間」であって「長野県を通る」ことではない ・オメガカーブは飯田線だけで充分だ ・県外での評判が冥獄界くらいまで堕ちてるんですが ---------------- ところで、逆にどう転んでも長野県に出来そうな駅があります. 図にもある飯田駅. 鉄ちゃん鉄子さんには説明するまでもない、それ以外の方には地図がないと説明しづらい地方都市です. その飯田出身者としては、 ・間違っても地域振興なんて考えず、 ・基本はメンテ用の駅で、各駅が停車すれば御の字 くらいのつもりでいるのがちょうどいいんじゃないかなあ、と思うわけです. 高速が通ったとか、新幹線が開通したってのは、発展のチャンスである一方、衰退のピンチでもあるわけです. ヨソからいらんチェーン店がいっぱい入ってきたり、ガラ悪いのが増えたり、宅地化の進行で土着の文化が完全消滅したり. たとえば 栗東に新幹線駅 作るの作らないの、 岐阜羽島の駅 はいらないだの、そういう議論は昔からあります. そこに住んでいると、 交通網の整備で「入ってくる」ことばかり気になりますが、「出て行く」ことのほうが多いんじゃないでしょうか. 外に出て両方の感覚が分かるものとしては、かように思うわけです. だいぶ香ばしく、かつ相変わらず切込隊長の論調がエッジが利いてて気持ちがよかったので、ご紹介. まず切込隊長のブログから拾ってみよう. 我らの我らの勝間和代女史が「バブル崩壊」と書店員に煽られてブログ記事を執筆す(加筆あり) 一個人心に残った本池上彰「伝える力」 http://sadojohnbobc.ameba.jp/blog/blog6/post-2.html otsune tumblr まとめサイト 画像保管庫Q http://otsune.tumblr.com/post/942317506 ブックファースト. いいねえ. 漢だと思うんですよ. 例えばゲーム業界でうっかり小売が「小島秀夫はバルブだ」とか書こうもんなら、そこの小売はその日のうちにコナミ流通から外されかねない勢いだと思うんで. まあ、ブックファーストさんの軽率な(? )書き方は置いておいて. 本題に入ります. 以下、項目別に. ● [第一章] 勝間和代女史、バブル論に対して発言する 書籍バブル論について~私も当事者の感想を入れます http://kazuyomugi.cocolog-nifty.com/private/2010/08/post-f4b3.html [ 引用 ] 私の考えは、結論から言いますと、後から見ると「バブル」といわれるものの正体は、私は「将来へのオプション投資が一点に集中すること」だと思っています. たぶん、 冒頭からこういうことを書くから飽きられたんだ と思うわけです. 以前、日経マネーの書評で勝間女史の本を取り上げたのは、企業会計に対する真摯な姿勢と、複雑なものをシンプルに読み解こうとする勝間流の合理主義が一冊の中に貫徹していたことが「新鮮」だったからでした. やはり本を書くからには「そのときお前がどれだけ真剣に執筆したのか」ではなくて、「 お前は読者にどれだけの知見や経験や考え方を伝えることができるのか 」が重要なのだと思います. "著者・勝間和代"の「本業」はやっぱり金融、会計にあるのであって、 マーケティング主導で他の著者に馴れ合ってみたり、売れなくなった女性シンガーとTwitter上で絡む というのはバブルというより"著者・勝間和代"の消費でしかないように感じます. これはおっしゃる通りというか、いつの日からか我らが勝間女史は「迷走」が始まったよな. whoasocangtan そして最終的に 「結局女はキレイが勝ち! 」とか言われても、「結局」って! はあ? ! ? ! という感想は、日本国民全体が持ってしまった感想だったんだろうなあ. . . 「この人、カッコウつけたかっただけなのかなあ. 鼻についちゃうなあ. 」みたいな. ● [第二章] 茂木健一郎氏の件 ● [第三章] 勝間女史、アマゾンと戦う ● [第四章] 池上バブルはバブルなのだろうか この辺トバします. 引用長くなるので. ただ、切込隊長所見には基本的に同感. 池上さんと勝間さんとの最大の違いは、 池上書籍は「イヤミがないこと」「鼻につかないこと」 があげられるんですよね. ああいう教科書的な日本語を、教条的だと拒否反応する方もいらっしゃるとは思うけれども、日本語がキレイだから、ファンを老若男女に広げることができると思うんですが、どうだろうか. ● [終章] いまだから読みたい勝間和代文学 勝間女史の迷走初期のころ、勝間女史の異様な勝負根性と特異な人間性を題材にした短編が次々と発表されるという事件があり、この頃は、ある意味で勝間ワールドの不思議さ、愉快さを「愛でる」感覚がありました. 勝間和代十夜 http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BE%A1%B4%D6%CF%C2%C2%E5%BD%BD%CC%EB 勝間和代十夜の表紙を描いてみた http://d.hatena.ne.jp/yoneyacco/20090721/p1 得体の知れない勝間ワールドにいざなわれ、 正体定かならぬ、それでいてロマンチシズムと熟年のエロティズム(ォェ)とがめくるめく快感と恐怖を感じさせる、 勝間本の読み手の心の揺らぎを表現 している作品が多くあります. [ぼんやり童話]勝間和代十夜 http://d.hatena.ne.jp/ayakomiyamoto/20090616/p1 作中の勝間和代は強烈だ. 少年心ながら、たぶん戦死してしまって帰ってこない父親、生きるために伯父さんとの時を過ごす母親、おぼろげに知る振り返りたくない自分の環境から、恐ろしいけど興味もある勝間の出る森に入ってしまう少年… 問題は、 勝間和代女史が、そこまで人の心に自立する生き方を植えつけておきながら、勝間和代女史本人が結局どこへ逝こうとしているのか、得た影響力をどこに行使しようとしているのか、単なる金儲けなのか別の何かなのか、分からんというところを当時から皆感じ取っていたわけですね. [ 引用 ] 当事者としては、せっかくいただいたチャンス、それをどうやって最大限に生かすか、考えるのみ、です. 今も同じ気持ちです. そして、株価と同じく、さまざまなものは常に、本来価値に収束しようとしますので、淡々と、自分の本来価値を上げることにみなさんと協力しながら務める、それに尽きると思います. チャンスだったのかどうかはともかく、最大限に生かす具体的な行動の中身が良く分かりません. 勝間女史の「あがり」とは何だったのか が最後まで分からないまま、 「キレイが勝ち」となったのが最大の問題点 だったのかなあ、と. ● [付録・加筆04:22] 或る迷走 さっき痛いテレビ見たら、こんな記事が. 勝間和代のおっぱい需要 http://zarutoro.livedoor.biz/archives/51505398.html なんというか… いや、何もいうまい. ※ 切込隊長Blog より抜粋(部分略) まとめ. 勝間女史が迷い、読者も迷ってしまった(いまここ). ただ、個人的に思うことも2点. 1点は、切込隊長も言うように、「書籍バブル」とは便宜上そう見えるかもしれないが、しかし各人それぞれ職種もやり方も違う方々であるため、ブックファースト店長のように 十把一絡げになんかするべきではないし、池上さんは目線そのまま当分問題なくいってほしい 、という点が1つ(池上さん好きだし). もう1点は、そもそも人間は迷う生き物なんだから、 勝間さんもゴチンゴチンぶつかりながらも、その持前のエネルギーと自負心で、迷いながらも走り続けてほしい 、という点が1つ. . . . 切込隊長の記事は毎回適切で面白い. 本日は引用ばかりになってしまいましたが、ビシバシ来る彼の小気味いい論調が、お盆明けの脳にありがたい. 今週もがんばりましょう.