さくらねこ無料不妊手術事業対象猫の捕獲完了 | 犬猫情報 「猫ときどき犬」

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新潟県動物愛護推進員(佐渡地区)の近藤陽子です。

 

佐渡市が今年度から取り組んでくれている「さくらねこ無料不妊手術事業」

 

昨日に引き続き本日メス猫の捕獲を試み、無事捕獲することができました!

 

メスは、警戒心が強く、オスよりも捕獲が難しいので工夫が必要でした。

 

目当てのメス猫は、捕獲器を警戒し、近寄りもしません。

 

捕獲方法を考えるため様子を見に行くと、地域の方の敷地内にメス猫が逃げ込みました。逃げ込んだ場所からの出口が1つになるよう残りの通り道を塞ぎ、唯一となった出口に捕獲器を仕掛けました。

 

出口に向かってプレッシャーをかけると、猫は飛び出すように捕獲器内へ。

 

しばらく捕獲器の中でパニックを起こしていましたが、怪我もなく、無事に動物病院へ連れて行くことができました。

 

今晩、不妊手術を受け、明日リリース予定です。

 

<捕獲後のメス猫。私が必死すぎて捕獲途中の写真撮影を忘れてしまいました…>

 

 

昨日去勢手術を行ったオスは、本日病院から引き取り、捕獲した場所でリリースしましました。

 

<異常を確認した右目は見えていませんが炎症などなく、このままでも問題ないとのことでした。また、大量のノミがいたそうで、獣医さんがサービスでノミの薬を付けてくださいました。>

 

<去勢手術済のオス猫と分かるように、右耳にさくらの花びらを模した耳先カットをしています。>

 

<後ろ!後ろ!開いてるよ!>

 

<脱兎のごとく逃げ去るオス猫>

 

対象の雌雄の猫の手術が無事実施でき、ほっとする反面、今年産まれた子猫4匹もいずれ手術しなければ、旺盛な繁殖力でまた増えてしまいます。

 

手術のタイミングを見逃さないよう、引き続き彼らを注視していきます。