野良猫の行く末 | 犬猫情報 「猫ときどき犬」→蒲郡エデン

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人もペットも野生動物も生き生きと暮らせる社会「One Health(ワンヘルス)」を目指して、犬猫の適正飼養等の情報を発信しています。

新潟県動物愛護推進員(佐渡地区)の近藤陽子です。

 

まもなく私の集落で実施予定の野良猫の捕獲・不妊手術を前に、捕獲を予定していた対象猫が子猫を出産していたことが分かりました。

 

出産したのは、下の写真のシャムミックス。

 

子猫は、母猫そっくりの2匹とキジトラの1匹の計3匹です。

 

先日、母猫が見守る中、子猫3匹が遊んでいるのを目にしました。

 

捕獲予定のもう1匹がちょうどこのキジトラ…

 

これ以上増えていないことを祈るばかりです。

 

なぜなら

 

野良猫の行く末は極めて過酷だからです。

 

私が保護した子猫の中には、ノミとマダニで命にかかわる貧血をおこしていた個体、生きたままウジがわいていた個体、交通事故のため路上にうずくまりカラスに取り囲まれていた個体など、目を覆いたくなるような厳しい状況に置かれていたものもいます。

 

また、NPO法人「人と動物の共生センター」が実施した調査によると、交通事故死して回収された猫の数は、殺処分された猫の数の約8倍に相当するそうです。

<参考資料>

ともいき通信Vol.12 

NPO法人 人と動物の共生センター 2019年6月発行

http://human-animal.jp/wp-content/uploads/2019/07/kaihou12.pdf

 

<先日見つけた子猫3匹。道路のすぐ近くで遊んでいました。>

 

野良猫への安易なエサやりは、無残な死を遂げる猫を増やしているかもしれません。

 

どうか猫に関わるのなら、エサをやるのなら、必ず不妊去勢手術をして、子猫が増えないように先に手を打ちましょう。

 

それが、これから先産まれる100匹の子猫の命を救うことにつながります。

 

アメリカ Last Hope Animal Rescue より
 

HOW CAN 1 PERSON SAVE 100 CATS?

EASY.
SPAY-JUST ONE.

 

ひとりの人が、どうやって100匹の猫を救うことができるのでしょう。

簡単なことです。
1匹の猫を不妊去勢すればいいのです。

(近藤 日本語訳)