超絶技巧があまりに明確に聞き手に届いてしまうピアニストはあまり好きではないのだが、僕にとって昔からアムラン(Marc-André Hamelin)は例外的な存在だ。





これは彼作曲の練習曲だが、なんとも面白い。

頭を空っぽにして、目を丸くしていただけたら笑

とんでもない始まり方となった2024年…

終わってみたら、ここが1番の底だったと思えるような1年になってくれると良いが…

 

と暗くばかりなっていても仕方ないので、陽気な曲を。

 

 

 

ベートーヴェンのこういう明るさ、好きだなあ。

 

ちなみにこの曲の3楽章のハーモニーの進行が、全く曲調の違う30番、op.109の出だしと全く同じ進行、そしてVivaceの指示も同じなのは興味深い。(30番はVivace, ma non troppoだけど)

そもそも Vivace  とはなんだという問いも非常に難しい。こういうところから考えを深めて、ベートーヴェンの思考や感覚に近づくことは意義があると思う。

とはいえ二つは独立した作品であり、ベートーヴェンが書き上げた時点でその手を離れているのだから、演奏する際に関連性を重視しすぎて、曲に初めて触れた時に感じたピュアな感覚から離れすぎるのもまた音楽の真の価値から遠ざかる可能性もある。

 

知ることが必ずしも良い音楽につながるとは限らない。ただ、可能性は広がる。

なんとなく、ある街を訪れるとそこにゆかりのある曲を聴きたくなる。

そしてその演奏が良いものだときっと街の印象も良くなるし、ずっと記憶に残るものだ。



私にとってドレスデンの曲というと、メンデルスゾーンの5番の交響曲なのだ。

初めて訪れた時にフラウエン教会で確かロンドン響とエリオットガーディナーで聴いた。当時の私は今よりさらに浅学で、メンデルスゾーンのシンフォニーというとスコットランドとイタリアしか知らなかった。



この曲を聞くたびに勇気が湧いてくるのは、きっと私にとって特別な何かが宿っているのだろう。



https://youtu.be/o2ETv2yz9Sc?si=aIiqCnif3pXZxfLA

 

信念がより強ければ強いほど、具現化するものは力を持つ…そんなことを1番強く感じる作曲家は…ブラームスといおうとしていたが、1番と言ってしまうとベートーヴェンか笑


ブラームスは、愛、内向的、諦観という言葉で語られることが多い作曲家のように思うが、私が1番感じるのは信念だ。

ドイツ北部、ハンブルクで生まれたこともその一因かもしれない。粘り強く、自分の信じる音楽を追い求めていたように感じる。確かに大いなる変革を起こした作曲家ではないのだろう。ただ、それは彼は変化が必要と思わなかったからではないだろうか。


旅行記で、ちらとNDRの響きが意外だったと書いたが…



こういう演奏を生で聴けたらな…

(そんなこともいずれAI技術を駆使したら追体験できるようになってしまうのかな。)