稚児の滝 | 高野山への道

稚児の滝

極楽橋から不動坂を30分ほど登ると、稚児の滝がある。

高野山への道-稚児の滝(目印)
・「ちごのたき」と読む

ここも、「出る」とか、「行けばとりつかれる」とか言われる場所である。
稚児の滝の名前の由来は、ここで子供が身を投げたから、とされるが、未詳との事。

草ぼうぼうだが、

高野山への道-稚児の滝(草ぼうぼう)

少しだけ見える。

高野山への道-稚児の滝

他の写真でしか見たことがないが、立派な滝がある。
(´-`).。oO(離れているので、付近を歩いても取り憑かれたりはしない(と思う))

清不動堂(きよめふどうどう)の橋の上から滝を見ることはできる。

高野山への道-稚児の滝(上から)


不動坂には旧道があり、現在の清不動堂は、大正9年に移設したもので、石道丸が一夜を明かした外不動堂はここではない。
('-'.).。oO(外不動堂と清不動堂は同じ物だが、移設前は外不動堂と呼ばれた)

現在の清不堂動。

高野山への道-清不動堂


旧道は、極楽橋から四十七曲がりと言われる坂をうねうね登る道だそうだ。
登り切った所に外不動堂があったが、現在では跡形も無い。

その旧清不動堂(外不動堂)からすこし降りたところに万丈転の刑(ばんじょうこかしのけい)の刑場の跡地がある。
万丈転の刑とは、手足を縛られ、簀巻きにされて谷底に投げ捨てられる刑である。
生き延びればその後は無罪放免らしいが、120メートルの谷底まで落とされて生きている人は居るのだろうか。
現在、その正確な場所は解らないが、ここら辺かも、との推測は、高野山霊宝館HPの「よもやま記」で読むことができる。

先日歩いたとき は、旧道側に向かって工事をしていたので、或いは近日中に、外不動の跡地まで歩いて行くことができるかもしれない♪。

高野山への道-稚児の滝(工事中)

「高野山 心霊」の検索ワードでここに来てくれた人の為に一応書くが、稚児の滝はおそらくは普通の滝である。
「出る」ところは、万丈転の刑場跡だと思う。
('-'.).。oO(位置は、それほど離れては居ないはず)
道が無くはないし、年に数人歩く物好きが居るらしいので、行こうと思えば付近までは行くことができると思う。
('-'.).。oO(それなりの覚悟と根性が要るが…)

尚、高野山には、もう一つ「地元の人しか知らない」滝がある。
光の滝(「こうのたき」。香の滝とも)と呼ばれる滝で、鶯谷地区の北側のいわゆる「スーパー林道」の脇道にある。

「稚児の滝」も載ってないパンフが多いが、「光の滝」が載っているパンフは、見たことがない。
地元の人達の聖域だろうか。
よそ者には見せたくないのだろうか。
歩いていくには少し遠く、載せても余り意味がないと思っているのだろうか。

「地元の人しか知らない」「地元の人しか行かない」事が何度かあった。
下調べをするとき、これが一番の壁だった。

近日中に愚痴愚痴しく後述するが、スーパー林道も「地元の人しか通らない」道である。
特定するのにも物凄く時間がかかった。
('-'.).。oO(生活道路なので、荒らされたくない気持ちは解るが…)