兎に角どうするか | さむたいむ2

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今日も元気で

 

はなの無防備な寝姿です。

静かと思ったらこうして寝ています。ところ構わずです。

テーブルの椅子の下。まだこれなら良い方です。

台所はまだホットカーペットを敷いているので、ところ構わず寝転ぶのです。

奥さんが流しで洗い物をしてふと気づくとすぐ傍で伸びています。

踏まれることなど少しも気にしていない。

避けてくれるのが当たり前と考えているに違いないのです。

 

ふと私は「兎に角どうするのだ」という決断に迫られます。

はなのように出来たらどれほど良いか。

ところ構わず寝られる神経を持ちたい。

飼い猫という不自由はあるかもしれないが「兎に角」と迫られることはないだろう。

 

朝昼晩の食事が唯一の楽しみ。

あとはこうして寝ているか、家の中を探検しています。

それでいて外が気になるらしく時々窓辺に坐ります。

網戸越しに見える世界に興味があるのです。

時間にして5分ほど。ふと気が変わったのか窓辺を離れます。

 

もしかしたらこの瞬間、はなも「兎に角どうするのだ」と決断に迫られているのかもしれない。

気の遠くなる日常。それは一瞬かもしれない。

私とはなの共有する時間は永遠ではないのです。

しかしこの日常は決して気の遠くなるほどではない。

する事のない時間を持て余し、「兎に角」と尻を叩く。

 

だからこそだろう。「兎に角どうするのか」と自問する。