「大阪都構想」の崩壊 | さむたいむ2

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今日も元気で

大阪市民の賛同を得られず再び「都構想」が否決されました。

これで「維新の会」も窮地に落ちました。決して埼玉県民にとってどうでもよいことではありません。  これから先日本は切り抜けることはできないでのです、政治にしろ経済にしろ。

一極集中では脆弱で、自民党独裁といいますが野党がだらしないからで、反勢力が野次るだけで実行力に欠けています。

私は大阪に新しい動きがあることを期待していました。「維新の会」ができて今まで大阪は変わったのです。松井市長は維新の代表を下り、吉村知事ひとりでは支えられるでしょうか。また悪しき自民が勢力を伸ばしてくるでしょう。東京都でさえ小池知事の足をひっぱっているのが自民党です。

 

日本人は変化を怖れています。身を切る改革から逃げています。「明治維新」のような血を流す必要はありません。政治が一党独裁になるから偏ってくるのであって、反勢力があってはじめて動き出すのです。大阪市民だってわかっているはずです。市がなくなることが不安なら区で頑張ればいいのです。身近な区長を選ぶことで住民が参加できる政治が理想でしょう。「大阪都構想」はそれを可能にできたのです。するとそれが全国に広まって地方自治が活発化されたのです。

 

コロナ禍にあって地方自治の重要さがわかってきました。国を動かすのは政治家ではありません。政治家が地元の意見を聞くのは選挙の時だけです。住民のためにあるのが地方議会です。国民のためにあるのが国会です。

 

「大阪都構想」はあくまで「構想」だったのです。それが崩壊の一因でしょう。考えるには「目標」を提示しなければわかりません。漠然と10年先を夢見て欲しいでは理解できません。何が可能かでみな我慢できるのですから。