月曜日です。
上の子は修理が済んだ自転車で元気に登校。
下の子も送迎なく
わたしは出社、午前中に先週の仕事の続きをする傍ら
原糸着荷荷受け
整経ビーム運搬荷受け
などなどをこなしつつ過ごします。
それにしても良い天気。
一気に春がそこまで。
お昼。
13時半からのお客様に備えそれまでは機織り。


13時前、慌ててお昼を食し

ごちそうさまでした。
駅までお迎えに上がろうとするも
お二方のお客様のうち、ひと方が湖西線でなく琵琶湖線に乗られたそうで(湖西線あるある)
おひと方が13時半着
もうひと方が14時半での応談となりました。
(注・湖西線に乗って弊社までおいでいただく際は「一本早めに向かおうとか」(1時間に1本しかないので無理ですよ!)、途中下車して電話しようとか(次の電車ありませんよ!)、着いたら駅前でコンビニで何か買おうとか(コンビニすらない駅が多いですよ!)、などゆめゆめ思わないでください、都会では普通のことが出来ないことが多いから、示した時刻表通り来てください)
まあそれでも
組合の整経、高島晒の生地加工、そして弊社での織布工程をご覧いただいて、取材もしていただいたので概ね 見学としては良いのかな、と思います。
17過ぎの新快速でお客様をお送りし、今日のメインタスクを終えました。
しかし
今回のお客様のテーマは地域の布のSDGsみたいなことでしたので、少し悶々としました。
SDGsに関してどうやって繊維としてかかわるといいのか、少し考えているここ数年ですが
再生繊維の利用は再現性が乏しく、一般の消費者さんはそんなものを求めていないような気がするし、捨て糸の有効利用も飾る以外になさそうで、ちょっとなあ、と思っています。
第一、わたしたち生産者がいくら提案しても通ることはなさそうですし、商社さんやアパレルさんで結局決めることでしょうし。
「高島ちぢみ」「高島織物産地」などの地域の布を、仕組みとして維持して持続して継続して・・・ということをしてあげたいと本気で思われるなら、高島を始めとする国産の生地などを買ってくれたらいいだけのことですし
今まで海外で生地を買ってきた、作ってきた方々が今更、国内回帰という表面上の見た目のいいだけでよくみたら中身が頓珍漢な企画などを持ち込まれたり、学生さんとの継続性のない企画などをメールされたりして来られる時間がもう無駄だし
そういうような悪意ある、悪い例でなければ、わたしをはじめとした地域の産地の人間は喜んで応対すると思います。
今回は見本反の有効利用や、規格流れのものを買っていただき、無駄にしないということを示されたので、たぶん有り難い企画などだと言い聞かせ、これからも応対していこうと思ってはいますが
今日のお客様にもはっきり申し上げましたが
在庫の布をむやみやたらにデッドストック扱いされたり、産地そのものを無名で、既に死んだ産地扱いされるのはご免被りたいな、と思った次第です。
そうなるためにはきちんと産地としてのアピールも必要で、それらが足りなかった過去50年ほどが痛恨の極みでもあるのですが(おやじさん世代は余分なことをアピールしてはダメ、と思っていたそうなのでどうしようもない)
愚痴はさておき
きちんと買ってくださる方々に、きちんと織りのことを伝えられるような商売をこれからも頑張ってしていきたいな、と思います。
それが一番難しいんですけど。
機織りを19時まで。
