朝6時半に滋賀県高島を出発して・・。
最近
よく出掛けるなあと考えながら、車で福井県福井市へ。
時おり悪くなる天気は、なぜか福井インターチェンジを降りたらめちゃくちゃよくなって。

青空すら見られましたが、こんな空が見られたのは、今日はこのときだけ、あとはあまりよくなかった気がします。
昨晩の、ワールドカップのグループリーグでの戦いで、前評判の芳しくなかった日本代表は、何とか得失点差、ではなくフェアプレーポイント差で決勝トーナメントに進めることになりました。

昨日、空港までの道のりで、ワネス君と話していた通り、ベルギーと戦うことになりました。
戦い方でとやかく言われていますが・・。
自分の国がアジア代表で唯一のトーナメント進出チームになったこと
まだ
ワールドカップで自分の国のチームが見られること
などなどの喜びには到底変えられません。
まだまだサッカー日本代表は強豪チームではないので、考えうる範囲で、次を狙えるやり方で勝ち上がってきた(というよりは今回は「残ってきた」ではありますが)今回のチームを、またこれからも応援したいと思います。
8時すぎ、福井市の総合施設「アオッサ(AOSSA)」に到着。

荷物を下ろし、建物に入ります。
本日は
ここ「アオッサ」にて、ジェトロ(日本貿易振興機関)さん主催の「欧米向けテキスタイル輸出展示商談会」が行われまして、そちらに参加させていただくことになりました。
当初
東京で開催される同じ展示会に申し込んでいたのですが、その日に会長=親父さんがどうしても商工中金さんの会に出たい、という意思を示し。
いったん取り止めたのですが、幸い数日後に行われることになった福井での開催に参加できるよう、ジェトロ滋賀さん、ジェトロ福井さんの双方にとりはかっていただきました。
有り難い限りです。
開場前なので、喫茶店でお茶をして、朝ごはんをとろうと画策。

スーツケース二個での参加です。
アオッサに、併設されている喫茶店は、なぜかエアコンが傷んでいました。
そして、ボタニカル。

出展をしながら、今のウチの中で魅力的な生地は何なのか、と改めて問い直しながら、整理するような作業ができました。
福井県の繊維はテクノロジー的なものも多く、裏地的なものも多く、テキスタイル的でないものも多い印象がありますが、比較して弊社のものが選ばれるかどうか、楽しみです。
ここで座って、こられるのを待ちます。

9時半前になり、素材を選ぶブランドの方々が来られました。

4つのブランドのバイヤー(もしくは素材セレクター)の方々に、ジェトロの方、そして通訳の方が付いていただいております。
至れり尽くせり、こちらは英語を話さなくてもよいので、気楽です。
あっという間に時間は過ぎて。
皆さん、熱心に選んでいただきましたが、中には「ウチにはいらない」「合わない」とも言われたり、さすが欧米の方々はハッキリしています。
全く、不要だということではなかったようなので、それに関しては安堵しました。
30分ほどで撤収しました。

お疲れ様でした。

それにしても、駅前に立派な施設があるものです。
福井の人は恵まれていますね。

記念撮影です。

エレベーターで駐車場まで。

駐車料金の事前決済を福井の人はされないのか、ゲートが駄々混み。
何とかそれを出て、外は雨。
結構、降っていたように見えます。

食事をとろうと思いましたが、眠くなると運転が出来ないので、そのまま滋賀へ戻ります。
13時半、帰社。

しばらく機織り、検反に勤しみます。
わたしが出掛けていて迷惑をかけていたり、午後から社員さんが一人早退されたり、夕方から会長=親父さんが出掛ける予定があったり。

今日は大忙しなのです。
いや
今日も、かな。
夕方前、郵便局に出向き、高島晒へ出向き、用事を終えてから、また機場。
17時過ぎ、申請していた「ものづくり補助金」の不採択が決まり、今後さてどうするかな、ということでしばらく、工場内でありながら携帯電話でバタバタとしました。

新しいことが出来る織機の導入を目論んでいたのですが。
こちらの旧いタイプのものを除去して、この場所に据え付ける予定だったのですが。

今回の「ものづくり補助金」の採択率は相当高く、普通に考えたら二件に一件は採択されている計算です。
申請書そのものも、そんなに悪いものではなかったと客観的に見てもそう思うし、自負もしています。
ですが、ウチの会社は過去に、この補助金のシリーズでの採択を5回、受けさせていただいていて、それぞれ事業を完了させています。
そろそろ
別のステージがあるとすればそちらに行け、ということなのか、それとも既存導入設備の積極的な活用をせよ、ということなのか・・。
審査された方々の無言のメッセージが刺さるようでもあります。
またなおかつ
「さすがに厚かましかったかな、テヘ。」とまでは思わないものの、あまり悔しく思わない自身が確認されたりして、複雑な思いでした。
これを機会に、会社内の色んなものを整理すべき、なのかもしれません。
また二次公募も始まるはずですが、場合によっては全く、納期が間に合わない機械設備も多く。
今回も含め、ここ5年くらいの過去の時点から
代表者が交代したこともあり、早く会社の再構築・リビルドをしたかったことは間違いではありません。
で、間違いでないなら、経営者としては、不採択はやはり悔しい!と思わないといけない。
ですから
「何回も採択されたからもういいや」でなくて、補助金があるから動く、ということではなくて。
今一度
わが社の魅力は何で
何が足りなくて
お客さんが何を求めていて
今後、何が要るか
そのためにどうすれば良いか
を考え直して、遠回りでもそれを実践していく・・
ということが、結局は近道なのだと思っています。
そのことを気づくための不採択であったなら、やはりそれには意味があります。
どのプロセスには意味があるものの方が良いですし。
気付いたはいいけど、実行する時間があるか?策はあるか?お金も要るけど?
その辺りを中心に
今後、少し考えたいと思います。
19時帰宅。

卵もハードボイルド。
サラダと味噌汁が美味しかったです。
ごちそうさまでした。
不採択だった、と告げるとヨメは意外とあっさりと、「その分、時間ができてよかったんと違う?」というようなことをわたしに言いました。
毎日毎日忙しい、ここのところの大変な状況を彼女の立場から見ると、そう解釈しているようです。
それもひとつの意見。
さて、どうするか?
ワールドカップの試合がない夜。
ここしばらくの懸案事項であった商談会参加に続き、ものづくり補助金の結果発表により、少しゆっくり寝られる気がする、そろそろ6月も終わりのひと夜なのでした。