2018年3月11日、電車電車の日曜日。 | 滋賀・高島の機屋・サダ杉岡のブログ

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滋賀の高島という地域で機屋をしている今年53歳の男のブログです。
仕事のこと・家族のこと・日々の日常で感じたことなどを綴っております。
大したことは書いておりませんが、それでもよろしければご覧ください。

日曜日。
 
 
昨日、うっかり下の子に「明日どこかいく?」と聞いたことがきっかけで、彼が今ハマっている「電車」で、これまた「電車」を見に行くことに。
 
 
そりゃ、そうなるな。
 
 
うっかり聞いたわたしがバカだった。
 
 
というわけで
 
 
休んで、寝ようかなと思っていたわたしの日曜日は、大阪へと出掛ける日になりました。
 
 
6時半、近江今津駅。
 
 
 
可以登楼別館さんにお願いして、車を置かせていただき、快速電車で出掛けます。
 
 
「なんで日曜日は、姫路行きでなくなるのかなあ~。」
 
 
などと、多分鉄道ネタなのだろうことを、ずっと何かを呟いている下の子。
 
 
ごめん、とうちゃんそこまで知らない。
 
 
 
 
一日を通して、ずっとこんな感じなのですが、これは下の子のテンションが上がったとき特有の感じ。
 
 
「うるさい」
 
 
とか
 
 
「知らん」
 
 
とか、話が終わるようなワードははわたしは絶対言いません。
 
 
ですので、ゆっくり今日はそんな話にも
 
 
「なんでやろなあ。」
 
 
「そやなあ。」
 
 
などと、答える日になります。
 
 
とにかく、本当に良い天気で。
 
 
 
 
さすが、下の子が5時過ぎに起きてきた本気の日だけあります。
 
 
7年前、東日本大震災の時には、彼はまだ一才でした。
 
 
大きくなったなあ、と思うと共に


彼がこれから生きていく世界では、少しでも災害が少ないといいなあと思いながら、眺めていました。

 
 
 
上の子は当時、5才くらいだったので、テレビで震災の動画などを見てしまっているので、この先の人生でそういう、何らかの影響は出るかもしれない。


彼らが生きていく世界は、阪神淡路にせよ、東日本にせよ、とにかく「震災後」の世界なのですから、少しでも日本の復興のためになるような男に育ってほしいものです。


7年前のわたしは、青年会議所時代の最後だったので募金活動とか、支援物資を送る受付をしていました。


ボランティアなどにはなかなか行けなかったし、行ってきた方々の話などを聞くと、その都度 自分も何かしないといけないとは思うのですが・・・・。


そこから


あまりに仕事と、自分自身とが忙しい時期に入ってしまい、何もできていません。


一度、東北方面に行かないといけないと、かねてからヨメとは話しているのですが、なかなか実行できません。


そんなことを思いつつ、電車は湖西線区内を過ぎ、京都線区内を経て、大阪へ。


急いで乗り換えて、環状線から阪和線に入る直通電車に乗ります。


着いたところは、阪和線の鳳駅。


わたし、来たことがありません。


下の子曰く


「103系電車のスカイブルーが3月17日のダイヤ改正で引退するから、見に来たいとずっと思っていた。」


ということでした。
 
 

すごいわ、君。


とうちゃん、小学校二年の時、そんなこと考えてもなかったし、親にもそんなことを伝えられなかった。


昨年の9月末に、オレンジ色の車両は大阪まで見に来て、撮りにも来たのですが、今回はそれを上回る遠距離。

 

親のわたしが勉強になります。


いわゆる「羽衣線」は、鳳駅から東羽衣駅までを往復する路線で、東羽衣駅から南海電車の羽衣駅は近いそうです。


そばには御堂筋線などの地下鉄の駅もあるのかな、確かに家もマンションもよく建っていて、普通の単線電車とは趣が違います。


平日にはたくさんの人が乗られるし、居られることでしょう。
 

車内には、写真などが飾ってありました。


 

そういえば、下の子の今日の服もスカイブルー色があしらわれておりました。


一往復を乗車して楽しみ、それから一往復を眺めて楽しみ。
 

こういう風流な世界とは、自分は無縁だと思っていましたが。


 

奥が深い。


 

電車がやってきたのを見届け、急いで阪和線のホームへ戻り、天王寺行きの電車に乗ります。



息子よ。
 

何を眺める。


天王寺駅での撮影タイム。
 

あんまり深く考えたことがなかったのですが、阪和線のホームと、他の路線のホームが違うところにありました。

 
 

この辺りも、楽しいのでしょう、下の子はご満悦です。

 

同じ電車が並んでいるのもポイント高いのか、頑張って撮っていました。


 

別のホームにて。大和路快速がやってきて、201系という、こちらも引退間近の電車が見られたということで、また ご満悦。


はるか号の関西空港行きも通りかかり、またご満悦。
 

もうよくないか?


と声をかけて、それからどこに行きたいか確認すると・・・。


「京橋。」


という返事。



こちらも、たくさんの路線が入っているそうです。


環状線をはじめ、学研都市線、東西線、などなどが入り組み、駅の構造もなかなかのカオスっぷり。

 

わたしは湖西線しか知らないので、あまり、電車の良さもわかってはいませんが、東京以外でもこんな駅の仕組みがあるのだなあ、と感心して眺めていました。


 

乗っている人は良く理解をされているなあ、と変な感心をして、次の行き先を


「次は梅田かな?」


と尋ねると


「大阪やで。」


と素で返される始末。


はいはい。


 

大阪駅では、サンダーバードを撮ることに。



11番線は、特急の発着場です。
 

しばらく待って、特急が来ました。


また、寒いんですわ、陰が。


少しでも日なたを求め、端っこにやってきました。
 
 

#大阪駅 #サンダーバード #金沢 行き #11番線 #子どもと撮影

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無事撮影。


このサンダーバードのマークは、前期型らしいです。
 

いろいろあるんやな、というと・・・


「そやで。」(得意顔満面)


そうか、わたしはこの顔を見るために今日やってきたんだな、とようやく理解。


違う電車の発車を見届け、大阪駅をいったん出ます。

 


 


 
 
動画、写真を適宜織り交ぜ、上手にアイフォンを使ってカメラを撮っています。


そんな小2。


お昼ご飯は、グランフロントを通過して、ヨドバシカメラの8階のレストランで、しゃぶしゃぶの食べ放題へ。
 

但馬屋さん、よく来ますが、アレルギーのある彼にとって、わたしが安心して連れてこられる数少ないお店なので、どうしても来てしまいます。


しょうがないですね。


今回は、60分食べ放題、お肉を上にしました。


しゃぶしゃぶと、片方の鍋はすき焼き風のだしが入っています。
 

下の子は、しゃぶしゃぶも気に入ったそうですけど、すき焼き風のだしに魅せられたようです。



 

非常によく食べました。


 

あれだけ動いたらな、腹も減るわな、と妙な感心をしつつ、ごちそうさまでした。


 
 
食後、親子ともどもトイレなどを済ませ、再度駅へ向かいます。
 
 

昼下がりの梅田界隈は、肌寒い朝と比べたら春のような陽気でした。

 

このまま、どこかでお茶でもしたい。


そんなわたしの意思は、下の子には届かず。


新大阪駅へ連れていかれました。


しかも入場券を買い。(わたしなどは、モバイルSuicaなので券売機で変えず、窓口に並びましたが・・・。)



新幹線を撮影です。

 

柵のそばにいて撮っていたら、どうしても子どもの背より柵が高いので、時々抱っこして撮影します。


また、新大阪駅が広いんです。
 

とりあえず、撮りまくる下の子。


追いかけまくるわたし。

 

鹿児島まで行く「さくら」も撮れたので、ご満悦です。


 

N700Aの Aが大きいのと、小さいのがあるのも知らなかったし、JRのロゴがオレンジが東海、ブルーが西日本、というのも知らないで今まで生きてきました。


多分、明日からも、覚えたことを忘れて生きていくと思います。


まだまだ撮りたそうで、京都駅へ行こうとする下の子を押しとどめ、


「とうちゃんはとにかく、今度来る湖西線経由の新快速敦賀行に乗るから、それでスタミナが残っていたら京都で降りよう。」


と説得して、新快速乗車。


その間にも、くろしおなどを撮る下の子。
 

すごいぞ、君。

 
 
 

#子ども と #くろしお #新大阪 にて。

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たくさん撮れて、良かったね。


話は変わりますが


鉄道好きの人のことを「○○鉄」というのだそうです。撮るのが好きな人は「撮り鉄」、乗車するのが好きな人は「乗り鉄」、他には音を撮る「録り鉄」、駅が好きな「駅鉄」などなど。


また、そういう人たちが駅へ行ったり、鉄道に乗ったり、写真を撮ったり、眺めたりすることを「鉄分補給」というそうで、今回の下の子にはまさにそういう言葉が当てはまる、と思いました。


とうちゃん、もうギブ。
 

電車が来て。

 

乗るときになって。

 
自分が乗る電車も、おもむろに撮り始めて、笛が鳴るまでそれをし続けたときには、車掌さんも親のわたしも


「ええ~」


という顔をして眺めていたのは、まあご愛嬌。


好きのクセがすごい。


結局、疲れていた彼は京都駅では下りず、湖西線にそのままインして、わたしも彼も事なきを得ました。


記念撮影。
 
 
しっかりものの子どもをもって、とうちゃんは嬉しいよ。


車窓を見つつ、下の子を休ませます。
 

また午後からはいい天気で、高島市内に帰ってくるまでは「晴れ」でした。


「寝ていいよ。」


の声で、ようやく寝てくれます。
 

4時前に起きたそうですから。

 
 
 
やはり、都会の電車もいいけど、のんびりした普段の車窓が一番です。
 

少し寝られて、よかったね。
 

新旭駅手前で、彼は眼を開け、はずかしそうにしていました。


親子で恥ずかしがられても。


近江今津駅、下車。
 
 
お疲れ様でした。
 

今日は、巻き寿司などを頂く夕食でした。
 

ごちそうさまでした、が。

 
疲れました。