19時前に、またまたジェームスのお世話になり、わたしは夕食へ向かいました。
クアラルンプール在住の、高島市出身の増田勝哉くんとお食事に行く時間がなかなかとれず、思い切って、セレスに「彼も誘っていいか?」と聞いたのですが、快く承けていただいて。
ええのかな、と思いつつ・・。
わたしみたいな立場でなく、当地駐留の日本人の意見も多分、これから会う方々にとっては、生きてくるのでは?と思い、自分に言い聞かせてみました。
昔から、親に「あんたは厚かましい」と言われて生きてきたので、生来のポテンシャルは発揮された、ということにしておいてください。
ディナー終了時、皆さんと写真を撮って頂きました。

記念すべき、一枚。
セレスの会社の方々、ラジオ局のアデリーンとその旦那さん、そして勿論ジェームスとセレス夫妻、増田くんとわたし。
オープンキッチンの中で、少し外国チックに撮ってもらいました。
夕方、迎えに来てもらえるまで、ホテルでボーッと過ごしました。

最近、とてもバタバタなので、目を閉じて色々振り返る、この時間がとても有り難いです。
気がついたら、寝ていました。

帰ったら少し、色々整理しよう。
ジェームスの車にのせていただき、「sitka」というレストランの「studio」というところに連れていって頂きました。
時間が早いので、その前に、下のカフェで一杯。

オープンキッチン、素晴らしい。
赤ワインを、飲ませて頂きました。

銘柄をひかえておけばよかったですが、かなり美味しかったです。
パンも美味しかった。

前菜。

「frsh flower crab tart,apple,smoked creme fraiche 」とメニューには書いています。
あっさりした、クリームチーズトーストといった感覚。

勝哉君が合流してくれて、彼の今の様子を話してくれる間ができて、わたしは少し、英語から解放され、ひととき笑顔で食事をいただきます。
勝哉くん、また、英語がうまくなっていた。早口にもなっていた。そして、異国感が増した。
どうなる、これから?
続いて、お肉。

「raw wagyu, tomato, parmesan, kelp oil 」だそうです。
和牛!
次は、お魚。

「seabass, pomelo, kaffir lime, ginger flower」
皮パリパリ、ザボンなどの柑橘が効いた、素晴らしいお魚。
結婚式なのか?
この料理たちは!?
終盤に近づき。

「40days aged duck, slow loasted carrot 」
鴨と野菜。
それぞれ甘く、美味しかった。
もう、なんだかお腹いっぱい、飲んでも飲んでも注がれるし、これはアカン。

でも、皆さんと楽しむ料理は、本当に美味しかった。
結婚前。
ウチのヨメが、外国に行きたかった、住みたかった、というのを聞いてて、それでも「はいはい、そやね、そうだね・・。」等と押し切って、無理矢理一緒になってもらって結婚してから、早くも18年。
彼女の夢はそこで一旦なくなり、申し訳ないな、とわたしは思いつつも、彼女は滋賀ですみつづけてくれ、子どもを育ててくれ、仕事を手伝ってくれていて。
多分、彼女がよその国で味わいたかったことはこういう、日本で味わえない job and eat のようなことだったんだろう。
違うとしても・・
まさか20年近くなって、旦那のわたしが、しがない(滋賀県やけど)自営業で、海外に行くことがこんなに増えて、英会話の大切さや、こういうお付き合いをしていることは、ほんとうにわからなかったし、読めませんでした。
またまた、家族への申し訳なさがまぶたの裏辺りにやって来る。
それでも、仕事やし。と思い、言い聞かせて。
気持ちは反発して、リニアモーターカーのようになり、まだ前へ向かおうとします。
その感覚がある限り、多分わたしは大丈夫だと思います。
話を戻し。
デザート。

わあ、いい記念だ。
・・と思っていたら、他の人たちも入ってくれて、ジェームスのセルフ撮り。
スゴいです、ジェームスの人脈。
わたしはまだまだ、頑張らなくてはいけない、とワインが回りはじめて、次のお酒が進まない、眠気マックスの中、思いました。
頑張らなくては!
(長かったこの日の巻、完)