2016年8月5日、台湾七日目・台南から高雄へ。 | 滋賀・高島の機屋・サダ杉岡のブログ

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滋賀の高島という地域で機屋をしている今年53歳の男のブログです。
仕事のこと・家族のこと・日々の日常で感じたことなどを綴っております。
大したことは書いておりませんが、それでもよろしければご覧ください。

いよいよ、「高島ちぢみ」「高島帆布」事業者をはじめとした、高島市ご一行の台湾巡りも終わりを迎える時期となりました。


台南を後にする金曜日の朝は、快晴です。





今回は、本当に大人数での移動でなにかと心配をしていましたが、何とか無事にここまでは来ております。






それもこれも

通訳兼、現地コーディネーターの林先生のお陰だと思います。


わたしが今後、台湾に来ることがあり、高島のために物品を紹介し、そのなかで我々の生地や製品を売ることができたとしたら、それは林先生のお陰であろう、と思います。


物事をアピールしつつ、何かを売るということは、所在している国においても本当に難しいことですし、国を跨いだ場合、それがさらに、難しくなることは容易に想像できます。


それでもそういったことが叶った場合があるとすれば、その原因の根底にあるのは「人」だと思うのです。


わたしは林先生をこの旅の仕事ぶりを見て心底尊敬しましたし、他の通訳さんより有能だと感じましたし、人間としての人となりを魅力的に思えます。


ですから


今後わたしが、非力ながら高島と台湾のための何かの役に立てるとするとすれば、それは林先生のために、という部分が大きいと思います。


林先生、ありがとうございました。




そんなことを、思いつつ、今日も挨拶を林先生にしてもらい、一日が始まりました。


午前中の目的地は、帆布などを中心としたショップ経営、商品展開をされている「la yoo」さんのオープン前のショップです。




ショップは、台南市のなかでも仏具などが盛んな地域に位置しています。




鞄が飾ってある一階で、商品の説明を少しだけ聞きました。













(市役所戸田さんは、今回の行程ですっかり帆布ユーザーになられた感じがあります)


それから


一部が小上がりの畳が引かれてある二階にあがり、オーナーの方のご挨拶を伺いました。




こちらの特徴は、工房併設型ではなく、経営者(夫さん)+デザイナー(妻さん)という組み合わせでのご商売だということです。


世界的に、あるいは日本でもほとんどのショップは、ものづくりを人に任せてデザイン力を中心に据えていますから、取り立てて珍しいことではないのですが、何故か台湾という国では、それが珍しく見えてしまいます。





こちらがわの生地をお見せして、サンプルブックをお預けして、「高島ちぢみ」そして「高島帆布」の特徴をご紹介しました。


そしてご質問にお答えして、今後の提携を探るということになりました。


まずはこちらの生地のよさを知っていただけたら、と願います。







どうもありがとうございました。


信友大阪の藤井くんにも同行いただき、ありがとうございました。



ここで市役所の商工会のかたとともに、藤井くんともお別れです。



お昼は、新光三越さんで市場調査を兼ねつつ、食事を各自でとりました。




たまには、個人行動がしたくなるもので、わたしはタイ料理を食べました。




新泰とかいてあったので、ベトナム料理かもしれません。


パクチーたっぷりの柔らかいヌードル。


美味しかったです。


ごちそうさまでした。


百貨店の中を巡っていると、広すぎて他のメンバーと会わず、少し不安になりますがスターバックスで林先生と会い、一緒にコーヒーを飲むことになり、そして背後の堤さんに気づきました。




堤さんは今回の事業の橋渡し役として、自分の大事な大事な、既知の範囲を、わたしたちに紹介していただきました。


それが一部なのか、全部なのかはわかりませんが、思いとしては相当なものを感じましたし、有り難いと感じています。


(例え、目の前の姿が異常にお疲れで、ここ数日は這う這うの体だとしても・・?!)


堤さんの盟友である、山本さんとともにわたしたちをお支えいただき、非力で世間知らずなわたしたちのために、そして高島市のために、なかなか出来ないことをしていただいたと思っています。


またいつか、安堵の睡眠をとっていただけるよう、わたしたちは頑張ります。


百貨店の中には、オリンピックがらみのポスターも多かったです。




「奥運」

とかいてオリンピック、だそうです。(正確には「奥」の米は上にはらいがあり、「運」のしんにょうは点がいっこ多いです
)


他の国でオリンピックの開幕時期を迎えたのは珍しいことですね。




(売り場で見かけた増田くんの販売員さんとの交渉風景)


バスにのり、高雄に向かいます。


バス中では、梅香珍というお菓子をいただきました。



林先生、ありがとうございます。


車内に眠気が充満するなか、バスは高雄へ向かいます。





去らば台南、まったく観光ができず残念。




(写真の美術館はとても人気があり、流行っているようです)






一人寂しい、わたし。




当地のロータリークラブに出席するという目的も、なかなか叶いませんでしたが、看板だけは発見することができました。





それはまた、次の課題です。


高雄市は人口が277万人という話で、港と駅と物流が、盛んに行われているのがよくわかります。







そんな高雄市の中で生地商を営まれておられる呉会長の会社に訪れ、生地を見てもらうのが今回の目的です。




呉会長の会社の前の街並みです。


生地商として多くの店を営まれる会社は、生地を扱う中での事業に邁進されてこられたのがよくわかりました。







事務所には、表彰状や政府有名人の方との写真がずらり。





すこしウチの会長=親父さんを想像してしまう服の着こなしをされる、呉会長です。




レモン茶、熱いお茶、コーヒーでもてなしていただきました。



穏やかな話ぶりに、引き込まれるようでした。








わたしも、記念撮影をしていただきました。



ありがとうございました。



一方、市役所戸田さんは、会長に気に入られ・・






手を引かれ、好きな生地を選べと言われ、あげると言われ、呉会長からその生地を進呈されていました。


戸惑いながら実行されるその様はさすがです、姐さん。


お礼を言いつつ事務局を後にして、商店を見学して、本日の宿へ向かいました。







会長、お世話になりました。



高雄市の町並みの素晴らしいこと!








部屋と窓から見える景色も素晴らしかったです。












博多なのか、長崎なのか、神戸なのか、大阪なのか、それらが混じりあった港町ならではの都会的な雰囲気と、台南にはなかったおしゃれ感。


魅力的な街だと思います。




「東方宴」さんにて広州料理です。





いよいよ、このメンバーでの最後の夕食となりました。




挨拶は細井くんで、よい言葉を述べていただきました。





台湾と日本を繋ぐのが人と人とするならば


我々の人と人も、より深い絆で繋がれていけたら、と願います。


烏龍茶でのおもてなし。



お茶、大好きです。


焼きそば、豆腐、ブロッコリーなどが胃に優しかった広州料理。






回鍋肉をマントウに挟む戸田さん。


途中から女性メンバーとして唯一の存在となられましたが、お頼りするあまり、失礼な態度と言動の数々をお許しください。



焼き海老、レタスチャーハン。




そしてトンポーロウ。




鶏肉とアサリのスープ。




デザートは、お饅頭でした。



ごちそうさまでした。



食後の、高雄の夜はすこし涼しく思えました。








帰り道、お茶をお土産に買い求め、そのついでにお茶を飲ませていただきました。




細井くん、川島くんが付いてきてくれました。


一度、こうして飲んでみたかったんです。







林先生のカードのお陰で、すこし安く買うことができました。





ありがとうございました。



烏龍茶のアーリーサンと、ジャスミンティーが美味しかったです。


ごちそうさまでした。


深夜、おなかがすいたのでマクドナルドに
いきました。







よその国のマクドナルド、大好きです。


ビックマックとのセット、約450円、ごちそうさまでした。


夜景を見ながら、おやすみなさい。







明日はいよいよ、帰国日です。


寂しいような、寂しいような、そして寂しいような。