午前中、ようやく展示会の荷物が返ってきて、それらを荷ほどきして、サンプル送付の準備をしました。
組合事務局に借りたものを返しに行き、ハンガーを机に並べ、サンプル対応を始めようとしたところでお昼になり、現場に入りました。
なかなか、時間がありません。
本日午後からは、今年度の一回目の「海外展開」に関しての会議がおこなわれました。
昨年度から始めた「高島ちぢみ」にあわせ、今年度から「高島帆布」も売り込む、ということになり、高島産地内で厚織り、重布、資材、帆布を織っている機屋さんも新たに参加されました。
そんな中、「ちぢみ」の事業者参加がまたいつにも増して少なく、これはこれで問題だな、と感じる会議でした。

駒田理事長始め、厚織り系の機屋さんたちが気合いを入れて参加されたにもかかわらず、申し訳ないなあとは思いましたが、これもまた、二年目ならではの「あるある」なのかもしれません。
いつも思っていることで、こちらで書いてもいますが・・
産地の未来や後継者の将来のため、新たな市場へ向けた需要の喚起は、とても大事なことだと思っています。
特に今、高島だけでなく、織物産地の現況は厳しく、今まで以外の需要を拡大する動きは、もっと上の問題=危急の課題として上げても良いのでは?と個人的には考えています。
また、物を売って生業をたてている商売人としても、新しいところに売りにいく、という行為は至極当たり前のことであり、こういった「よそへ売りにいく」というイベントへの参加を悩む必要はそんなにないと思うのです。
確かに
「海外展開」の文言は響きとしては大層なものがありますが、いまどき、国の内外を問わず商売をしていることは既に身の回りにも多いはずです。
しかも、今回のように国や市から助けをいただくことが出来る、なおかつマスコミから取り上げてももらえる可能性がある、単身で行かなくても良い、という機会に対して、なんの躊躇が要るのか?と思います。
ですので
今、少しくらい時間を割かれても、将来的に必要なことを考えるのに、ひととき集まるくらいは出来るのではないのかな~?と、参加されない機屋さんに対しては何となく思います。
工場で、織機のことをかんがえているだけでは、既に機屋としては成立しない時代になっているので、次回は参加していただきたいと強く思います。
話は横にそれましたが
今年度は、台湾とマレーシアに行くことになりました。
会議で参加された方々から、その事に対して色んな意見が出たこと、それは非常に良かったです。
昨年成果の出たインドネシアへは、事業者独自で商売に出向きます。
会議後、現場に戻り機織りをしました。

第一回目の会議は、思っていたより疲れました。
工場を閉め、夕食を食べました。

ごちそうさまでした。
フローティングスクールの代休で学校がお休みだった上の子と、休みではなかった下の子とでお風呂に入りました。

この子達が継ぐ、継がないは別として・・
大人の世代の責任として、わたしは職業としての機屋を、より良いものとして全うし、彼らの選択肢のひとつとしては残せるように努力しないといけません。
そのために
機屋としての仕事を、出来るだけ魅力的なものにしていけたらと思っています。
出来ることには限りはありますが、やる値打ちはあると考えています。
それが今のわたしの、課題であり、ライフワークだと思って、明日からも頑張らせていただきます。