(今回のわたしには、メインのスーツケース以外に、サンプルをいれる鞄が一個あるのですが、土産も買う間もないし、入れるスペースもないし、ということで今回もお土産はなさそうですので、本当に申し訳なく思います。)
ホテルの玄関にて、今のプロジェクト参加者の全員で記念撮影をしました。

気付いたら、早くも「訪れるところを抱えた日」としては、最終日でした。
訪問地を去ったあと、今日の昼前からは陸路でバンドゥン~ジャカルタ、夕方に空路でジャカルタ~クアラルンプール、深夜便でクアラルンプール~関西空港へと戻ります。
一緒にプロジェクトのミッションを果たしてきた仲間の皆様へは感謝の気持ちでいっぱいです。
本当に、つたないリーダーでしたので・・。
終わることへの、安堵と、これからへの不安。
そんなもので、心のなかはいっぱいです。
さて、街中を(なんだかわかりませんが)お祝いや、お祭りのムードが包むバンドン。
避暑地のような地域として名高いバンドゥンへは、週末になるとジャカルタからの観光客が押し寄せ、賑やかな街並みへと変わります。

(この写真は、道の真ん中でクルマがUターンしたときのものです。)
この写真の時、まわりのひとも、困ってはいますが自分達も同じようなことをしているせいか、基本的に強くは怒りません。
そういったやさしい民族性は、わたしは個人的には嫌いではありませんが、いざビジネスをするとなると大変だろうなあ、と思います。
またその時は、その時で考えたいと思います。
午前は、先日にオープンしたばかりというイファさんと女性のデザイナーさんが経営されるブティック兼オフィスにお邪魔しました。
この前のコットンセンターといい、新築ラッシュのバンドゥンのファッション関係だとおもう次第です。

立派な店舗外観です。

オーナーのイファさんは、このブティックを開くまで30年かかった、と教えてくれました。
わたしたちからのお土産の「高島ちぢみ」の製品と、サンプルブックの生地をご覧いただき、生地を誉めていただきました。

(通訳のノフィーさん)

とても気さくに、応対していただき、感謝しております。

ただ、気に入ってはいただいたものの、「このシワが要らない」との意見もあり、「高島ちぢみ」は、そのシワを飛ばすと全く意味のない生地になるため、こちらのブティックに使っていただく生地としては、少しテイストが違う気もします・・。
イファさんの事務所を出ると、街は引き続き、お祭りが、ヒートアップしたかのような状態になっていました。
こちらの人たちは露店とか、そういったところでものを買うことを楽しんでいる文化があります。
それは、かつて日本でも今以上に愛されてきた文化である気がします。
アジアでは日本が先行して、街中にモール方式の量販店が増え、どこにでもおしゃれなお店が増えました。
そんな中、どうしてもこういった文化が廃れつつありますが、意外とアジア全域に置いては、消費の原点、経済を回す原点は、「露店」をはじめとした路上にあるのかもしれません。

そして、そこにすむ人たちのタフさが、「まだまだインドネシアは、これから上昇していく国だ」という印象づけを、わたしに強くさせます。
ちなみに
「バンドゥンで運転できたら、インドネシアのどこでも運転できる」
という言葉があるそうですが、溢れる人と車の中、わたしは運転しなくないなあ、となどと思いつつ、過ごしました。
そんなこんなで・・。
われわれは、バンドゥンをあとにしました。

途中、ドライイブインに寄りました。

スターバックスを、本当に国内の至るところで見ますが、ローカルの濃いコーヒーの方が、わたしは好きです。
暑い暑いバスでの移動を終え、空港へ到着後、早い時間へのマレーシア行き便に振り替えてもらう事に成功しました。

振り替え拒否も想定できただけに、気さくな、やさしい女性オペレーターに救われました。
ありがとうございます。
(しかしながら、夜の関空行きの便は替えられませんので、どこで待ち時間を過ごすか、だけの違いだけなのですけど・・。)
ともかく、ありがとうジャカルタ、そしてインドネシア。



二時間の旅のあと、クアラルンプールにつき、鍋焼うどんを食べました。

ものすごく美味しかったです。日本食は数あれど、この水準のものにはなかなかであえないと思うくらいです。
この後、トランジットで23時45分発、クアラルンプール~関西空港へと戻る便で帰ります。
家族とか、会社とか、戻ったら少し時間をとりたいと思っていますので、何とぞ御容赦を願いたいと思います。
頑張ります!