朝四時過ぎ、街を流れる大音響のコーランによって目覚めました。
バンドンは「古都」というのにふさわしく、趣のある建物が多く、街並みもどこか、歴史を感じます。

夕べ来たときはバタバタしていたので、ゆっくりと街を眺めている時間はなかったのですが、改めてみると朝焼けの照らす街並みが美しく、ホテルの窓から眺めていても飽きることがありません。
朝食は、とても美味しいホテルのレストランでいただきます。

ドリアンか何かの天ぷらを食べ過ぎて、少しだけ後悔をしましたが、パンが特に美味しくて、滅多にパンを食べない私も少しずつ、外国の食に慣れてきているのを感じます。
本日の予定は、ひとつの紡績会社さん、ひとつの織布企業さんを訪れることとなっておりました。
バンドン市街にある宿を出発し、山を抜け、目的地にいくはずが・・。

バンドン工科大などの横を通り、軽井沢のような爽やかな坂道をくぐりぬけ、茶畑などを通りすぎても・・。
全く着かない。
結局
大きな道間違いをしてしまったようで、高速を使い一時間半で着くはずが、山道を使って三時間半かかってしまいました・・。

おかげで、見るはずのなかった地域の祭りや・・

フルーツの出店や

これぞプランテーション、という風景には出会えましたが、目的地のPT INDONESIA KONDOBOの皆さんと、間を持っていただいた商社さんには、大変ご迷惑をおかけしました。
すみません。

這う這うの体で到着し、見学をさせていただいた我々を待っていただいたのは、広い工場と、美味しい食事でした。


日式の食事は、久々でした。

周辺地域の名物のパイナップル、現地生産のヤクルトをいただいて、ごちそうさまでした。

工場を見せていただき、お話を聞くと、いろんな事を、伺い知ることが出来ました。
いつも使用している糸の秘密や、使う上でのコツや、注力されていること、などなど。
そして、会社全体の経営と、社員さんへのご教育を的確にされていることに、非常に、感心をいたしました。
日本で出来るものづくりがあり、外国でなくては出来ないものづくりがある。
その事に気付き、思いを新たにしました。
ありがとうございました。
午後一番に予定していたローカルの織布工場は見学することは叶わず、代わりに同じ企業の紡績工程を、少し遅れて見学をすることとなり、PT ASCOTT社さんへ伺いました。

こちらにも、大きく遅れて伺ったにも関わらず、優しく応対していただき、誠に感謝致します。

エンドユーザーの中でも、小さな会社である弊社の意見などを真剣に聞いていただく様は、わたし自身にとっても参考にすべき姿勢だと感じました。
ありがとうございました。
二ヶ所の見学をなんとか終え、バンドン市内に戻ったのは、夜7時くらいでした。

皇后酒家さんにて、中華の鍋をいただきました。

海鮮の具ををスープで煮炊きしていただいたのですが、そのスープがとても美味しくて、締めのラーメンや野菜などが最高に旨味ある状態でいただく事が出来ました。
ごちそうさまでした。
明日で旅程も折り返しを迎えますが、後半のマレーシア滞在に向けて準備をしつつ、頑張っていきたいと思います。