泊まっていった弟を見送って、結局わたしは仕事をすることにしました。
気付けば、初夏の前の母屋の庭は花や草に溢れ、なんか自分も頑張らないといかんなあと思ったのと、単純に月曜日に出掛けるので、やってしまいたいことを先送りしようと決めただけ、なのですが。





そんな草や花を育てている母親から、わたしが母屋に置いていったものを整理中に見付けたという、国鉄最後の日に新潟駅にいった記念にもらった「乗車証明書」を渡されました。

ホログラム式で、傾けたら国鉄とJRのマークが交互に現れる仕組みです。
もらったのは、28年前の中学三年生の卒業後、春休み中に同級生の皆さんと一緒に行った「青春18きっぷ」での旅行のときでした。
湖西線~京都着、東海道新幹線(自由、激混み)乗り換え~東京、上越新幹線(あまり記憶なし)乗り換え~新潟(臨時列車を出してもらった深夜発、明け方京都着のもの)~京都着、湖西線乗り換え~帰宅
という旅行でしたが、今思えば何しに行ったか全くわからない、鉄道にわかファンのような「卒業旅行」でした。
少し懐かしくなり、仕事に向かう前に自分の中学生のときを思い出しました。とくに、普段はなにも考えていなかった気がします。
他の人たちが進学などを口にして初めて、自分の考えを探すような時期でしたので、今思えば、無謀にも生きていたなあと思います。
ただ覚えているのは、なんとなしに街に出て暮らしてみたい、と思っていたような気がします。とにかく本を読むことが好きだったので、自由に本を買える環境に憧れていたことが主な理由です。
端末や、輸送や、情報や本を取り巻く環境が変わった今では、地方に住んでいても、都会に住むのと、あまり「情報の得方」に変化のなくなったような気がします。
そんな現代で、生まれて育った地方に住んで、働いて、収入を得て、好きな情報を得られるわたしの今の生活は、悪いものではない気がします。
ただ・・
もう少し、生活に余裕のある43才になっている予定ではありましたが・・。
さておき、現実の話に戻ると、わたしは仕事をすることにして、8時から急ぎ台を稼働させました。

14時前までなんとか動かし、目処がついたのでやれやれと帰宅して、合宿から帰宅した上の子の様子を伺いがてら、昼食をとりました。

そうめん、昨日の残りの鯖寿司。
ごちそうさまでした。

食後は、アドベリークリーム入りのロールケーキがセブンイレブンから出ているので、それをいただき、コーヒーをのみ、ようやく休日の心持ちを取り戻しました。
中学生のときはコーヒーはあまり好きではなかったのですが、社会人になってからは一息つける飲み物として、何となく飲む機会は増えたように思います。
午後は、スポーツ観戦をテレビでしながら、昼寝をしました。
先週今週、ずっと動いてきた中で、初めて訪れた休息だと思うと、とても貴重な時間でした。
夕食は、マスダ社の増田社長にいただいた、鯛の刺身をいただきました。

すごく柔らかい身で、こんな柔らかい鯛を初めて食べた気がします。
ありがとうございました。
合宿から帰ってきた上の子は、合宿は楽しかった、ということで何よりでしたが・・。

夕食時、テレビを見ながら
「もうちょっと、良いニュースはないものかねえ。」
などとつぶやき、わたしを驚かせました。
合宿で何を学んだ、ということではないのでしょうが、彼なりにいろんなことを思っているのだと感じました。
そしてそれ以上に
世の中は、悪いニュースで溢れすぎている気が、わたしにもします。

上の子の帰りをずっと待っていた下の子も、嬉しそうに夕食を食べつつ、意味もわからず
「うん、うん。」
と言っていました。
お刺身以外の夕食のおかずは、焼きそばでした。

そして、下の子が行く園でとれたという野菜など。

キュウリが、美味しかったです。
いろんなものに感謝しつつ、明日からも頑張ってやっていこうと感じた日曜日でした。