「ケーキ切らずに待ってるし早く帰ってきてください」
こんな日に限ってアホほど忙しいのですが・・。
織機を午後7時で停め、織れたものを慌てて切り、事務所の荷物を持ち、埃のついた服の、そのままで帰宅。
彼らが確かに、待っていました。

前からたびたび申し上げていますが
我が家のケーキはヨメ特製で、小麦と卵と乳のアレルギーを持つ下の子と、卵のアレルギーを持つ上の子のため、使える材料がアホみたいに少ない状況で作られています。

豆腐のクリーム。
米粉のスポンジ。
それらをうまく使い、以前から考えたらよくここまでになったなあ、という爽やかな味に仕上がっています。
ケーキカット前に、わたしは一人夕食をいただきます。

ワンプレートに盛られた鶏とピラフとサラダ。
ひとりで作ったヨメは大変だったことでしょう。昼間の仕事もしながら、ですし。
そんなことを思ってる中、ケーキカットが始まり、子どもたちが記念撮影を始めました。


クリスマスというイベントを喜んでくれる彼らがいる以上、クリスマスというものは我が家に続いていくことでしょう。

わたしもひと切れいただきました。
世の中のケーキにはない味がします。
食べたあと、子どもたちとお風呂に入りました。平日にお風呂に入れるのは、本当に珍しく、私にとってはこれがクリスマスプレゼントだと思えました。
しかし感情的になる私を尻目に上の子は
「クリスマスプレゼントは5000円もらう友だちがいるという噂があるんやけど・・」
とすこし拝金主義的な匂いを醸し出してきました。
「クリスマス楽しい?」と聞いたら下の子は
「とうちゃん、まだクリスマスイブやで!クリスマスは明日や!」
と得意気に言い切りました。
クリスマスの彼らは強すぎる・・。
とりあえず
我が家のサンタはお金を渡すことは永遠に無さそうです・・。
クリスマスが終わると、一気に年末モードです。風邪が治り気味ですが、気を付けつつがんばります。