今日は、巨大多国籍企業、P&G創始者の孫であるフォスター・ギャンブル氏が作っている啓蒙(陰謀論?)のビデオ、「スライヴ」について。日本では「幸福の科学」という宗教団体に所属する与国秀行さんという人が日本語でこのビデオを紹介していますね。与国氏は、衆議院選挙にも出馬経験があり、2011年に幸福の科学の職員となった人物です。最近では、幸福の科学の政治家は、なぜか「保守」として表に出て活動しています。

このビデオ、以前にすこし見たことがあるのですが、私はこれを見ていると頭痛がしてくるので、長時間は見ていられません。基本的な内容は、国際銀行家などの超エリートたちが世界を牛耳っている、というような内容です。しかし、いかにも

お金がかかってそうなプロ仕様の映像

なので、逆に「巨大企業」の金余り感がプンプンなので、「超エリートが金出してわざわざ作らせてんだろうな」と思って見ていたところ、この一連のビデオを作った人物の名前を見たら「ギャンブル」とあるではないですか。「やっぱり!!」と思いましたよ。そりゃあ、大金をかけて作れるはずですよ。「プロクター&ギャンブル」というのは、日本では

P&Gとして知られている有名な大企業

です。このビデオを作っているギャンブル家こそ、超超エリートなんですよ。このビデオを作っているのは、この大企業の創始者の孫であるフォスター・ギャンブル氏です。この企業は、主におむつやトイレットペーパー、生理用品などの紙製品や日用品を作っていますが、紙を漂白するのに猛毒のダイオキシンを排出する有機塩素を使用していた企業です。また、お金の力でロービー活動をしてアメリカの政策にも影響力を行使してきた汚染大企業です。


P&G

https://www.bizjournals.com/cincinnati/news/2017/03/28/p-g-brand-targeted-in-another-lawsuit.html
アメリカの業界紙「ピーアンドジーブランドがまた訴訟のターゲットとなる」

これまで、アメリカではこの会社が出している製品を使って病気になったり、公害で影響を受けた人たちが多数の訴訟を起こしてきました。しかし、「商品は安全です」と繰り返す…。そして、材料に使っていた物質が有害指定を受ければ、微妙に化学構造を変えて違う薬品や化学物質名に変えて、また被害者や訴訟する人たちが出るまで同じことを繰り返してきたのです。この構図、分かりますよね? 公害汚染と訴訟で有名な大企業なのです。 

アメリカでは、1982年にこの企業のタンポン使用によって引き起こされたTSSという感染症の事例があり、

健康被害や死亡者が出たため、訴訟

が起きました。この年、連邦裁判所はP&Gが販売していた生理用タンポン「リライ」に欠陥があったとして、同社の過失を認める判決を下しました。(この製品を使用した女性のうち400人あまりがTSSに感染したと報告)
https://forbesjapan.com/articles/detail/7600

生理用品市場は全世界で150億ドル(約1兆8,600億円)ですが、生理用品に含まれるダイオキシンや化学物質が引き起こす健康被害は、女性の子宮という人間の命を生み出す機能を狙い撃ちする、これから生まれてくる人類への攻撃にほかなりません。子宮頸がんワクチンも同列ですね。

これは、アメリカの企業だし、日本では訴訟も起きてないから大丈夫、とは言えないのですよ。私たちも、すでにターゲットにされているのです。この会社が作っている生理用品から、金属片が発見され、回収されたこともあるのですよ。以下は、産経新聞の記事です。

生理用品に金属片

「女性ご注意!生理用品に金属片が混入の恐れ P&Gウィスパー自主回収」
http://www.sankei.com/west/news/161222/wst1612220021-n1.html

私たちの子どもや孫がこれから生まれてこれるかどうかは、女性の子宮の健康にかかっています。そこを、狙い撃ちする。私は、その行為には悪意しか感じないのです。「スライヴ」のビデオが銀行家などの超エリートが人口削減をしようとしている、と言っていますが、この会社のやっていることと同じなんですよ。

このふてぶてしい巨大な多国籍企業の創始者の孫が、450万ドル(百円換算で約4.5億円)の個人資産を報酬なしでこのビデオを作るために投資したのです。(その上に、個人の投資家たちが投資したのが250万ドルあります)この人物が自分の親から勘当されて、遺産がもらえていなくて、丸裸で放り出されたのだったら私は信じていたかもしれません。または、このお金を情報発信のためではなく、実際的に健康増進する発明家や医師などに投資していたのだったら、分かります。この金額の大きさ、分かりますでしょうか?

合計約7億円ですよ

スライヴ創設者

http://www.thrivemovement.com/about_us

このフォスターさんという方は、ウェブサイトの自己紹介には「今は会社とは関係ありません」と言っていますが、本当に健康や人間を守る側に立って真実を発信していたら、すでに暗殺されているか、特殊部隊出身のボディガードをつけていますよ。この金額も、庶民にはただの洗脳ビデオ作るのに7億って多すぎやしないかwと思うかもしれませんが、彼らにとっては、はした金なのかもしれません。そうでなければ、これを作ることが、彼らにとってかなりメリットがある、としか考えられないのです。

この「スライブ」の内容的ですがね、「国際銀行家」や「レプティリアン」などに対して、やたらと「恐れ」を感じさせる内容だと私には思えます。もしかすると、8割くらいは本当のことを言っているのかもしれません。しかし、残りの一番重要なところで間違っているというか、裏切っている気がします。それは、こういう刷り込みです。
 

私たち人間(一般人)は無力なんだ。
どうせ銀行家がすべてを牛耳ってるんだ。
どうせ超エリートにやられるんだ。
どうせレプティリアン(とかバケモノ?)が地球を支配してるんだ。
自分たちには、解決できないレベルのものなんだ。



そこが狙いなんですよ。

「私たち一般人なんて、ジャイアンに逆らっても仕方ないのび太なんだ」と思い込まされているのです。私は、超エリートが私財を投じて、このような洗脳というか刷り込みビデオを作って、全世界に発信している理由は、私たちが持っている本当のパワーを思い出してしまうと、彼らの支配がだんだんと弱まっていき、無力になってしまうからではないかと思います。

本当は、私たち普通の人間は、ものすごいパワーを持っていて、腐敗した一部の連中を倒す力を持っているし、

悪を無力化するパワーがあるんですよ。

それを知られたくないから、「恐れ」を植え付けなきゃならない。私たちが脳をしっかり使って自由な思考を取り戻して、人間らしさを強く呼び起せば、必ず解決方法は見つかるのです。

そこで、なぜこの英語のビデオをわざわざ日本語に訳させているのか、気になりませんか。 

日本人は性善説だし、人を疑わないし、あまり心に恐れを持っていない人が多いんです。アメリカのハロウィンが恐喝を教えるイベントで、クリスマスのプレゼント交換で略奪方式を使っていることを書きましたが、「いつやられるか分からない」という狩猟文化というか遊牧文化が根底にある民族は、心にいつも緊張感というか恐れがあり、それが必要だとされているのです。人類を支配したい勢力にとってですね、恐れをあまり持っていない人たち、つまり日本人というのはちょっと厄介なんです。それは、

恐れがない人たちは、支配しにくい

んですよ。脅しが効きにくいからです。純粋な心を持った人たちの願いは叶いやすい法則があるので、日本人には本来は言霊の力というか、物事を現実化する強いパワーがあるのです。それから、金だけでは買収されない心を持っている人間も支配されにくいです。そういう人間は、お金だけでいうことを聞かないからです。(戦後の自虐史観というか罪悪感さえなんとかできれば、ものすごい影響力があるのです。)

だから、陰謀論やスピリチュアルを使って、「レプティリアン」だとか国際金融勢力だとか対策ができない対象や見えないもの、正体がわからない存在を恐れさせるのです。「レプティリアン」について言わせてもらいますとね、私たち自身の思考が単純化というか、好き嫌いなどの脊髄反射に頼って爬虫類脳(レプティリアン脳)しか使っていないことの方が大問題なんです。つまり、脳の使い方がサル(哺乳類)以下になってしまうと、そういう人たちは簡単に操れるのです。

また、本当は私たちのスマホやパソコンの中にすでに入り込んでいる人工知能スマートダスト食べ物に入っている不気味なナノテクノロジーモーゲロン病の方が大問題なのに…。

私たち日本人は、世界の人たちを目覚めさせるほど「助け合い」の精神を持っています。また、日本は、玄米食や海藻を食べる習慣がありますから、西洋に比べれば、比較的、健康な人が多いのです。イオン・フットバスの記事でも書きましたが、中年の平均的なアメリカ人がこれをやると足の裏からヘドロのようなものが出てくる人が多いのですが、日本人は茶色いサラサラした水が出てくる人が多いのです。ちょっと問題があっても、食生活を徹底して伝統食に戻せば、デトックスして健康体を取り戻すのが早いのです。「騙されやすい人は、デトックスして体質改善すると、真実が見えてきて騙されにくくなる」という記事にも書きましたが、健康な人というのは、頭もハッキリしてきますから、支配するには厄介なのですね。

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