おはようございます、さこです(*^^*)

今日は寄せ集めブログです。

それぞれ記事にしようと思いながら、12月はあっという間に時間が過ぎて、その内書こう精神でいたら年を越してしまう気がしてきたので、とりあえず今見ているものの感想をまとめてざっくり記事にしようと思います。

どれも現在配信しているところまでネタバレしていますのでご注意ください。

 

 

 

 「修学旅行で仲良くないグループに入りました」 /日本

まずはコンスタントに感想を書いているこちらのドラマ。

大きな問題も起こらず、主演二人の恋に焦点を当ててくれているので、穏やかな気持ちで見られる貴重な作品です。


私基本的にブログはPCで書いているんですが(下書きや仕上げだけスマホのときも)、毎回このタイトル打ちながら、長いなーってなる笑

そしてまたオープニングに挿入されてる映像が変わってますねー!

最終回に向けた集大成みたいな映像になってる!!

芸?が細かくてほんとこのドラマの制作陣大好きです。

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第9話はついに文化祭当日。

今回は日置が、俺で良かったのかな?とモヤモヤしてる回です。

ただやっぱりこのドラマの良いところが、1話完結っぽくなっているところ!

問題を先延ばしにしないのがスバラシイ。

 

文化祭が終わった後、屋上でお互いの気持ちを再確認するシーンは最高でしたね。

 

「俺も、渡会が…、渡会だから、好き」

 

恋愛漫画やドラマで良く見るありふれた台詞、藤本君が言葉にするとなんでこんなに響くんでしょう。

彼に2025年日本BLドラマ最優秀主演男優賞を贈呈したい。

 

そのあとは無自覚日置が炸裂。

靴擦れしてしまった日置をまた抱っこしようとした渡会を止める日置。

お互い筋トレしてるって話になると、日置は渡会の手を取って自分のお腹を触らせ、「ほら、ちょっと割れてるでしょ?」とにっこり。

「こういうの、わかってやってる?」からの渡会のスイッチオン!

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めっちゃ良かったな~。

制服の上から、日置のお腹から首まで手を這わせていくシーン、日本のBLドラマの良さが詰まってました。

服着ててもエロい!煽情的!!

奥ゆかしいエロを描かせるならやっぱり我らが日本BLですね笑

日置が思わず「あっ、」って声出して、そんな日置を見つめる渡会の目線もめっちゃ良かったです。

 

次回はいよいよ最終回。

一秒たりとも見逃せませんね。

 

 

 

 「Me and Thee Series」 /タイ

今まで話題にしていませんでしたが、実は見ていました。

私が好きなお顔Phuwin君(画像右)と相方Pond君の最新作です。

楽天TVで毎週土曜日22時半に最新話を配信中。(全10話で現在5話まで進んでいます)

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彼らが主演のドラマ、実はちゃんと最初から最後まで見たものはないんですよね。

所々飛ばしながらさらっと見たものが多くて、このペアが好きな方々には顔向けできない失礼な見方をしてきたんですが、今回初めてちゃんと見てます。

 

このドラマを見始めて最初に思ったのが、Phuwin君大人になったな~ということ。

新作ドラマが出るたびに、頬がぷっくりとしたあどけない少年が少しずつ麗しいお顔の青年に変化してきましたが、今回は男らしさに磨きがかかった気がします。

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鍛えているんでしょうね、ガタイもやたら良い。

顔つきもよりシャープになって、ほんとただのイケメン(褒めてます)。

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良い意味で受けっぽさがないです。

 

制作会社GMMTVも力を入れている作品なのか、お金をかけてるのがすごく伝わる。

タイのBLドラマもここ10年でほんと変わりましたよね。

俳優陣とスタッフ陣のアマチュア感が拭えなかった頃(それがまた良かった)とは大違いです。


さて、大人気ペアの今回の配役は、マフィア(Pond)✖️一流カメラマン(Phuwin)

めちゃくちゃハマり役だと思います。

Phuwin演じるPeachは、たった一人の妹を親代わりになって育ててきた頼もしいお兄ちゃん。

人間が出来てて、年齢の割に達観しています。

Pond演じるTheeはマフィアの息子ですが、表向きは香水の会社の社長。

昔の恋愛ドラマが大好きで、やたらクサい台詞を連発します。

そんな出会うはずのない二人が出会って恋に落ちるお話。

 

正確に言えば早々に恋に落ちるのはTheeの方で、恋を自覚するのも早かったし、好きになったらすぐにあの手この手でアプローチを始めます。

マフィアの息子なのにTheeがほんとにお茶目で一途で可愛いです。

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Pond君のお顔はタイプじゃないのですが、4話で見られた眼鏡姿は最高にイケメンだった。

 

Peachはひたすらに鈍感で、Theeのアプローチを他意なく華麗にスルーします。

それでもめげずにアプローチを続けるThee。

何ともかみ合わない二人のちぐはぐなやりとりに笑ったり、時にはTheeの誠実さにPeachと一緒にじーんとしたり。

5話ではようやく二人のキスシーンがありますよ!(どうしてもゴムボートが揺れちゃって、ロマンチックさを演出するには限界があったけど笑)

マフィアの息子だから、その内Theeに危険が迫ったり、それこそPeachが巻き添え喰らったり、そのせいで距離を置くとかあるのかなーと身構えつつ楽しんでます。

 

 

 

 「雷雲と雨風」 /韓国

最後にこちらの作品。

アジアでBL旋風が巻き起こる前の韓国らしい、どんよりとした暗さのあるBLドラマが楽天TVで現在6話まで配信中です。

全8話なので残り2話。

毎週金曜日の0時に2話ずつ配信されているので、今週で終わってしまいます。

 

最初に触れたいのが主演俳優のこと。

윤지성(ユン・ジソン)君です。(画像左)

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一大ムーヴメントを巻き起こしたオーディション番組「PRODUCE101 Season2」から生まれた期間限定男性アイドルグループWanna Oneのリーダーだった子です。

私もWanna One好きでした。

ただ私の推しは他にいたので彼のことはよく知らないんですよね。

無事デビューできたけど、Wanna Oneの活動が終わってからは全然目にする機会がありませんでした。

Wanna Oneの元メンバーだと、박지훈(パク・ジフン)、황민현(ファン・ミニョン)、옹성우(オン・ソンウ)の3人が俳優業も成功している印象。

絶大な人気を誇ったWanna Oneのリーダーを務めた子が、まさか韓国BLドラマ(しかもがっつり濡れ場あり)の主演を務める日が来るとは、、びっくりです。

最初はどうしてもWanna Oneだった頃の印象が強かったのですが、演じるキャラクターがかなり違うのでようやく慣れてきました!

 

 

あらすじとしては、主人公のジョンハンが、いとこのイルジョ(ただし婚外子)が彼の父親の葬式で異母兄からひどい扱いを受けているのを見て、思わず手を差し伸べて自分の家に住まわせるところから始まります。

ジョンハンは決して良心から居候を提案したわけではなさそう。

どちらかというと、仄暗い感情とでも言うべきもの。

人はどこまで惨めになれるのか、そんな好奇心からの行動でした。

 

しかし素直で純粋なイルジョは、そんなこと知る由もなく、良くしてくれているとジョンハンを慕っています。

そしてそれがいつしか恋心となり、ジョンハンが寝ているときに思わずキスをしてしまうのです。

しかしジョンハンは目を覚まし、嫌悪感を露わにして出ていけと伝えますが、翌朝イルジョは痛みを訴えて病院へ、そのまま手術。

結局手術代等はジョンハンが出し、また同居生活を再開させます。

「体で返せ」(変な意味じゃないよ)と伝え、お金がない代わりに家事諸々をさせることにします。

 

しかしある夜ジョンハンは、お酒が入ったときにイルジョに迫ってしまいます(ここは未遂)。

思い出して後悔するジョンハンでしたが、またお酒を飲んだときもイルジョに迫り、ついに一線を越えてしまいます。

 

そうなるともう堕ちるだけ。

イルジョへの独占欲や支配欲が溢れて止まらないジョンハン。

欲望のままにイルジョに触れるようになります。

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イルジョがバイト先の店長と親しくしていれば怒りが爆発。

「お前の気持ちなんかどうでもいい。黙って俺に従っていればいい」という、心ない言葉をイルジョにぶつけます。

そしてついにイルジョは、メッセージを残して家を出て行ってしまうのです。

 

大切なものは失って初めて気づく、というやつで、ジョンハンはイルジョを探しにイルジョの実家があった場所へ。

実は昔から親交のあった二人。

実家に戻り伸び伸びとした表情のイルジョと楽しく過ごすジョンハンでした。

 

イルジョが自分の家に戻って来たとき、改めて告白するジョンハン。

しかしイルジョの表情は浮かないものでした。

それでも半ば無理やり付き合うことを承諾させます。

 

しかしジョンハンは企業の社長の息子として将来を約束されている身でした。

加えてイルジョに対するいとこの脅迫。

イルジョは涙ながらにジョンハンに別れを告げます。

それを受け入れられないジョンハンは、再び家を出て行ったイルジョを探すのでした。


ジョンハンは私から見ると何だかモラハラ気質。

傷つけないと約束した後も、結局自分のこと最優先で、イルジョが自分の思い通りにならないとすぐ機嫌損ねる。

イルジョも結局ジョンハンには甘くて、ダメ男を育成してしまうタイプだと思う。

もっとジョンハンを容赦なく突き放して良かったのにーと思うけど、好きなら仕方ないですよね。


さあ、残り2話。

このドラマを見てドキドキハラハラはそこまでしていないのですが、どんな最後を迎えるのか気になります。





*** 



次は中国の作品に触れたい。

ではでは。

こんばんは、さこです(*^^*)

昨日は大学時代のサークルの後輩と二人で東京の新大久保でご飯しました。

新大久保に行くのは年に2回程度ですが、私が韓国ドラマにハマった学生の頃は、こんなに若い子いなかったのになーと、何とも言えない気持ちになったりします。(その頃自分が若い子だったのは棚に上げる)

いや、活気があるのは良いんですけどね、人が増えると治安も悪くなるよね!


まず向かったのは、美名家という老舗の韓国料理屋さん。

お店に入ったら、お客さんの年齢層は高めで、流れる音楽も小さく、大画面テレビはあってもK-POPのMVが流れているわけでもなくむしろただの置き物で、席に着いた時点で好感度MAXでした。

もういい大人なので、わちゃわちゃしてるお店は疲れるよね。

お店ではここ数年私がハマりにハマっているポッサムをいただきました。

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その後は後輩が調べてくれてたカフェへ。

韓国っぽさを感じるおしゃれな空間でした。

入店したときは遅い時間だったのもあってお客さん全然いなかったけど、そのあと何かのオフ会なのか20〜30人規模の女性の団体客が入店。

何の集まりなのか聞きたかったけど聞けずじまい。

カフェはNAPE:というお店です。

2階なんですが、入り口がわかりづらいです。

路地に回って階段上ってください。

 

 

では本題に入ります。

楽しい時間を過ごして帰りが0時を過ぎたので、初めて「修学旅行で仲良くないグループに入りました」をリアタイして見ようと思ったら、このドラマって関西ローカルで放送されてるんですね?

普段朝の情報番組以外でテレビを見ることがあまりないので、今更知った事実!笑

神奈川県在住の私が見られるわけがなかった。

大人しくFODで視聴。

 

 

 

 

※この先ネタバレあり※

 

 

 

 

第8話 自覚する前に口を衝いて出た「好き」

ほんとこのドラマ、1話25分弱だからあっという間に終わる。

今回は文化祭のエピソードの前編で、文化祭準備に勤しむ日置たち。

日置はまだ自分の気持ちに答えを出せずにいます。

渡会はもちろんそんな日置に返事を催促することもなく、相も変わらず日置のそばから離れず、海での告白以降好き好きオーラを全然隠していません。

バド部の仲間が日置に会いに来れば、日置よりも先に立ち上がって彼らのところへ。

圧倒的一軍オーラをまとって「日置に何か用?」と威圧。

日置に戻るよう諭された渡会から飛び出た第8話の名言はこちら。

 

 

「じゃあ3秒で戻ってきて?」

 

 

彼氏でもないのに束縛が過ぎる!!

そして友達に「結婚しよっ」と言われて抱きつかれている日置を颯爽と連れ戻し、教室のロッカーの陰に隠れて渡会も負けじと言います。

 

「じゃあ俺と結婚して」

 

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「結婚しよ?」

 

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いやー、渡会がひたすらにアプローチしてるのほんと気持ち良い笑

イケメンが正攻法で好きな人にアプローチしたら誰も敵わん。

こういう誠実なイケメンって、私が見てきたBL作品ではレアかもしれないです。

あ、「消えた初恋」の井田も誠実だったなー。

あとは大体執着イケメンとか歪んだイケメンとかあざといイケメンとか乱暴なイケメンとか、、って書きながら、やばいイケメンってあくまで私が読んできたBL漫画に多いだけで、意外と日本で実写化されてるBLドラマの攻めは誠実な人が多かった気もしてきました笑(「チェリまほ」もそうだった)

うん、実写化するとなるとそういう作品が選ばれますよね。

 

 

この後、今度は渡会に呼び出しが。

知らない女子から告白されます。

そして日置もクラスの女子に呼び出されますが、その子の目的は渡会にラブレターを渡してほしいというお願いでした。

このドラマ見てて、告白の仕方がラブレターだったり呼び出したりとか、なんか古くない?と内心突っ込んでます。

今時手紙で告白する人いるのかな?(奥ゆかしくて素敵だけど)

 

 

さて、ラブレターを託されてしまった日置は、それを渡会に渡そうとしますが、ショックを受けた渡会は思わずその手紙を払い落としてしまいます。

「一人にさせて」とその場を離れる渡会。

しかし渡会の友達3人のナイスアシストで、美術室で一人片づけをしている日置のもとにやってきた渡会。

 

そこで日置はついに、自分の思いを吐露します。

最初はラブレターを託されても断ろうと思ったこと、でも彼女のまっすぐな想いに渡会はこういう子と付き合った方が良いんじゃないかと思ったこと、でもいざ渡会の顔を見たら苦しくなったこと。

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そして泣きながら、俺の方が渡会のことを知ってる、俺の方が渡会のことが好きだと訴えます。

渡会に聞き返され、同じ言葉を繰り返しながら、ふと我に返り告白していることに気付いた日置。

 

 

「あ、、いま俺、好きって、、」

 

「うん」

 

「え?言った?…え、言った?え、言ってたよ…」

 

 

藤本くーーーん!!!

なんて良い演技をするんだ君は!!

このやりとりがめっちゃ自然で、きゅんシーンのはずが一気に和むシーンになりました。

今回初めて二人がすれ違いましたが、秒で終わったのが最高にストレスフリーで良かったです。

 

 

 

***

 

 

来年放送される「親友の「同棲して」に「うん」と言うまで」が楽しみです。

二人とも私好みのビジュなんです。

ではでは。

こんばんは、さこです(*^^*)

中国短劇に夢中になってたら、今度はアジアBL界隈で気になる作品が続々と配信スタートしていて、ちょっと嬉しい悲鳴を上げている状態です。

でもまずは毎週一番の楽しみにしていて、お気に入りシーンは繰り返し見るほどハマっている日本のBLドラマから。

「修学旅行で仲良くないグループに入りました」を2話分まとめて振り返ります!

これは大切に見ているので、なるべく感想を書き残しておきたい。

怠惰な性格ゆえに既に2話分まとめちゃってるけど。

早くしないと文化祭編に突入しちゃうので、焦って書いてます。

 

 

 

第6話 まさかの誘導尋問からの告白

いやー、日置が可愛すぎるにっこりラブラブ

あの帽子なに?

赤ちゃんみが出てて可愛いかった。

 

アジアのBLドラマって旅行先とかで海に行くシーンがあるあるだと思ってたけど、日本もそうだった。

男子高生5人+守崎のお兄ちゃんで海遊びを満喫。

 

渡会が常に日置の横をキープしてて、これはまあ前からそうだったんだけど、動画撮ってるときに日置をアップにしてるのには笑った。

それ、叶わない片想いしてる陰キャの行動です(偏見)。

圧倒的陽キャがやるとギャップになって微笑ましく見えるの何なん?

 

周りの友達がさ、渡会の気持ちをどう解釈してるかわからないけど、お姫様抱っこしてても色々構ってても、二人の写真撮ったり「強火担」って言ったりして、変な空気にならずすんなり受け入れてるのがすごい平和で好き。

因みにお姫様抱っこは全然きゅんとしなかったよ!笑

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地味にお気に入りなのが、渡会が守崎兄と二人で買い出しに行って戻って来たとき。

日置が何気なく「仲良いんだね」と言えば、渡会はすぐに「気になる?」と聞きます。

それに対して日置の「え?いや」がリアルだった笑

ほんとに気になってないのが私には伝わったよ。

 

 

そしてやっぱり一番は告白シーン。

日置に優しい渡会に対して、「甘やかされてたらダメになっちゃう」と可愛く意見する日置に、さらっと「ダメになっていいよ。俺が一生大事にする」と宣言する渡会。

それってほぼプロポーズじゃーん!って誰もが思いましたよね。

その言葉の重さわかってる?

そんな簡単に口にしちゃっていいの?

と、いい大人の私は汚れきった心で思いましたけど、渡会の言葉に嘘はないわけです。

しかし渡会の言葉にはあのピュアな日置も思わず質問してしまいます。

 

「もしかして俺、告白されてる…?」

 

これも中々勇気ないと聞けないやつ!

普通だと心の中でそれってどういう意味?って聞いて、でも直接聞く勇気が出なくてずっとモヤモヤするやつ!

それをさらっと聞けちゃう日置!

結果、渡会の直球の告白を聞き出すことに成功します。

日置が告白させているように見えますが、日置に一切そういう意図がないから良いよね。

無自覚に告白に持っていくとか、さすがピュア日置です。

 
 

 

第7話 好きな人に応援される片想い

もう7話、、早すぎる。

続きが気になるけど話が進めば進むほど終わりに近づくというジレンマ。

 

7話は待ちに待った渡会目線の回想がメインでしたね。

めっちゃ良かった。

同じクラスに気になる子ができても、きっかけがないと中々話しかけられない、学園あるある。

ちゃんと渡会が勇気を出して自分でスタートさせた恋でした。

 

 

そして今回際立ったのは、日置の人としての出来の良さ

告白した渡会が「ごめん、困らせたよね」と言って一旦その場を離れようとすると、慌てて追いかけて渡会の腕を両手で掴みます。

 

 

この後の、日置の必死の喋りがすごい良かった。

 

 

演じてる藤本くん、マジで演技うますぎません?

あのしどろもどろの話し方からはただただ緊張が伝わってきて、感情の高ぶりや動揺から涙を流すところまで、びっくりするほどリアルでした。

 

困らせたと思っていた渡会に対し、「何も困ってない!」と言い切った日置。

むしろ応援してるらしい。

ただどこまでもピュアな日置は、まだ渡会のことが好きなのかわからず。

それでも渡会にとっては、好きでいていい、むしろ気持ちを隠さず突き進んでいいと背中を押されたようなもの。(まあ今までも気持ちダダ漏れだったけどね)

 

「じゃあ、もう我慢しなくていいね」

 

「もう我慢しないから、覚悟して」

 

「俺がどんだけ日置のこと好きか、アピールしてくから」

 

片想いの相手に恋を応援されるという異例の事態に、ノリノリでアタック宣言をかます渡会はやはりイケメンでした。

次回からが楽しみ!

 

 

 

ドラマも後半戦に入って、ドラマのオープニングに挿入されているシーンが変わってて、いちいち一時停止して見るほど見応えのあるカットばかりで、引き続き楽しみでしかない。

こうやって話が後半になっても期待を越えてくれるドラマって本当に稀有ですよね。

あくまで個人的な意見なんですけど、日本のBLドラマは序盤こそ盛り上がる展開を見せるのに、その後ストーリーが停滞して二人の関係が中々進展せず、が多い気がします。

それで離脱したドラマがちょこちょこあるんですよね。

だから「修学旅行」はマジで大切に見ています。

きゅんが毎回更新されるのほんとすごい。

最終回はどうやらイベントもあるみたいで盛り上がってるし、早くもシーズン2が決まってたりしないかなーと期待しています。

原作は読んでいないのですが、これからも二人がしっかり関係性を築いてくれることを期待しています。

 

 

 

***

 

 

日本のBLドラマには癒しを求めているのかも。

ではでは。

こんばんは、さこです(*^^*)

そろそろ私の記憶力が悲鳴を上げているので、残りの作品を一気に振り返ります。

今日は帰ってくるのも遅かったので、一番ざっくりな紹介になってしまいますがお許しを。

力尽きてきた結果、画像も少なめ。

 

 

本日のラインナップは古装ドラマ(時代劇)が多めです。

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飼ってた男、まさか皇太子様!? ★★★

侯爵家に嫁ぎ、優秀な女主人として過ごす絵師でもある沈知微

一人の男娼と3年もの間逢瀬を重ねていましたが、夫が帰国するのに合わせて関係を一方的に終わらせます。

そして帰ってきた夫は複数の妾を従えて帰ってきて、知微には愛情がない様子。

ある日夫婦で宮廷に行くと、そこで男娼だと思っていた男が皇太子だったと知るのです。

知微を何としてでも自分のものにしたい皇太子と、抗いながらも次第に流されていく知微のお話。

 

相手が実は身分のある人だったという設定、現代版もあるのですが、やっぱり面白いですよね。

権力者のイケメンが自分を追いかけてくれるって、そんなの夢がありすぎる。

ということで、何も考えずに楽しく視聴しました。

 

 

十年毒姫 将軍家の解毒花嫁 ★★★

毒の実験台として10年間虐げられてきた程寧安

この女主が、これまた毒に体内を冒された将軍に嫁ぐことになります。

寧安が毒姫であることで、将軍の毒による暴走を止められるという、結ばれるべくして結ばれた二人のお話。

男主は毒が回ってないときは紳士だし、義理の親も優しいし、ようやく女主が大切にされてて嬉しくなります。

この女主がまた健気ないい子なので、守ってあげたくなる愛されキャラなんですよね。

ただ敵が手強くて最後まですったもんだあり。

終盤にそんな展開持ってくる?!と思わなくもないですが、ショートドラマなので受け入れましょう。

 

 

九千歳 ~再生花嫁と宦官の純愛~ ★★★ 

このドラマは主演二人の顔面が良いです。

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沈南喬は初恋の相手だと勘違いして世子と結婚したものの、世子とその愛人に毒を盛られて命を落とすのですが、命を落とす間際、権力者である宦官の寧肅が自分を恋い慕っていたことを知ります。

そこで彼女は結婚式の日にタイムスリップ。

今度こそ間違えないと世子との結婚を直前で取りやめ、代わりに寧肅との結婚を宣言します。

寧肅は昔から彼女を想っていたので、最初こそ急展開に戸惑うものの、彼女を大切にします。

そして彼にはお約束の出生の秘密があり、身を守るために宦官になったので、去勢していなかったというオチ。

 

最初から最後まで主演二人が可愛らしかったです。(女主の目の下のストーンだけ気になったけど)

衣装がいちいち可愛かった。

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誰もがツッコミを入れずにはいられない、お風呂に潜って隠れるシーンは必見です。

 

 

 

どんどんいきます。

こちらの三本でラストです。

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青雲への道 ★★★ 

こちら、「飼ってた男、まさか皇太子様!?」と同じCPのドラマです。

結構なトンデモストーリーです。

赵扶揺は結婚初夜に夫に捨てられた上に夫が急死。

夫の母親(実は一番どうしようもない人)の画策で、夫の弟である楚霁云が二つの家庭を持つことになります。

(日本でも、結婚するはずの男性が結婚前に戦死してしまった場合、その男性の弟と結婚するということもあったと思うのですが、この家の場合は、弟は弟でまた結婚させるつもりなんだと思います。)

その後実は生きていた兄が妻と子を連れて帰ってきてしまい、二人の関係を隠しながら、互いにモヤモヤしてる話です。

霁云は最初から扶揺のことが好きで、扶揺ももちろん同じ気持ちなんですが、霁云は扶揺が兄を慕っていると思っているし、扶揺は扶揺で霁云が自分に執着するのは独占欲からでいずれ然るべき相手と結婚してしまうと思っています。

まあとにかく兄夫婦は揃いも揃ってどうしようもなくて、他にもライバルが現れたりするんですが、二人はすれ違いながらも最後は大団円を迎えます。

 

このドラマはですね、男主がいつでもどこでもさかってます。

扶揺をテーブルの下に隠しながら触れたり、壁に隠れて彼女に触れたり、食事の席ではテーブルの下で彼女の足に触れたり、暗闇に紛れて外で襲ったり。

とにかくやりたい放題です。

ただの紳士の皮を被ったエロガキ以外の何者でもなかった。

つまりは良い感じに下らなくて面白かったです。

 

 

極道若様と田舎娘の恋 ★★★

一番笑いました。

私が見た短劇の中でも低予算な気が勝手にしてます。

田舎で暮らす梁小草が、一緒に住んでいる祖母の治療費を得るために都会に向かっていた列車内、傷を負った陸寒梟に出会って咄嗟に手当てをすると、寒梟が一目惚れして猛烈アプローチを開始するという、中国短劇あるあるなスタート。

 

まずはタイトルにもあるように男主が極道の若なんですが、体格が良すぎてプロレスラーにしか見えなかった。

女主と並ぶと、素朴な美女と野獣って感じです。

若様の弟もプロレスラー。

 

短劇って突っ込みどころ満載ですけど、この作品は飛び抜けてた。

小草は小さい頃狼に襲われたことがあって、それを助けてくれた男の子を忘れられないんです。

もうこの時点でついていけません。

 

そして寒梟の側近も面白い。

あれは完全にネタ要員。

小草の祖母の前で側近、そして寒梟がダンスを始めたときはどうしようかと思った。

 

そして二人の結婚式がまたすごい。

急に小草が京劇の出演者になって歌い出す。

そして田舎の良さを語り出す。

もう何でもありの大団円で、ほんと印象的です。

 

 

愛は十年を遡る

これは正直つまらなかったです。

男主が可愛い男の子だから見始めたんですが、女主の独白が多くて多くて。。

途中でだいぶ早送りして見たので、評価もしないでおきます。

 

設定は面白いんですよ。

珍しく二人とも貧乏で、彼がeスポーツをやっていて支え合って生きていた中で彼女の病気が発覚し、彼に迷惑をかけないために悪者になって別れ、8年後に再会するという。

 

残念だったのは、女主が不幸すぎたこと。

両親はいない。

兄は定期的に盗みを働き、警察にお世話になってばかり。

彼氏もいない。

長年勤めてきた会社では30歳間近で独身だからと冷遇される。

そして治らない病気。

ほんと救いがない。

そんな中eスポーツ界で成功した彼と再会して一緒に仕事をすることになり、彼にはもう婚約者もいて、二人の姿を遠くから見ることしかできない。

 

そして女主が、自分から別れを告げたのにやっぱり好きだから、思わず彼のことをじとーっとした目で見てるんですよね。

これがちょっとイラッとしちゃって。

 

そして不幸に次ぐ不幸で最後は自殺してしまい、その後すべてを知った男主が過去にタイムスリップするという。

ちょっとタイムスリップするまでが長過ぎました。

暗い話をひたすら見せられると気が滅入ります。

三連休に視聴した中で、これだけは見なくてよかったかな。

CPがしっくりくる組み合わせじゃなかったというのもあります。

男の子は可愛いです。

 

 

 

***

 

 

今回はほぼ惰性で書いてしまいましたが、最後に紹介したドラマ以外は全て楽しく視聴しましたよー。

最後まで付き合ってくださりありがとうございました。

こんな怠惰な三連休は二度と繰り返さないように頑張ります。

ではでは。

こんばんは、さこです(*^^*)

中国短劇の世界、ちょっと興味湧いてきましたかね?笑


ではどんどん行きます!

本日のラインナップはこちら。

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有能秘書の結婚願望 ★★★★★

これはですね、私がこの短期間で見た短劇の中では異色です。

何が異色って、良い意味で全然ショートドラマじゃない。

ちゃんと普通の、いやむしろ良質な恋愛ドラマだった。

今一番お勧めしたいドラマです。

 

この女優さんは短劇界でよく見るんですが、多分若くしてベテランの風格がある人気女優さんなんだろうな。

彼女が出ているドラマを数本見てますが、ハズレがない気がします。

 

今回の主人公は大手企業の社長秘書を務める邱瑜

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お相手は仕事一筋の敏腕社長季向东

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この季社長がですね、私の見てきた短劇史上ベストオブまとも人間です。

短劇で見てきた男主は、極めて強引だったり、ちょっと強引だったり、とにかく強引な奴ばっかりだったんです。(私の趣味嗜好のせいとも言えるが)

ですがこの社長はすごいまとも!

全然乱暴じゃないし強引じゃない。

一回だけ衝動的にキスしちゃいますが、それもすぐ謝ってた。(謝ればいいって問題じゃないけど、中国短劇ならだいぶまともに見える不思議)

 

彼女のことが好きなのに、全然押してこない。

「俺と付き合ってよ。大事にするからさ」みたいな言葉をさらっと言ってみるけど、相手にもさらっと流される。

こういうやりとりすごい好き!

いや、多分社長は全然好意が伝わらなくてモヤモヤしてるんでしょうけどね。

このドラマは邱瑜もまともなので、社長のことを恋愛対象にしてはいけない人って弁えてちゃんと線引きできているからこそ、二人の恋は全然進展しないんです。

二人が全然くっつかないという短劇らしからぬじっくり進展していく関係性がめちゃくちゃ楽しい。

邱瑜の方はカモフラージュの彼氏(ただの従兄弟)がいたり、初恋を忘れるためにお見合いで出会った人と付き合ってみたり、初恋相手と勇気を出して付き合ったりと、男性関係が結構騒がしい。

季社長の方ももちろん婚約者がいるんですが、その婚約者は別に恋人ができるので、こちらはあまりストレスなく見られます。

 

邱瑜は社長の秘書兼ドライバーとして朝から晩まで一緒に過ごす中で、社長と信頼関係を築いていくのですが、それが恋愛関係に発展するのはストーリー後半です。

ただ社長は、自分に婚約者がいるときも、彼女に彼氏がいるときも、ちゃんと彼女一筋で、かといって強引に奪うこともせず、時には助言をしながら、機が熟してついに行動に移すんですよね。

その辺りからより楽しいです。

社長が彼女を見つめる表情が甘すぎてやばいです。

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スーツ姿がかっこよすぎます。

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お名前も存じ上げない俳優さんですが、マジでハマり役だと思う。

あ、ちゃんと中国短劇あるあるの担ぎ上げるシーンもあります。

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因みに婚約式の衣装合わせに邱瑜を付き添わせ、婚約者が目の前にいるにもかかわらず、邱瑜にどれが似合うか聞くというデリカシーのなさは中々でした笑

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王妃・明珠 ~乱世に咲く恋~ ★★★★

前回紹介した「彼女を籠に」と同じ女優さんが主演のドラマだったので見た古装ドラマ。

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髪の毛をアップにすると雰囲気変わるけど、やっぱり可愛い。

アプリを見ると、珍しく裏話の動画まであったので、もしかして主演CPは人気なのかもしれない。

 

このドラマの主人公沈明珠は将軍家の娘として生まれますが、母親は早くに死に、戦争で父と兄を失ったショックで視力を失い、沈一族には虐げられ、一族の者たちが明珠に媚薬を飲ませて無理やりある男と関係を持たせて結婚させようとします。

そこから何とか逃れ、行き着いた先で(普通行き着かないけどそこはご都合主義で)出会った男性と一夜を共にします。

それが皇帝の弟で、冷酷無慈悲な男として知られる宇文梟でした。

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宇文梟の子を身ごもったことですぐに結婚することになる二人。(ワンナイトからの結婚や妊娠も中国短劇あるある)

長いこと敵国で人質として虐げられた生活を送っていた宇文梟は最初こそ一切心を開きませんでしたが、明珠の聡明さや思慮深さに次第に惹かれ、少しずつ夫婦になっていく様子が描かれています。
宇文梟の出生の秘密やら何やらありますが、そんなことは気にせず、ツンデレむっつりな宇文梟と、ただただ賢くて可愛い明珠を見ていれば終わるドラマです。

因みに明珠の視力は回復しており、盲目のふりをしているんですが、何度も宇文梟にバレそうになるのになぜかバレません笑

明珠の衣装がどれも可愛かった!!

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契約愛人は八年来の片想い ★★★

すいません、多分三連休の初日に見た作品なので、もう記憶があやふやです。。

母親の手術費を稼ぐために、女子大生の女の子が金持ちに体を売るお話。

これだけ書くと重そうですが、短劇だから大丈夫です。

体を売った相手はタイトルにもある通り彼女の片想いの相手でした。

ワンナイトで終わるつもりが愛人契約を結ぶことになり、ただのお金の関係だの本当は好きだのでうじうじしながら互いの気持ちを確かめ合うまでのお話。

女主が貧乏、契約上の関係、実は好きだったっていう、ザ☆短劇の三要素が揃っています。

以上!

 

 

 

***

 

 

明日にはもっと記憶があやふやになっている予感。。

ではでは。

こんばんは、さこです(*^^*)

連投失礼します。

三連休、急に予定が白紙になって中国短劇を見漁った女です。

12本のショートドラマを三日間で一気見したので、忘れるのも早そうです。

なので早速、短めのあらすじと感想で振り返りたいと思います。

 

ショートドラマはあまり素材がないので、文字中心です。

個人的なオススメ度を作品の横に★5つで評価していきます。

ちなみに私は今回DramaWaveで見ましたが、同じドラマが色んなアプリで見られますし、作品名はアプリごとに違います

ショートドラマゆえに際立つ雑さ笑

原題は調べるのが手間なので、すいませんが端折ります。

 

まずはこちらの三本です。


良い娘 ★★★★

これは、私が見た数少ないショートドラマの中でも、ヒロインの劣悪な環境が際立つ作品。

主人公鹿鳴野は両親を交通事故で亡くし、伯父一家に引き取られますが、伯父はかつて鹿鳴野の母親を愛しており、鹿鳴野に向けても異常なまでの執着を見せます。

彼女を縛り付けるために祖母を人質に取り、彼女が自分の思い通りに行動しないと監禁は日常茶飯事。

おばとその娘(つまりいとこ)にも虐げられる日々。(そしてそのおばと娘も、伯父の怒りを買えば体罰を受ける)

そんな心身ともに虐待を受ける日々が10年も続くという異常さ。

真面目に見ると反吐が出ます。

彼女の体は弱っていましたが、それでも彼女は非常に優秀な頭脳の持ち主で、画家としての才能もありました。

そしてこの檻から逃げ出すため、偶然出会った段休冥という男性に接近します。

そして段休冥はすぐに彼女の魅力に落ちていくのでした。

 

ヒロインは、可愛らしい見た目に反してどこまでも冷静で冷酷。

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仕方ない。

あの劣悪な環境でまともに育つ方がおかしい。

そんなヒロインの策略にまんまとハマり、いつでも彼女の願いを颯爽と叶え続け、計画的に近づかれたと気づいた後に一度は失望しますが、再び追いかけるという器の大きさを見せた段休冥。

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演じているのは柯淳(Kechun)さんという俳優さん。

今回、男優さんで名前まで調べたのはこの方だけです。

マジで魅力的。

唯一無二の存在だと思う。

顔が好みとか好みじゃないとか置いといて、オーラが半端ない。

中国には高身長のイケメン俳優がわんさかいるけど、彼はなんかもう別格です。

圧倒的に人を魅了する演技をします。

びっくりした。

ショートドラマって設定も展開も台詞も突飛なのに、それをいとも自然にやってのける。

すごい。

ドラマうんぬんよりも、この人を見てほしい。

一挙手一投足が絵になるとか何事。

なぜショートドラマ界にこんな逸材がいるの?

世界規模で通用するカッコよさを持っています。

2000年生まれらしいから、たった25歳でこの存在感!

すごすぎる。

ぜひ動画でこの方の演技を見てほしい。

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あーかっこいい。

二人の身長差にも萌えました。image

このドラマは、最初こそ二人のキャッチーな展開が続きますが、二人の恋愛よりも鹿鳴野が人としての尊厳を取り戻すために伯父一家に復讐することがメインと言った方が正しいかも。

その過程で二人が強い絆で結ばれていきます。


 

彼女を籠に ★★★★

こちらは、確か昨日見た作品。

まずは女優さんのお顔が私のタイプです。

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女優さんで唯一名前を調べました。

王小亿(Wang Xiaoyi)さん。

私は顔のパーツに派手さはなくても、パーツのバランスが取れたさっぱりした美人さんが好きなんです。(韓国女優だとハン・ヒョジュちゃんとかね)

 

ヒロインは、危険地帯にも取材に行く女子アナウンサーの沈檸

犯罪組織に捕まり命を落としそうになりますが、隙を狙って奪った拳銃でその場にいた男を撃って命拾いします。

本国に戻っていつも通り仕事をしていると、番組の強力なスポンサーとして死んだはずの彼が超大手企業の経営者江馳という名で再び彼女の前に現れます。

この方、中華っぽいイケメンで結構好きです。

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最初は自分を殺しかけた沈檸に対して傍若無人な振る舞いを繰り返す江馳でしたが、彼女が昔死んだと思っていた大切な女の子だと気づくと態度を180度変えます。

プレゼント攻撃をしたかと思えば、彼氏とは別れるように脅し、自分の家に住まわせます。

やることなすことトンデモ案件。

でもやっぱりちょっとずつ良い男になっていくから憎めません。

彼女の方は、残念ながら江馳と生き別れた頃の記憶を失っていました。

そして彼を憎み続け、国際警察のスパイとして彼の懐に入ることにします。

二人のすれ違いが、いい塩梅で面白かったです。

ラストはこれまたトンデモな感じで、急に終わります。

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でも良いんです、これはショートドラマ。

あ、タイトル「彼女を籠に」は、ストーリーと微妙に合っていない気がします。

 

 

不屈の絆 ~暗闇を照らす運命の恋人~ ★★★

これも昨日見たかな。

ごめんなさい、力尽きて映像探せず。

前作に続いて、こちらも軟禁ものです笑

こちらはマジでタイトルとストーリーが合っていません。

絆って何?


ストーリーは、夜の街で命を狙われた陸淮楓が、逃げているときに偶然出会った宋夏に怪我の手当てをされて恋に落ち、彼女を囲う話。

書いてて私も笑っちゃう。

囲うて。

令和の時代には中々見なくなった設定だけど、ありっちゃあり。

淮楓がやたら太い葉巻を吸うのは、大切なキャラ設定なのかな?

普通の煙草で良かった気がしなくもないけど、まあこだわりということにしましょう。

 

陸家は中々のクソ家族です。

淮楓は宋夏の家に不法侵入して彼女を拉致。

自宅に連れ帰り、手首を拘束したまま「お前が好きだ。俺のものになれ」と迫ります。

同時進行で、兄は宋夏の家族を酒気帯び運転で轢き、事故の隠蔽を父親に投げてそのまま逃走。

スマホを取り上げられていた宋夏は家族の死に目に会えず。

事故の真相を調べてあげると言った淮楓、兄が犯人だと知ってデータ改竄。

彼女が逃げないように足首に変な装置を付けて軟禁。

そして彼女の同意も得ないまま、結婚を強行しようとする。

いやあ、前作以上にトンデモ展開。

でも良いんです、これがショートドラマ。

彼女が決して屈しようとしないので、二人の攻防が楽しい。

淮楓の言動も後半に行けば行くほど意外と良かった。

 

しかしこの話は、最終話が何とも微妙です。

結構楽しかったのに。

 

 

 

***

 

 

続きは明日以降に書きます。

少しでも興味を持ってくださると嬉しい。

ではでは。

こんばんは、さこです(*^^*)

皆さんは三連休いかがお過ごしだったでしょうか。

 

私はというと、スマホ廃人になり下がっていました。

自堕落な三日間でした。

 

実はこの三連休、父方の実家に帰省するつもりだったんですが、一緒に行くはずだった4歳の甥っ子がまさかの三連休直前の21日にインフルエンザになりまして。(大事な予定の直前に体調不良は子どもあるある)

もちろん旅行は急遽キャンセル。(体調不良による国内線の航空券のキャンセルは、診断書があれば払い戻しできるって知りませんでした。素晴らしいですね)

楽しみにしていた久々の帰省が前日に白紙に。

 

ということで、21日の夜に「明日から三日間の予定が真っ白!」という事態に陥りました。

こういうとき、皆さんならどうしますか?

すぐに次の予定を立てたり、とりあえず友達に連絡入れたり、色々選択肢があるかもしれませんが、私は引きこもり生活を選びました。

私、根がインドアのオタクだから、いくらでも家にいられるんですよね。

 

三日間もあるということで、私は既にダウンロードしているショートドラマのアプリの中の一つに課金することにしました。

目的は中国短劇(ショートドラマ)を見るためです。

今回課金したのはDramaWaveというアプリです。

こういうショートドラマ専門のアプリは広告を辛抱強く見れば無料でも少しずつ見られるんですが、それが面倒、そしてある程度自由なお金があるなら課金した方が手間がかからなくて満足度も高いです。(そして一気見すれば疲労度MAX)

 

中国のショートドラマ、最近勢いがすごいですよね。(私が見始めたからそう思うだけ?)

クオリティーが低いと思って今まで全然興味がなかったのですが、「逆愛」を見るようになった頃に、出演俳優がショートドラマに出ていることを知ってチラ見して、その結果SNSの広告にもショートドラマが沢山上がるようになってしまいました。

なんかあれって、公式動画で結構なところまであらすじで見せてくれるじゃないですか。

それでまんまとハマった私は、良いカモです。

 

ということで、三日間ひたすら中国のショートドラマを見続ける日々を送りました。

お陰で腰が痛いです。

頭も痛いです。

周知の事実ですが、スマホでショートドラマを一日に何本も一気見は体に良くないです。

疲れました。

一気に見たせいで土曜に見たドラマは既に内容もおぼろげです。

因みに三日間で見た作品のラインナップはこちら。

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すごい、短劇なら三日間に12本も見られるんですね。

 

私のブログに訪れてくださっている方は、BLドラマか韓国ドラマがお好きな方が多いと思うのですが、この機会に中国短劇の世界に足を踏み入れてくださると嬉しいです。

感想等は次のブログで書くとして、中国短劇初心者の私が思う魅力はこちらです。

 

  何でもあり!それが中国短劇☆

はい、これに尽きます。

設定も展開も意味不明だったりしますが、それが短劇です。

短劇だから丁寧に説明している暇はないのです。

ジェットコースターのように物語が進みます。

急に恋に落ちます。

急に過去の因縁が明かされます。

急に終わります。

諸々が多少雑でも、短劇だから許されるのです。

誰も文句は言いません。

 

短劇は普通のドラマに比べて予算が少ないので、差別化を図るためにも過激な話、突飛な設定で視聴者の関心を買っているんでしょうね。

では、まだ視聴作品数が少ない中で私が感じた中国短劇あるあるをお話させてください。

 

 

男性が力の差を見せつけてくる

まずね、やたら女性を抱き上げがち。

片手でひょいっと、っていうのが定番?

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そして相手役の男性が強引&乱暴すぎる。

女性相手に容赦なさすぎ。

相手が裏社会系の男だったら、軟禁も当たり前。

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で、すぐキスするの何なん?笑

いや、短劇だから早く展開させなきゃいけないよね。

でも冷静になると、付き合ってもいない、相手が嫌がっているのに無理やりキスって、犯罪よね?笑

(因みに韓ドラの無理やりキスするシーンで一番好きだったのは「秘密」

私も年を重ねてきて、無理やりキスするシーンに一切ときめかなくなったんですが、これだけあるってことは需要があるのかな。

 

キスだけならまだしも、何なら致してるからね。

軟禁してる挙句にやっちゃうの?

マジで犯罪。

さすがにドラマの序盤ではなくて、ある程度女性が情に絆されつつある中だから何とか耐えられるけど、良くはないよね。

男がヒロインに嫌われてる中でも必死に尽くして必死に性欲我慢してくれたら楽しいのになあ。

でも軟禁だけはする、みたいなちぐはぐさがあるのは結構好きです笑

 

 

いじめシーンが無駄に長い

ヒロインがよくいじめられるんですが、やり方は主に二通り。

言葉による暴力と、ただのリンチ。

リンチは、もちろんしている風なので痛々しくないけど、大の大人達が寄って集って一人を殴る蹴るって、どうなん?

そして言葉による攻撃も、やたら長い。

ただの野次。

この後に大体相手役の男性とかが助けにくるんだけど、もっと早く来いよって思う。

この焦らしは誰も得しないのでいらないなあって思う。

 

あとショートドラマだと、悪役の女性が多い印象。

普通恋のライバルが一人とかなのに、恋のライバルだけじゃなくて職場とか親戚とか、悪役多すぎ。

 

 

行き過ぎた行動

まだ見た短劇の数は20本にも満たないんですが、裏社会系のドラマで、危険な展開になったときに敵に要求されて男が自分を刺すシーンが二つもありました。

「そのナイフで自分を刺せ!」って、どんな要求?笑

そして愛する女を救うため、そのトンデモな要求に素直に従う健気な男たち!

痛々しいシーンなのに、「えーーー?!」と声に出して突っ込んでいる私がいました。

そして相手役の男性は大抵不死身です。

何度死にかけても、多分死にません。


あと自分がいけなかったというとき、やたら自分のほっぺた叩く。

これは韓国ドラマでも中国ドラマでも見たことないから、多分中国短劇あるある。

 

 

女優さんたちの化粧

とにかく濃い人が多い。

アイラインばっちりは普通。(これはどの国も多いけど)

つけまもそんなにわかりやすく付けるんですね?

なんならアイプチも見えています。

なぜ古装もの(時代劇もの)なのに、目のそばにストーンが?

これはもう、美意識の違いですよね。

 

 

二番手や敵役の顔面偏差値

失礼でごめんなさい。

多分ドラマごとにも予算が違うと思うのですが、二番手やライバルの顔面偏差値が急に下がるドラマ、違う意味で気になって仕方がなかった。

二番手やライバルがちゃんとしているドラマもあるけど、やっぱり人気が出るって分かっているドラマだからキャストを集められるんだろうな。

 

脇を固める人達が見るからにモブとしか言えない集団だとびっくりする。

え、この人が皇太子役?!

威厳なさすぎ!とか、え、これでイケメン設定?!とか笑

ごめんなさい、見た目で勝敗がついちゃってます。



 挿入歌も何でもあり

ストーリーの盛り上がりで流れる曲。

あれって何でも良いの?

今年大ヒットした中国ドラマ「あの日の君と」の主題歌が流れたり、去年大ヒットした韓国ドラマ「ソンジェ背負って走れ!」の主題歌が流れたり。

結構な割合でK-POP使ってますよね。

韓国アイドルの日本語曲が聞こえたことも。


 

 

***

 

 

すいません、散々言いましたが、総じて中国短劇が大好きです。

見事にハマっています。

ツッコミどころにちゃんと突っ込みながら見るのがまた面白いのです。

次からしばらく中国短劇の感想が続きます!

こんばんは、さこです(*^^*)

「垂涎」が終わってからというもの、ハマれるBLドラマを見つけられなかったんですが、ようやく見つけられた上に、今年も残り一ヶ月半というタイミングで個人的に今年の日本BLドラマNo.1キラキラに出会えました。

 

 

  修学旅行で仲良くないグループに入りました

 

日本、タイ、韓国、台湾に加えて、今年は中国のBLドラマが本来持っていた大陸パワーを遺憾なく発揮してくれて、私は見事にその強大な力を前にひれ伏すしかなかったのですが。

日本のBLドラマも頑張ってますね。


 

ブログでも何度か言っていますが、私は日本のBLドラマを見る目が年々厳しくなっている自覚があります。

日本のBLドラマはジャンルの特性上深夜に放送することが多くて、制作費もそんなにかけられない。

そうなるとどうしても演出に限界があってチープになってしまうこともあるし、スケールも大きくはならない。

それじゃあどうすれば面白くなるかって、当然脚本の力と演者の演技力。

これはまあどこの国も大差ないかもしれないですが、特に後者に関しては母国のBLドラマだからこそ気になってしまうのです。


遊び人設定なのに、演技が初々しいとなんだかちぐはぐ。

BL小説・漫画特有の、妄想もしくは二次元だから成り立っているキャラ設定を、演技の拙い俳優さんがやると何だかいたたまれない気持ちになって見てられない。。

こんな現象が起きて完走できないことが多々あるんです。

 

そしてようやく気づきました。

日本のBLドラマだと、私が高校生や大学生が主人公の作品ばっかり好きになるのは、たとえ演技が拙かったとしても、そもそも若い子は不器用で一生懸命だからすんなり受け入れられたんじゃないかと。

私が好きな日本BLドラマ。

今ぱっと思いつくのは、「消えた初恋」「美しい彼」「高良くんと天城くん」「未成年」

どれも主人公が若い。

高校生が主役のドラマ好きだなーと自分でも分かってたけど、多分理由はこれですね。

初々しさやぎこちなさが、荒削りな10代特有の魅力に勝手に変換されてるんでしょう。

あと10代は行動範囲も狭いから、たとえスケールが小さくてもそれが普通だから違和感なし。

 

 

そしてついに今年もすごいのが始まりました。

「修学旅行で仲良くないグループに入りました」

まさしくです。

めっちゃ初々しい。

それが良い。

やっぱり日本のBLドラマはキスシーンすらなくてもドキドキさせるのが上手。

お見事です。

 

 

ではでは、ようやく本題に入ります。

日本のBLドラマだと多くの方が視聴できる環境にあると思うので、あらすじは最小限にしてドラマの魅力を思いつくままに書かせていただきますね。

因みに私はFODで視聴しています。


このドラマの主人公は、高校2年生の男の子です。

学校特有の格差のある恋愛が描かれていきます。

 

 

主人公 日置朝陽

普通の高校2年生。バドミントン部所属。

新クラスに友達ができないまま修学旅行の班決めが始まってしまう。

急にさっきと真逆のこと言いますけど、日置を演じてる藤本洸大くんは普通に演技が上手です。

もちろん演技指導も入ってると思うけど、間のとり方とかが絶妙で、日置の心の声や日置の絶妙なリアクションにちゃんとクスッと笑える。

笑いをとるって難しいから、この子すごいなと素直に思ってます。

そして溢れ出るフツメン感

普通なんだけど可愛いっていうキャラ設定に、ちゃんと説得力を持たせています。

 

こういう男子いるよなーってなる。

どのクラスにもいる、いわゆる普通のいい子。

これと言って特徴ないけど、どこにいてもすんなり馴染むような、地味すぎない男の子。

女子の空気を敏感に察知する能力が高いのも、女子の恐ろしさにビビる普通の男の子っぽい。

いやー、配役が素晴らしい。

 

 

お相手 渡会紬嵩(つかさ)

高校のイケメン四天王と呼ばれる4人の中でも抜群の人気を誇るイケメン。

イケメンなのに普通に優しくて、修学旅行中は何かと日置を気に掛けてくれる。

いわゆる一軍グループと呼ばれる目立つ集団、クラスに必ずいましたよね。

そして高校生になると、グループが違えばそこまで関わらなかったり。

まあそういうのは女子の方が顕著な気がしますけどね。

 

演じる簡秀吉くん、藤本君と同様初めましてなんですが、顔と名前のミスマッチに最初びっくりしました。

なぜ芸名を秀吉にしたんだ。。

日本史がそこそこ好きな私の完全な偏見ですけど、秀吉のことはあんまり好きじゃないんですよ笑

彼のお顔はタイプではありませんが、画面越しでも伝わる圧倒的なイケメン感。

背も高いしスタイル良いし、きっと生で見たら相当破壊力があるんだろうなと思います。

 

そんな彼演じる渡会が、第1話から日置のことめっちゃ見てます。

こういうの腐女子は大好きですよね。

すぐに普通の男の子がイケメンに愛される話だなと勘づきます。

 

 

イケメンに愛されるフツメン

あらすじとしては、2年生になって仲良い友達と離れてクラスではぼっちのままだった日置が、修学旅行のグループ決めでまさかの一軍グループに入り、修学旅行でどんどん仲良くなっていくお話。

4話までは、これってBLじゃないのか?って錯覚するくらいに健全なお話で、ただ男子高生達がわちゃわちゃしてます。

事あるごとに渡会が異様に日置に構うけど、それはまだ気遣いや面倒見が良いと呼べる程度。

しかしついに5話目にして、本格的にBLし始めました。

 

良い!

こういうゆっくり進むのが良い!

これぞむずキュン!!

 

 

修学旅行帰りに二人で話す日置と渡会。

渡会は日置に「友達になってほしい」と伝えます。

既に友達になっているつもりの日置。

でも渡会の言う「友達」とは、ただの友達ではないようで・・・。

 

普通の高校生活に戻っても、渡会はひたすら日置を構います。

重い荷物を持っていれば手伝い、移動教室のときには声を掛け、お昼を一緒に食べる上におかずをあげる。

体育の授業で日置の靴紐が解けていることに目ざとく気付いて結んであげる。

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修学旅行の振り返りで学年全体が体育館に集まったとき、思い出ムービーを見る間は日置を抱っこして離さない。

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日置が友達と談笑していれば嫉妬してカーテンに隠れて抱きしめる。

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え、めっちゃ良いんですけど。

急にどうしたの渡会くん素晴らしいよ。

 

 

いやー、イケメンってこうであるべきですよね。

イケメンは周りにちやほやされて育ってきたはずだから、自己肯定感が高いと思うんです。

あとイケメンだから心に余裕があるよね。

渡会以外のイケメン四天王もみんな良い子。

 

だからイケメンが誰かを好きになったら、嫌われたらどうしようと考えて何もできなかったり、優位に恋愛を進めたいと駆け引きしたり、保身のためにわざとチャラい感じで近づいたり、ということにはならないんですよ。

好きになったらただまっすぐにアプローチする。

それが真のイケメンの恋の始め方だと思っています。

渡会くんはまさしくそのタイプじゃないかと。

 

渡会の、日置が好きなことを隠さないのが良い。

でもいきなり押せ押せモードは日置もびっくりするから、「友達」という言葉でオブラートに包んで、違和感なく仲良くなっているのが頭良い。

「キス」ってワードに日置が驚けば、「大丈夫、まだしないって」とか、ちょっとずるいよね。

イケメンで爽やかで優しくて、でも実は嫉妬深くて策士。

最高。

私が好きなタイプの攻めくんです。

うん、イケメンって良いやつ多いけど、やっぱり一癖あるよね。

渡会目線の回が欲しい。

 

 

そして日置。

友達ってこんなに尽くしてくれるもん?距離近くないか?と違和感を抱きながらも、ピュアな良い子ゆえに受け入れてる感じがまた良い。

日置は本当に裏表なく良い子。

このまま渡会にどこまでも流されていってほしい。

気づいたら付き合っててほしい。笑

 

最初は視聴者から見ても違和感があった二人のツーショット。

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今ではしっくりくるようになってきました。

 

 

 

***

 

 

このまま心満たされる平和な展開を続けてほしいな。

そして二人にはどんどん仲良くなっていただきたい。

ではでは。

こんばんは、さこです(*^^*)

「垂涎」の振り返りも一段落したところで、次は何を書こうかと思っていたんですが、ついに出しちゃいます。

まさかこのブログで、中国ドラマの感想を書く日が来るなんて思ってもいませんでした。

BL作品と韓国ドラマが20年以上好きな私が、ついに中国ドラマですよ。

いやー、人生何があるかわかりませんね。

 

 

中国ドラマ、これまで本当に見たことがなかったんです。(BLドラマを除いてね)

いつだか(多分20年前とか)にちらっと見たとき、中国はアフレコドラマが主流なので違和感がすごくて、すぐにチャンネルを変えた記憶があります。

でも最近、アフレコじゃないものも増えてる?

それともアフレコが自然になっただけ?

とにかく違和感なく見られました。

 

中国ドラマを見ることになったきっかけは、フォローさせていただいているブロガーさんが韓国ドラマのリメイクで、ある中国ドラマを紹介していたこと。

その中国ドラマは「ありのままの君に恋して」というタイトルで、ソン・イェジンとチョン・ヘインが出演していた韓国ドラマ「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」のリメイクでした。

この韓ドラは当時話題でしたがちゃんと見てなくて、なのになぜ中国版は気になったのかと言うと、元Wanna Oneのライ・グァンリン君が出ていると知ったから。

 

Wanna Oneと言えば私が初めてハマった韓国のアイドルオーディション番組「PRODUCE101 Season2」から期間限定でデビューしたアイドルグループです。

当時はEXOやBTSと肩を並べるほどの人気ぶりでした。

そのメンバーにいた台湾出身の男の子がライ・グァンリン君で、2017年のデビュー当時はなんと15歳。(写真右。左の子は同じ事務所だった今やもう立派な俳優ユ・ソノ君)

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番組を見ていたとき、正直私はグァンリン君には一切惹かれなくて、パフォーマンス審査での眼帯姿にそそられたという気持ち悪い理由で、ペ・ジニョン君を応援していたんですが笑(もちろん他にも理由はある。グループ活動終了後に日本で開かれたファンミも行った)

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グァンリン君はグループ活動を終えてしばらくすると、中国に拠点を移したというところまでは何となく知っていました。

そんな彼が今や恋愛ドラマに出るようになったのか!しかも韓ドラのリメイクで年下男子を演じてるのか!と興味をそそられて配信先を確認するとFODだったので、早速見てみたんです。

2021年に放送されたのでもう4年前なんですけどね。

 

結果としてはですね、なんと途中挫折です。

途中までは楽しく視聴していたんですけど、二人がくっついてからは一気に視聴意欲が低下してしまいました。。

グァンリン君演じる男性は、年下男子の魅力が詰まっていて、ひたすらに一途だし彼女のピンチには恐ろしいほどタイミング良く現れて颯爽と助けるし、その辺はラブコメっぽくて面白かったです。

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で、最後まで見られなかったことが心残りで、その後他の中国ドラマで挑戦してみようと、Netflixで「シンデレラはオンライン中!」、FODで「うっかり拾った恋なのに」「ひそかな恋模様は、曇りのち晴れ」を見てみたんですが、どれも途中で挫折。。。

一つ目は2016年制作で、オンラインゲームの中で出会う話。(こういうの流行ってたのかな?)

ゲームをしない私は全然ハマれませんでした。

二つ目と三つ目はどちらも、多分中国で絶大な人気を誇る女優さん赵露思(Zhao Lusi)ちゃん主演のドラマ。

うーん、、なんでハマれなかったんだ?

 

 

私はもはや中国ドラマにはハマれない人間なのかと諦めかけていた頃、やたらNetflixで推してくる中国ドラマがありました。

それが「あの日の君と」でした。(よく「いつかの君と」って言い間違えちゃう。韓国ドラマのタイトルと完全に混ざってる笑)

中国語のタイトルは「难哄 The First Frost」

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中国ドラマはこれで最後しようという思いで見てみたら、あれよあれよという間に、というほどのハマり具合とは言えませんでしたが、静かに、じっくりとハマっていき、一ヶ月ほどかけてすべて見終えることができました。

因みに見終えたのは8月です。
感想を書きたくても書けていなかったのは、言わずもがな「逆愛」「垂涎」の沼に落ちていたからです笑
 
 
さて、前置きが長くなりすぎました。
紆余曲折あって初めて中国ドラマを最後まで見た中国ドラマ超初心者の私が思う、このドラマの魅力をお話させてください。
ただ見たのが3ヶ月ほど前なので、うろ覚えで書く部分が多々あり、私が記憶している範囲で書くので、話が前後していたり間違っていたりするところもあるかと思います。
でもあえてあらすじを確認せずに、今の私の記憶を頼りに感想を書きたいと思うので、そこはお許しください。
ではいきます。 ※気づいたら長文です。
 
 

 

痛さと甘さのバランスが絶妙

ドラマの魅力はこれに尽きる気がします。

いや、他にも色々あるんですけど、このバランスが唯一無二だった。
 
実はこのブログを書きながら、やっぱり忘れすぎも良くないと思い直して第1話だけ見返したんですよ。
そしたらやっぱり痛い。
胸がぎゅっとなる苦しさがありました。
でもそれを越える温かさがあるから続きが見たくなる。
ちょっとこれを機に、もう一度全話見返したいと思います。
そしたらまた違う発見がある気がする。
 
このドラマ、本当に丁寧に作られていたので、書き始めといてなんですが、どこからどうやって感想を書けばいいのか難しいんですよね。
社会人になった現在を描きながら、話が進む上で大切な高校時代や大学時代のシーンもしっかり挿入されています。
そしてドラマの最後に毎回のようにエピローグがあって、男性主人公視点の種明かしみたいなシーンがあるんです。
この過去のシーンとエピローグによって少しずつ二人の関係性が見えてきます。
その小出し具合が絶妙なんです。
 
では、ドラマで明かされた順ではなく時系列で、私が思う痛さと甘さの部分をまとめていきます。
ネタバレありになります。
 
 
主人公の境遇
ドラマの痛みの部分をほとんど背負っているのが、主人公の温以凡(Wen Yifan)です。
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今はテレビ局の報道記者をしています。

彼女がやたら悲劇のヒロインなんですよ。
一昔前の日本、そして韓国ドラマに出てきそうな苦労を重ねてきたヒロインで、え、今の時代にそんな設定?!と思ったし、それを真面目に見ると辛くなるのでそこは流し見していました。
 
まず以凡は、早くに父親を亡くしています。(何歳くらいだったかは失念)
それなのに母親はすぐに再婚して娘をもうけます。
もうこの時点で、先の展開が読めちゃいますよね。
以凡にとって、家族に居場所がないのです。
 
そして以凡は、母に言われるがまま伯父の家に居候することになります。(確か高校生の頃)
その居候先では、物置みたいな部屋で暮らすことになります。
義理のおばは以凡を冷遇します。
それだけでも高校生の以凡は辛いのに、極めつけは一緒に住んでいるおばの弟の存在です。
高校生の以凡のことを女として見ていて、時折いやらしい目で見てくるのです。
それを敏感に察知して、必死に避ける以凡。
 

 

桑延という救い
家にいても気が休まらない以凡にとって、学校は安らぐ場所だったことでしょう。
そしてクラスメイトの桑延(Sang Yan)が、彼女の置かれた境遇こそ知らないものの、何かと気にかけてくれる優しい男の子でした。

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実は桑延、以凡に一目惚れしていました。

同じクラスの隣の席で、高校生らしく不器用ながら彼女に寄り添って色々と助けてくれました。

一つだけそのエピソードを紹介すると、以凡はクラシックバレエを習っていたのですが、あるときから練習ができなくなってしまうんです。

そのとき桑延は新しい練習場所を探して、彼女をその場所に連れていってあげて練習にも付き添います。

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彼女は勉強もできるので、彼女と同じ大学に行くために勉強をするようになります。

二人でよく食堂に行き、一緒にご飯を食べて勉強していました。

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本当に桑延は優しくて、以凡を見る目はいつだって温かくて、以凡はそれに心地良さを感じていたはず。

二人の絶妙な距離感がとても良かった。

 

 

二人の別れ

しかし、同じ大学に行こうという約束は果たされませんでした。

それは以凡が突然、出願する大学を遠くの大学に変えたから。

その理由は、ストーリー上大切な部分なので伏せます。

そしてある雨の日の夜、二人はすれ違ったままお別れしてしまいます。(正式には付き合っていなかったですが)

桑延が大学受験を頑張れたのは彼女と同じ大学に行きたいという理由だけだったので、失意のどん底に落とされました。

 

 

再会する二人

大人になって、以凡は親友に連れられて入った新しいバーで、その店の店長をしている桑延と約6年ぶりに再会します。

再会した二人の、何ともぎこちないやりとりがリアルです。

素直になれない桑延と、多くを語らない以凡。

 

 

相も変わらず以凡を追い詰める周囲の人間たち

社会人になった以凡ですが、謎に共同生活を送っています。

中国の生活事情が全然分からないのですが、中国では三家族くらいの見知らぬ他人同士が同じ屋根の下に住むルームシェアとか普通なんですかね?

そして以凡は、共同生活しているある家族の父親に襲われそうになります。

以凡は、桑延以外、やたら男性に嫌な思いをさせられることが多いんですよね。

今の職場にも、前の職場で問題が起きて異動してきたばっかりだったりします。

 

さて、その後もなんやかんやあって、確か桑延に助けられたりして、以凡は引越し先を探すことになるのですが、ルームシェアする相手を見つけていたのに、その相手が急遽一緒に住めなくなってしまいます。

丁度そのタイミングで、住んでいるマンションで火事があった桑延が、ルームシェアの相手として同じマンションの一室に住むことになるのです。(細かい経緯は忘れました)

恋愛ドラマあるあるの、なぜか付き合ってもない男女が同居するという展開がここでも見られます。

 

一緒に住むようになって、ぎこちなくも少しずつ距離を縮めていく二人。

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しかし次第に、夜が更けてから以凡が不可解な行動を取るようになりました。

桑延の言葉にも反応せず、家の中を無言で歩くのです。

ひどいときには、以凡が桑延のベッドで寝ていることも。

しかし驚いたのは桑延だけでなく、目を覚ました以凡も同様でした。

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実は以凡、大人になっても家族という枷に苦しめられていました。

都合の良いとき、そして頼み事があるときだけ連絡してくる母親。

度々お金の無心をしてくるおば。

そして過去のトラウマ。

以凡を苦しめる要因は全て、家族にありました。

そのストレスにより、彼女は夢遊病を患っていたのです。

家族の誰かしらに会う度に、その辛さから逃れるように以凡は夢遊病を発症するのでした。

 

 

桑延の心に残る痛みと一途な想い

以凡とルームシェアしている桑延ですが、以凡とバーで再会しても気付かないふりをするなど、最初はめちゃくちゃ塩対応でした。

その後も以凡にあからさまに甘いということはなくて、以凡に気づかれないほどさりげなく彼女を気にかけていました。

でもこれには訳があるのです。

 

それは桑延が臆病になっていたから。

高校時代、桑延は以凡のことがとても好きだったし、彼女と一緒の大学に行く約束もしていた。

そして無事その大学に合格した。

なのに肝心の以凡が、急に違う大学への入学を決めてしまうのです。

その上以凡は、理由も言わずに去ってしまいました。

桑延は裏切られたと思って絶望します。

好き過ぎるからこそ、彼女のことが許せませんでした。

また高校生の頃のように一途に追いかけるには勇気が必要でした。

 

それでも桑延はずっと、文字通りずっと、以凡のことが好きだったのです。

彼女のことが気がかりで、忘れられなくて、ひっそりと彼女を想い、見守り続けていました。

その見守り具合は、本編を見るとわかるかと思います。

もう本当に、ちゃんと見守ってます笑

だからバーでの再会は、桑延にとっては念願叶っての再会だったのです。

 

そんな背景を見せられると、桑延の一途さに胸が温かくなります。

前述した真夜中の以凡の不可解な行動も、最初は戸惑っていた桑延でしたが、彼女が夢遊病だと知ると、家中を徘徊してもいいように角という角にクッション材を取り付けます。

そして明かりも点けずに歩き回る以凡のために、間接照明を至る所に付けるのでした。

相手に気づかれないようなさり気ない(遠回しな)優しさが、桑延の売りです。

 

これ、昨年韓国で大ヒットした「ソンジェ背負って走れ」ソンジェと少し似てる気がするんですよね。

男性の圧倒的な一途さ。

それも一年や二年なんてものじゃなくて、長い年月が経ってもブレない、決して結ばれなくても貫かれる彼女への想い。

それがこのドラマの魅力をより一層増している気がします。


あ、見ようによっては、桑延の一途さはある種ストーカー並みです笑

でも当然のことながらストーカーとは違って、彼女が元気にしているかが気になって仕方がない、彼女のために何かしたいという、見返りを求めない献身的な愛情がそこにはあります。

こんな男性を演じさせたら、その俳優さんは人気出るに決まってる。(そしてめちゃくちゃ人気が出た様子)

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儚くて強いヒロインの魅力

以凡は、日本でも韓国でもあまり見たことがないヒロインでした。

どちらかと言うと物静かで控えめで、中国ドラマを見たことのない私が勝手にイメージしていた中国ドラマのヒロイン像と大きく異なっていました。

こんなにいじらしくて守りたくなるヒロイン、いそうでいなかった気がする。

でも同性が見てもそこまで反感は買わないんじゃないかな。

 

 

対 桑延

以凡は桑延の想いにも鈍感だし、自分の想いにも鈍感だし、桑延と話すときはいつもなんだかぎこちないし、でもそれが良かったです。

そしてすごくナチュラルな美人さんで、ドラマの中でも美人設定なのに恋愛には憶病で、でもそれにはもちろん理由があって、桑延にだけは心を許していく過程がすごく良かった。(良かったしか言ってない)

その痛みを知らずとも、そっと寄り添う桑延。

知ってからは、全力で彼女を守ろうとする桑延。

最高です。

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彼女がついに桑延と向き合うときが来るのですが、いつだって桑延がそばで見守っていてくれていたことに感謝を伝え、涙を流すシーンがあるんです。

個人的にそこめちゃくちゃ好きなシーンです。

私も一緒に泣きました。

ほんとにあったかい。

ヒーリングラブストーリーという名に恥じないドラマです。

 

桑延と出会い、かけがえのない存在になっていくことで、彼女はまた苦渋の決断を迫られることもあるのですが、もう一方的にやられるだけの弱い人間じゃありません。

逆境の中でも自分らしさを見つめ、少しずつ強くなっていく姿を見ることができました。

 

 

あ、あと難しいこと抜きにしてとにかく言いたいこと。

二人のキスシーン、どれも良かったです笑

特に二人が結ばれる夜のシーンからその翌日のエピローグにかけて、すごく好き。


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対 母親

以凡の母親って、いわゆる毒親なんでしょうね。

娘のことを気にかけているようで自分のことしか考えていなくて、時々思い出したように母親ヅラしてくる。

そしてお涙頂戴で娘の良心につけ込んでくる。

 

個人的には、桑延との恋愛以外で印象的だったのが、そんな母親とのシーンでした。

母親の存在は彼女にとってももちろん大きいものでした。

10代の頃の以凡は何度母親に助けを求めたことでしょう。

しかし母親が以凡に手を差し伸べることはありませんでした。

 

そんな母親を、以凡はどうするのか。

ストーリー終盤に、すごく印象的なシーンがあります。

それはもちろん単純に明るい結末とは言えないし、苦さも残るのですが、でも決して今までの仕返しではなくて、以凡が自分のために下した結論でした。

分かり合うだけが、許すだけが正解ではないと改めて思わされます。

 

 

 

最後に色々言いたいこと!

私が推してた子が出てる!

このドラマ、前述した「ひそかな恋模様は、曇りのち晴れ」の姉妹作品で、桑延の妹と桑延の親友が主役なんですが、キャストを変えて「あの日の君と」にも同じ人物が出てくるんですよ。

で、桑延の親友役がですね、私がハマった中国のアイドルオーディション番組「創造営2021」に出ていた吴宇恒(WuYuHeng)だったんです。(メンバーには選ばれなかった)

YouTubeだと彼が出てるシーンを見つけられなかったので、インスタ貼り付けときます。

相変わらずお顔が綺麗。

 

曲が良い!

特にお気に入りの2曲があります。

この2曲、サビの盛り上がり方が似ている気がして、どっちがどっちの曲かわからなくなります笑

マジでどちらも名曲だと思う。

 

実はこれきっかけに中国の歌もちょこちょこ聴くようになっていて、それこそ昔中国のBLドラマに出てた子が歌手として活躍してたりとかして嬉しかったのですが、それはまた別の記事で話させてください。


あ、中国ドラマと言えば、最近はショートドラマも人気ですよね。

そっちもちゃんと手を出してます笑

これもまたお話できれば。

 

 

めっちゃ話長くなりましたね。

まだ話し足りないんですが、流石に語り過ぎたので今日はここまでにしておきます。

もし中国ドラマに手を出したことがない方がいたら、「あの日の君と」、おすすめです。

中国にはこんな良作ドラマがあるのかと度肝を抜かれます。

1話45分程なので、全32話ですがそんなに長く感じません。

後半に行けば行くほど、作品への愛着が湧いてきます。

ゆっくりじっくりハマってください。

寒くなる季節にぴったりのあったかい内容です。

ではでは。

夜分遅くにこんばんは、さこです(*^^*)

早いもので、「垂涎」が終わって一週間が経とうとしていますが、相変わらずロスになっていません!

なってはいないんですけど、、なんだかじわじわ来てます笑(あれ、これがロスか)

やっぱり良いドラマだったなーってしみじみ思って、これまでの話を見返したりしてます。

何せ私、中盤辺りはちゃんと見てなくて、それは言わずもがな茶番が続いたからなんですけど笑、その辺を見返すとやっぱり花君(花咏 Hua Yong)って属性とか身分とか偽ってた間も、少游(盛少游 Sheng Shaoyou)が好きなことは一貫してたし隠してなかったなーと改めて思いました。

 

 

 

 

※この先、盛大にネタバレしていきます※

 

 

 

 

 

こんなに後味の良いドラマになったのは、私がメインCPにハマって、大きな波風も経たずに最終回を迎えられたことが大きな要因だと思います。

終わっちゃうからそわそわしていたものの、最終回どうなるんだろう、というドキドキハラハラはなかったもんな。

今までにない安定のメインCPだった。

花君への絶対の信頼があった。

ただ、サブCPに夢中になっていた人にとっては、酷な終わり方だったかもしれません。

 

サブCPと言えば。

私は7年前に「Love By Chance」(タイBLドラマ史を語る上で外せないドラマ)でサブCP(ずっと大好きTinCan)にドハマりしたんですけど、最終回で二人がくっつかないというまさかの絶望を味わったんですよ。

マジで文字通り絶望した。

今回そういう感情に襲われている方がいるとしたら、、、ちょっとなんて声を掛けていいかわからないですね。(抱きしめて終わったからまだ救いはあるのかな)

二人のその後、実写で見たかったですよね。

文琅(Wenlang)が高途(Gao Tu)にプロポーズ断られ続けるとか、高途の隣の部屋に文琅が越してくるとか、高途が少しずつ態度を軟化させていくとか、あの二人で見たかったですよね。

 

でもこれは大陸BL。

大陸という、BLドラマを作るうえではハードルだらけのお国です。

まずはこんな素敵なキャストでドラマを作ってくれたことに感謝。

そして最終回まで無事配信されたことに感謝なんですよ。

・・・いやでもやっぱり消化不良なもんは消化不良ですよね。

真偽は確認してませんが、予算の関係で全24話のところを16話にしたという話も聞きました。

スピンオフを作ってもらいたいですね。

前述した「Love By Chance」も、絶望から2年後にシーズン2が配信されるという奇跡が起きて、二人のその後が見れました。

「垂涎」もきっと可能性はゼロではないはず。

 

 

では、サブCP推しの方々には申し訳ありませんが、私が大好きだったメインCPの魅力を振り返っていきたいと思います。

いやあ、ほんと相性が最高のCPだったなあ。。

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花君の徹底した盛さんファースト

もうね、しつこいですけど、とにかく花君なんです笑

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こんなに非現実的なキャラクターを地で行ってくれた花君がいてこその「垂涎」でした。

私が好きだった花君の言動を挙げてみたいと思います。

 

 

「盛さんが望むなら」な人生

ずっと貫かれていたのは、少游が望むならどんな自分にでもなろうとするところ。

「盛さんが望むなら」が枕詞の人生。

 

少游に近づけるなら、本来の自分とは真逆の、甘え上手で泣き虫なオメガに喜んで擬態できる。

少游の健康のために(そして胃袋を掴むために)料理の特訓だってする。

趣味が少游に関わること全般だから、少游との何気ない会話で、いくらでも少游の望み通りの人間になろうとする発言が度々ありましたが、芯がありすぎて痺れました。

覚えている限り書き出してみます。

 

✔︎盛さんは嘘が大嫌い →  二度と嘘を吐かないと何度も誓う

✔︎盛さんの国の有名人がわからない →  勉強する

✔︎口説き文句下手 →  盛さんが聞きたい言葉を言う。むしろ盛さんのそばにいられるなら何でも勉強する

✔︎お世辞が下手 →  盛さんが聞きたいなら勉強する

✔︎運転が下手 →  盛さんが望むなら練習する

✔︎なんでお前が嫁がないんだ? →  嫁ぎます!盛さんが望むならどちらでもいい

 

いやー、サラッと言えちゃうのマジで尊敬する。
「嫌なところあったら直すから!」っていう、恋人と別れたくなくて縋るときによく聞く台詞、花君は付き合う前から実行してるんだからすごい。

付き合えたことに満足せず、少游の望む自分になろうと努力する姿勢はあっぱれです。

何でも手に入れられる立場で、「私だけのオメガ」とか「私のアルファ」とか支配欲丸出しな言葉を言いながら、花君こそが少游のものなんだよね。

圧倒的強者の花君が、少游にだけは常に丸腰なのが好きすぎる。

 

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指輪を嵌めてもらったときの花君の何とも言えない嬉しそうな顔、たまらん。

 

 

常に手は前!

そんな少游には従順な花君を象徴する所作が、少游の前では常に両手を前で重ねているところ。

普段は王様なのでこんなんなのに。

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少游の前だと常に両手は前!が徹底されてた。

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絶対服従を体現していてすごい好き。

 

 

少游がいることが生きる意味

花君は少游がこの世に存在しているから生きているんですよね。

少游と運命的な出会いを果たしていなかったら、何でもできて何でも手に入っちゃう花君にとって、この世界はきっと退屈なものでしかなかったはず。

花君に生きる意味を与えた少游すごい。

 

でもそれは裏を返せば少游がいなければ生きている意味もなくなるということ。

それが少游の命がけの出産時の発言に繋がっているんでしょう。

 

「盛さんが行くところならどこへでも行く」

 

花君みたいなキャラだったら、本当に後を追いますよね。

花君にとって少游との間に子どもを授かることは、少游を繋ぎとめるための手段の一つに過ぎなかったのかもしれません。

それが盛さんの命そのものを危うくするという事態に陥って、さすがの花君も事の重大さに気づいたんでしょうね。

もう子どもは欲しくないようです。

もし少游が二人目の話をしたら、去勢するって言ってたよね?笑

 

 

ちょっと脱線しますが、花君みたいな重い攻め、最近は人気のあるBL作品で見なくなった気がするんですよね。(私が最近BL漫画とか読んでいないだけかもしれないけど)

一概には言えませんが、BLドラマもどんどん少女漫画化している節があって(一方でただのエロいドラマと化している傾向もある)、主人公(受け)は素直でどんどん成長していくし、攻めはかっこいいいし、付き合うことになれば周囲の理解は必要になるし、お互い夢や仕事や生活はあるし、、っていう作品が増えたような。
少女漫画っぽいキラキラした感じと同時に、現実味を増しているというか、内容がNL寄りになっているように個人的には感じます。
もちろんそういう作品も大好きです。
「消えた初恋」とか漫画にしろ実写にしろ革命を起こしたと思ってるし、最近のBLドラマはポップなものが増えて楽しく見れるのがありがたい。
 
でもやっぱり私は、現実離れした重たーーーい攻めが好きなんですよ。
ただ現実味のある作品だと、花君みたいな攻めキャラって絶対合わないじゃないですか。
 
だからこそ!
「垂涎」というファンタジーの世界で花君みたいな最強の攻めが生き生きと好きな人を追いかけるだけのドラマが誕生したことに歓喜しているんです。
BLドラマに中身はなくていい。
やおいでいい。
でもそれじゃ話に盛り上がりがなくてつまらない?
いやいやそんなことはないと、「垂涎」が証明してくれたと思っています。

二人の(そしてサブCPの)ラブラインだけにひたすら特化したドラマ、あっぱれでした。

二人の周囲で余計な問題が起きなくてよかった。

どんな問題も二人の愛を試すものでしかないのが良かった。

本当にBL作品の原点を見せてくれました。

 

「逆愛」に続いて「垂涎」までも成功を収めた大陸BLドラマ。

本当に強いですね。

 

 

 

 

花君の重い愛を軽々と受けとめる少游

今更ですが、花君ほど強烈なキャラクターに負けていなかったのが少游でした。

受けらしくない受け、の一つの理想形だったように思います。

 

まず文句なしに正統派イケメン。

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でも彼、前髪下ろすとめっちゃ可愛いですよね。

 

少游役に推薦したのは黄星さんだったらしいですね。

二人が一緒に住んでいることも存じております。

てかそういう子達、昔もいたような。。

何だっけ、「SWAP」っていう9年前の大陸ドラマで(BLではなかったような)、これまた揃って顔が良い二人、一緒に住んでいたような、、?

 

まあいいや。

とにかく少游です。

彼の良さは見出しにも書いたように、花君の15年来の想いを知り、最初は驚きこそしたものの、その後は平然とした様子でその重たい愛情を受け止めているところです。

愛されて当然といった様子の傲慢でプライドの高いS級アルファ感がたまらん。

花君ほど少游の承認欲求を満たしてくれる人はいないと思う。

一度受け入れてからは花君の愛情を少しも疑っていないのが良い。

そしてちゃんと少游も花君のことを愛しているのが良い。

 

アメとムチの使い分けもお見事。

人前ではそんなイチャイチャさせないけど、人目のないところでは結構花君の好きにさせてるところが好き。

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少游の高圧的な発言を物ともせずに果敢に仕掛け、何を言われても甘い言葉で返す花君がいるからこそ、少游も好き勝手できるよね。

そしてなんだかんだ花君に甘いし、すごく可愛がってるのがわかる。

3年後のシーンは特にそれを感じました。

 

少游の、受けなんだけどオス感があるのも良いし、花君が攻めなんだけど乙女っぽいのも良い。

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・・・いやあ、二人が二人を演じてくれて本当に良かった。

感謝しかない。

 

 

 

 

***

 

 

 

さて、次にくる大陸BLドラマは何ですか?

しばらく大陸以外のBLに目が向かないかもしれない。。

ではでは。