楽しみにしていた高校生活。
イジメていた男子がいなくなり、私が出た中学の女子も少なく、本当に私が思っていた通りだった。
仲の良い友達もできて、これでやっと私もみんなと同じように明るい学校生活が送れるんだと思いました。
でも、この幸せも長くは続きませんでした。
ある日、その仲の良い友達がこう言ったのです。
「○○ちゃんてさぁ…ひょっとしてワキガ持ち?」
その言葉をかわきりに、親しかった女子達が口々に…
「□□ちゃんもそう思ってた?じつは私も前からそうじゃないかなって思ってたんだよね」
「そうそう、やっぱ、それってワキガなんじゃない?」
「私たち気にしないから大丈夫だよ」
「でも、ワキガってさ~、体質だから治んないんだよね~」
そんなみんなの言葉を聞くうちに、私の脳裏には昔のあの光景が浮かんできました。
高校生になっても、またあの悲惨な学校生活を送ることになるのか。
私は目の前が真っ暗になりました…
本当にワキガって治らないの?
それからまた、私は新しい消臭グッズや他に何か方法はないかと、パソコンの前に座る日々を送ることになったのだ。