それは、2021年12月のこと。
私は両膝に怪我を負いながらも、暖かい沖縄でのリトリートを求めてやってきていた。
沖縄の離島、久米島で出会った久米仙人、怪我をした足で海に落っこちた直後の出会いだったが、”仙人”ならば”桃源郷”へ誘ってくれるに違いない！
さあ、どうなるのでしょうか。
第2話：「ガイドさん？」→「仙人じゃ！」
誰もいないミーフガー、この穴をくぐってみよう！と海に向って歩いた私を待っていたのは・・・
軽石で覆われた”陸”に見えた海だった
ドボーン
そんな私に近づいてきた男性。
自らを「仙人」と名乗った。
そして、「久米島で2番目に良いところ」※に連れていってくれるという。
※久米島仙人選。1番は、「はての浜」なぜなら、水着ギャルがいるから
仙人ならば、いっそ
桃源郷に誘ってくれてもよくてよ？
しかし、タイミングが悪い。
びしょ濡れになったパンツ(←ズボンの意)を膝上までまくり上げても、そして、その患部には防水テープが巻きつけられていても、いったん濡れてしまった、私の患部は酷く痛んでいた。
靴も、多量の水を含み、かなり重くなっていた
私は、宿に帰り、服を着替え、患部の処置(包帯やテープの巻きなおし)をしたいと思っていたところだった。
医師から「入浴したり、シャワーを浴びたりすること」を禁じられていた。
そんなときに、海に落ちてしまったのだ。
保護パッドが水に濡れることは、保険適用の治療(＝傷跡が残る)に切り替えざるを得ないことになることを意味していた。
絶対に嫌～っ！
本当にタイミングが悪い
ミーフガーの近くで
「今日でなくても、明日でもいいよ。
会えたらだけどね」
仙人が言った。
「ガイドさんですか？」
私は尋ねた。
「仙人じゃよ」
「失礼しました」
「お姉さん、スマホ持ってる？」
「はい、持っていますが」
「久米島 仙人で調べてごらん」
私はバッグからiPadを取り出して、「久米島 仙人」で検索してみた。
素直でしょ～？笑
すると、出てくる、出てくる
概要をさらっと読む限りでは、「相当に怪しい」が、「怪しい人ではない」らしい。
むしろ、
「出会えたら、ラッキー」
「私は、幸運にも出会うことができた」
「天使」
などと書かれていた。
(この時点では各リンク先は開いていない。各概要を読んだ)
久米島で出会える、レアキャラクターらしい
「どう？行ってみたくなった？」
「あの～。ガイド料はいくらですか？」
ところが仙人は言った。
「ガイド料は要らない」と。
「だけど、それだと困るというなら、気持ちだけくれればよい」
そう言われても・・・。
気持ちだけというのが、一番困る。
勝手がわからない土地となるとなおのことだ。
「こんなことを尋ねるのは失礼なことと思いますが、私の感覚がずれているといけないので、相場をおしえてください」
「じゃあ、行って良かったと思ったら、あとで500円でも1000円でもくれれば良い」
仙人が言った。
「本当にそれでいいのですか？」
奥武島の宿に帰って怪我の処置をしようと思っていたが、これも何かのご縁だ
海にドボーンと落ちて這い上がったところで、“仙人”に出遭うなんて面白いではないか！
水浸しの靴では歩けないが、ゴムサンダルを貸してくれると言う。
こういうのね
「行きます！」
私は、久米仙人の車の後を走行した。
どこに向っているのかは、わからなかった。
久米島仙人と出会った、ミーフガーはココ
沖縄・離島情報2022より
後でわかったことだが、私が向かっていたのはヤジャーガマ鍾乳洞だった。
こちらは、久米島でもらった観光マップ
「ヤジャーガマへの案内板」とチラリと書かれていた
久米島でもらった観光マップ
しかし、この地図では、入り口の案内はない
ヤジャーガマが載っていた地図は、この2枚のみ。
いずれにしても、久米島の仙人に出遭わなかったら、スルーしてしまった可能性が120％の場所だ。
中は真っ暗だし
次回へ続く・・・
（全4回くらい？の不定期配信の予定です）
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ありがとうございました
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2022年第1回の英検申し込みが始りました。
昨年は受験料が大幅にアップしましたが、今年は安くなりましたね。
ホッとしています。
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