嘉義阿里山奮起湖
奮起湖は 阿里山森林鉄路の途中駅で、「南台湾の九份(台湾北部の古い町並みで知られる有名な観光スポット)」と称せられています。その昔は老街(古い町並み)と弁当、四方竹(シホウチク)で知られていました。東、西、北の三面を山に囲まれ、低く凹んだ地勢で、中央が平らになっています。その形状がちりとり(台湾語で「畚箕」)のようであり、また、雲と霧に囲まれた湖のようでもあるので、「畚箕湖」という名称で呼ばれていました。湖と名が付きますが、「開けた場所」という意味で湖ではありません。後に、音をかけて「奮起湖」に変わりました。阿里山公路がまだ開通していなかった頃、森林列車は人々が阿里山へ向かう主要な交通機関で、平地から上って来た列車は必ず奮起湖で停車して機関車を交換したり、休憩したりしなければならなかったため、奮起湖は阿里山鉄道の途中休憩駅と言えます。 高山茶で有名な阿里山には鉄道とバスどちらでも行けます。鉄道は阿里山森林鉄道と言い、嘉義駅から途中の「奮起湖」までが現在開通しています。奮起湖といえば、自然と鉄道と老街を連想します。なぜなら、これらの関係は切っても切れないものだからです。多くの人々が持つステレオタイプの印象では、駅を出ると必ずしばらく歩かなければ人々が集まる大通りは見られないと思われがちですが、奮起湖を訪れると、その印象が完全に覆されるでしょう。そして、老街の軒先に並ぶにレトロなアイテムに心くすぐられる旅人も少なくないでしょう。また、台湾屈指の駅弁「奮起湖便當」もまた、欠かすことのできないグルメです。ここが発祥の地で、ここが本場の味を味わえるからです!奮起湖では阿里山森林鉄路の駅弁で有名になったお弁当があり、それを食べました。1つ100元から。鶏肉がおいしかったです。奮起湖文史陳列室は、元々日本統治時代の警察官舍で、現在は歴史資料館である文史陳列室に変わっています。陳列室は、現在の奮起湖派出所の隣にあり、台湾の現代と日本統治時代の派出所が、一つの時空で交差するコントラストが非常に印象的です。文史陳列室に入ってすぐ目に入るのが、日本式の木造建築です。とても心地よい雰囲気で、大きな窓は旅行客の撮影スポットとなっており、まるで日本のドラマのストーリーに入り込んだようです。陳列室には森林鉄道の列車の模型が並べられ、発展の物語の解説、沢山の貴重な写真や紹介のスライドなどが提供されています。森林鉄道の博物館奮起湖駅に隣接し、機関庫を利用した森林鉄道の博物館がありました。ナローの蒸気機関車も保存されていました。嘉義駅から鉄道で着きましたが、本線の多重ループの模型も展示されており、とても興味ぶかいものがありました。なお、機関庫を駅舎と反対側の入り口から出て、踏切を渡って左手に行くと、阿里山行のバス乗り場がありました。時間があれば、ぜひレトロな旅を楽しんでくださいもしかすると、もっと沢山の秘密の観光スポットが見つかるかもしれませんよ! 阿里山駅は海抜2,200mを超える高所のためそれなりの寒さ対策をして出かけることをお勧めします。所在地:嘉義縣阿里山鄉マイカー: 1.国道1号線、西螺インターチェンジ→莿桐→斗六→梅山→太平→瑞里→太和→奮起湖。2.国道1号線、斗南インターチェンジ→永光(剣湖山方向沿い)→梅山→太平→瑞里→太和→奮起湖。3.国道1号線、嘉義インターチェンジ→呉鳳北路→阿里山公路→石棹→奮起湖。4.国道3号線、中埔インターチェンジ→阿里山公路→石棹→奮起湖。5.台3号線、台中→南投→信義→新中横→阿里山→阿里山公路(石棹)→奮起湖。公共交通機関:1.高鉄に乗って嘉義駅で下車し、その他の公共交通機関に乗り換えます。2.嘉義県バス、嘉義-奮起湖。3.阿里山森林鉄道軽便列車。