都響スペシャル/ハーディングさんのマーラー「巨人」 | バレエ・コンサート三昧

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都響スペシャル

(8/10/2024  サントリーホール)


ベルク:7つの初期の歌

マーラー:交響曲第1番 ニ長調 《巨人》


指揮/ダニエル・ハーディング

ソプラノ/ニカ・ゴリッチ

演奏/東京都交響楽団


ハーディングさんは都響に初登場とのこと。

前半のベルクは、あまり知らない作品だったけれど、ベルクのイメージから想像していたよりも聴きやすく、素晴らしい歌声、演奏で、あっという間の7曲だった。


後半のマーラーは、都響&ハーディング劇場♪!

ハーディングさんの作り出す緻密なマーラー音楽を、都響がマーラーの響きとして作り出していく。

グイグイ引っ張るハーディングさんと、マーラーを知り尽くした都響の火花が散るような演奏。

ピアノの部分は深く歌って、フォルテになるとテンポアップ、というのが1楽章では気になったけれど、4楽章に向かって気にならなくなり、フィナーレの盛り上がりは素晴らしかった!

トランペットの名手・岡崎さんのアクシデントはびっくり。でも、全体の音楽には影響なし。あとは完璧だった。

コンマスの水谷さんもすっかり都響の顔になってきた。


ブラボー!


カーテンコールは写真撮影OKだったので。