世界バレエ全幕特別プロ「ラ・バヤデール」
(7/28/2024 東京文化会館)
振付・演出:ナタリア・マカロワ(マリウス・プティパ版による)
7月28日(日)15:00
ニキヤ:オリガ・スミルノワ
ソロル:ヴィクター・カイシェタ
ガムザッティ:伝田陽美
ハイ・ブラーミン(大僧正):柄本弾
マグダヴェーヤ(苦行僧の長):井福俊太郎
ブロンズ像:池本祥真
パ・ダクシオン:
金子仁美、涌田美紀、足立真里亜、工 桃子
政本絵美、加藤くるみ、榊優美枝、平木菜子
生方隆之介、後藤健太朗
第1ヴァリエーション:中沢恵理子
第2ヴァリエーション:三雲友里加
第3ヴァリエーション:長谷川琴音
そのほかの踊り、群舞:東京バレエ団
指揮:ワレリー・オブジャニコフ
演奏:東京フィルハーモニー交響楽団
東京バレエ団の素晴らしい舞台と、世界バレエで来日されたソリストによるバヤデール。
素晴らしい舞台だった。
スミルノワさんのニキヤは、長い手足を活かした、ダイナミックでどこまでもエレガントで美しい踊り。
ソロルのカイシェタさんもキレと品格のある踊りが目に残る。
ガムザッティの伝田陽美さんも、美しい踊りと豊かな表現力が素晴らしい。
陽美さん、どうしてプリンシパルではないのだろう。文句なしのプリンシパルの踊りだと思った。
ブロンズ像の池本祥真さんも圧巻の素晴らしさ。すごかった!
パダクションでは、足立真里亜さんの踊りを目が追ってしまう。
真里亜さんは踊りが自然で美しい。明るい踊りが舞台に輝く。
榊優美枝さんも美しい踊りが優雅に輝いて、とても素敵。白鳥が素晴らしかった優美枝さん、また観たいなぁ〜
ヴァリエーションでは長谷川琴音さんの存在感が大きい。説得力のある美しい踊りに磨きがかかってる。
ジャンぺを踊った米澤一葉さんは華のある、明るく美しい踊りが素敵。
一葉さんは影の先頭も踊り、その清らかで美しい踊りで群舞全体を引っ張った。アラベスクが清らかで美しい。
ワルツや影を踊った富田翔子さん、栗芝みなみさんも、チャーミングで生き生きとした美しい踊りに目を惹かれる。
東京バレエ団にもブラボー!
素晴らしい舞台に感謝。
オケピの東京フィルさんは、10-8-6-4-3の弦編成ながら、実に素晴らしい響き。
さすが!
どこまでも美しくクリアなサウンド。
各楽器のソロも、アンサンブルも、オケ全体のサウンドも、安定感のある、華やかで豊かな音楽が心に響く。
オケピはこうでなくては〜
新国のバレエやオペラでいつも素晴らしい音楽を聴かせてくれる東京フィルさんは、上野でも素晴らしい。
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こっそり後から付け加えておくけれど、世界バレエ全幕公演バヤデール、ゲストダンサーはとても素晴らしかったけれど、私は新国の米沢唯さんや東バの秋山瑛さんのニキヤの方が好き。また観たい〜と思う。唯さんや瑛さんの方が感動する。唯さんや瑛さんの方が密度濃く思いが込められ、表情も豊か。手足の長さや優雅さでは敵わなくても、心に響くものをたくさん持っている。と勝手に思ってる。