新国バレエ「くるみ割り人形」 | バレエ・コンサート三昧

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新国立劇場バレエ団「くるみ割り人形」

(12/23ソワレ、12/29/2023ソワレ 新国立劇場オペラパレス)


12/23ソワレ

クララ: 木村優里

王子: 渡邊峻郁


12/29ソワレ

クララ: 米沢唯

王子: 井澤駿


指揮: アレクセイ・バクラン、冨田実里

演奏: 東京フィルハーモニー交響楽団

合唱: 東京少年少女合唱隊


12/23ソワレ、木村優里さんが特別な思いを持って舞台に立った今回のくるみ。

前回のくるみ、今年のお正月の舞台で大きな怪我をした優里さんだから。

リベンジ出来て本当によかった。

優里さん、最高にチャーミングで美しかった。

深く深く感動。

優里さんの踊りと怪我を乗り越えた優里さんに心からブラボー。


渡邊峻郁さんは、優しく頼り甲斐のある王子。品格のある美しい踊りが素晴らしい。


この日、スペイン・デビューした花形悠月さん、山本涼杏さんも素晴らしかった。

二人とも明るくエネルギッシュで、キレキレで美しい踊りが最高に素敵。

Good Casting〜!


清らかな踊りが美しい奥田花純さんの蝶々、眼力と美しさを増した益田裕子さんのアラビアも素敵。

花ワル・ソリストの原田舞子さんが役デビューなのは意外なくらい。前から華やかに踊っていた気がする。


12/29ソワレの米沢唯さんはさすがの舞台。

何度も踊っているクララだから、もう深化する余地が残っていないのでは、と素人の私は思ってしまうけれど、唯さんの中ではまだまだ深化の余地がいっぱい。

ということなのか。

ますますチャーミングさの密度が増して、びっくりするくらい。

金平糖はますますエレガント。

うっとり。

唯さんの音楽性もますます素晴らしくて、唯さんの中から音楽が聴こえるよう〜


井澤駿さんは、ますます王子らしい素敵な王子。

アラビアの渡辺与布さんも素晴らしかった。何と美しいアラビアの踊り。

花ワル・ソリストの中島春菜さんと吉田朱里さんも華やかに輝いて素敵。


オケピは東京フィルの素晴らしい音楽。

さすが。

華やかで温かいチャイコフスキーの響き。

新国は音楽の質がいつも一番高い。

途中で一部団員が交代している様だけれど、安定した素晴らしさ。

東フィルさんは、年末年始、ジルベスターコンサートやニューイヤーオペラもあるから毎年大変。。


12/23ソワレ指揮の冨田実里さんは確か妊婦さん。

臨月近いのではなかったかな。

あまり無理をされません様に〜

でもこんなに美しい音楽に包まれて、最高の胎教になるかも。

12-10-8-6-5の弦も、美しい管楽器も、素晴らしい。


新国くるみはまだまだ。

やっと折り返し地点。

1/8の千秋楽まで夢の舞台が続く。

年明けの公演も素敵な舞台になります様に〜♪