謎の洋館 | つれづれにっき

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むかしから日記をかくのが好きでした。



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今日は来週のバイオリン発表会のリハーサルがあった。


はじめて出るので、教室近くの会場にもはじめて足を運んだのだが・・・



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な、なんだこれは??


駅から続く急な坂道をのぼり、階段を上って杉並木を抜けたら、

どんよりとした曇り空の下、古い洋館がそこにはあった。


わ、わ、わ、血がさわぐー!!



私は、綾辻行人「○○館の殺人」に代表される、

館もののミステリが大好きなのだ!


わくわくしながら中に入ってみると、

さらに私を熱狂させるものが!



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館内の見取り図、である。

館もののミステリには欠かせない!

この見取り図がすきなのかもしれない。

左右対称の作り、回廊、機械室などの表示、

まるで小説そのものみたい!


中に入ると正面には大きな階段、その上には木のドア・・・

なにこれ、ドラクエ??中にはなにが??

見上げると吹き抜けになっている。



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階段や壁は立派な石でできている。

そこかしこには教会で使われていたと思われる木の大きなベンチがおいてある。


はて・・・・ここでバイオリン発表会のリハーサルがあるはずなのに・・・

何かまちがったかしら?

と思いつつ、夢中になって中をうろうろした。


表から階段を上って中に入るので、入ったところ(上の写真のところ)は

2階、ということになるらしい。


と、いうことは??

1階はこの階段の裏?

ますますミステリかドラクエの世界である。

階段の後ろに下に降りる階段があった。


トイレにも行ってみたら、床は大理石張り。

いったい誰がこのやしきを作ったのだろう・・・。



まあそれは別に謎でもなんでもなくて、

この洋館は「大倉山記念館」といって、

ホームページもあるちゃんとした会館なのであった・・・。


http://www.yaf.or.jp/fac_sngl/okurayama/index.html



おお、ホームページを見ていてびっくり!

ここは、元は大倉精神文化研究所、というものだったことは

記念館にも書いてあって、それは今は図書室として残っていて

それがまたミステリらしくて素敵だと思いつつ、

なんとなく、鍋島藩のお嬢様とか出てきそう・・・と思っていたら、

ここを創設した大倉さんという人は佐賀出身だそうな!

おお、すごいな。

道理で妙にシンパシーがわいたわけだ(?)。


鍋島藩のお嬢様、っていうのは、

青山にロアラ・ブッシュというこれまた素敵な洋館(レストラン)があるんだけど

そこで私の友人が以前結婚記念パーティをした時、

たまたま見つけた会場だけど鍋島藩にゆかりのある洋館なんだって、と

いうのを聞いたのに端を発しているんだけど。


ロアラブッシュもよくドラマなどで使われているけど、

この大倉山記念館もよくロケ地として使われるそう。



閑話休題。



本題のリハーサルは、というと。


最悪だったドクロ



はあ・・・・。


私が習っているバイオリンの先生には、

子どもから大人まで生徒さんがいるが、

今日は大人の生徒さんの4人が一緒だった。

ふだんは個人レッスンなので、会うのは初めて。

私はまだまだ超初心者だけど、あとの人達はそれなりにキャリアがある様子。


私が一番に自分が弾く曲をピアノの伴奏に合わせて練習したのだが、

とにかく私は「アガル」たちなのだ。

練習ではできていることも、「じゃあ本番のつもりで」なんて言われるだけで

できなくなるし、まして人が見ていたらもう真っ白けになってしまう。


もう、ほんとに簡単な曲なのに、最初の出だしすら指がどうだったか

わからなくなってしまったのだ。

ああ、恥ずかしい・・・・

そして音程はめちゃめちゃ、ああ、もう、ほんと恥ずかしかった。

もう恥ずかしいなんて言ってられないから開き直って弾いたけど、

なんで普段はできることができなくなるんだろう・・・。

はあ。


あと1週間、とにかく何度も弾いて、頑張ろう・・・。

ああ、怖い。