パーキンソン病患者さんのための口腔ケアの工夫 | 歯科衛生士ケアマネ【和歌山】表情筋で笑顔力UP /健口のお話し

歯科衛生士ケアマネ【和歌山】表情筋で笑顔力UP /健口のお話し

表情筋笑顔トレーナーで歯科衛生士ケアマネのサチです。
和歌山県在住、57歳。
人生100年時代。男性も女性も健康で、ずっと綺麗を口元から。
お口と全身の健康の関わりや
正しい表情筋を使って、『1日たった3分の一生使えるセルフ美容術』

こんにちはニコニコ

笑顔表情筋協会認定インストラクターで

歯科衛生士・ケアマネージャーのサチです。


パーキンソン病患者さんが

ずっと、ご自分で食べ続けるために

実践しやすい『歯磨きの工夫』や

『歯磨きのタイミング』を

お伝えしたいと思います。


歯を磨こうとした時に

手がこわばったり、すくむ場合は

音やリズムに合わせて動かすと

手が動きやすい方もいらっしゃいます。


好きな音楽やメトロノームを活用してみましょう。メトロノームの無料のアプリを活用しても。


歯ブラシを押したり引いたりの往復の動作が

難しい場合は、


『引く』動きだけ、『押す』動きだけ、

どちらか一方向を意識する。


電動歯ブラシを利用しても良いかもしれません。


正しい使い方を歯科衛生士から教えてもらって下さい。

動かし方を間違うと歯茎や歯を

かえって痛めてしまいますえーん


【歯を磨くタイミング】


薬が効いて体調が良い時間帯に

磨いてみて下さいね。

毎食後の歯磨きは理想ですが、

最低1日1回磨きましょうびっくりマーク


夜寝る前に歯磨きをしましょう。

寝る前に磨き、清潔を守ることで

誤嚥性肺炎予防に繋がります。


寝ている時は

肺に入ってきた唾液を咳払いなどで除去する事ができず、誤嚥する可能性が高まります。


寝る前に口の中を綺麗にしておく事で

口腔内や唾液中の細菌の数を減らし

誤嚥性肺炎のリスクが低下します。


うがいも良いです。

うがいが難しくなったら

ガーゼや口腔ケア用スポンジなどで

汚れを拭い取る。


嚥下機能が落ちてきたら

ブクブクうがいも誤嚥に注意です。


パーキンソン病による嚥下障害を完全に抑えるのは困難です。

歯科医や歯科衛生士の処置やアドバイスを受けながら、できることを一緒に考えていきましょう。