さて休暇から戻り一気にめちゃくちゃ忙しい日々に突入
よくさっちゃん元気で羨ましいと言われるけれど...
いやはややっぱり50代ですから
ガンガン働きプライベートも忙しいと時にグタッと全身から一気に力がガクンと抜けることもありますよ
で、
まさに今日はそんな1日で
仕事を終えジムに行き(でも、運動する気力はなくって...)
さっとスチームルームに入ってシャワーを浴び
裸でバスタオルを一枚纏って更衣室で放心
電池が切れた...
みたいな感覚でボケーっと座っていた
すると私の横を通り過ぎた若いイギリス人の女性がこう言って通りすぎた
Hon wow! this colour looks gorgeous on you!
You should definitely buy a dress in this colour
ハニー まあ!
なんてこのゴージャスな色
よく似合うわ
この色のドレスをあなた買うべきよ
風の様にさっと立ち去った彼女の後ろ姿をわたしは
ぽっかーんと口をあんぐり開けて眺めていたと思う
咄嗟に彼女が何を言ったのか理解すら出来なかった
だって心情的にわたしは(ゴージャス)という言葉の超絶に正反対の心情だったから
疲れきって髪もボーボー
バスタオルに包まって裸で座ってるわたし
彼女の言葉に反応することすらできなかった
あゝそうか
彼女はわたしの真っ青なバスタオルを褒めてくれたのだ!
そう気がつくのに数秒かかった
イギリスで暮らすポジティブな経験として挙げられるのが、全然 見ず知らずの人から褒められるということがあげられる
カフェや劇場で(あら貴女は素敵!)みたいなことはしょっちゅう
本当にどしーんと落ちてる時にこんなちょっとした褒め言葉で救われることもあるのよね
放心していたわたし
彼女の言葉でパワーが湧いて来てロイヤルブルーのバスタオル姿ですっと立ち上がることができたのだ!ゴージャスなドレスには程遠い洗いまくったバスタオル一枚の全裸だったけれど気分は女王だった
ふっとジムの帰り道
以前に英国の超マダムが話してくれたエピソードが蘇ってきた
彼女がプライベートで色々合って心底参っている時に一人でレストランに入って食事を頼み放心していた。食欲もほとんどない
すると頼んでいないワインが一杯運ばれて来て驚いて目を上げると
年配のおじいさんが立っていた
彼はこう言ったそうです
マダム あなたはきちんと自分に手をかけている人ですね
そうやって自分を大事にする人に出会うのは嬉しいもんです
そう言ってニッコリ笑ってそのおじいさんはレストランからさっと出ていった
その時の彼女は..,
ノーアクセサリー
ノーメイク
普段着のジーンズに着古したセーター
オシャレとか自分に手をかけるとかいう次元とは別世界にいた
見窄らしい自分を哀れにすら感じていたのに...
けれどその時におじいさんに言われた時に
あゝそうだ
わたしは本来
きちんと自分に手をかける人間なのだ
この手だって皺は出てきたけれどきちんとクリームを塗ってケアしてきた手なのだ
そんな風に思ったら足底からパワーが湧いて来てもりもり食欲も湧いて来た
あの時ほどワインが身体中に染みたことはないわ
その時に自分と約束したそうな
家の外に出る時は必ずリップオイルか口紅をさっと塗ってから出かけると...
そのランチとワインのお会計は見知らぬおじいさんが済ませておいてくれたそうな.,,
あれって一種のナンパだったのかしらん
けれどもわたしにとってはちょっとした天からのメッセージの様に思えたのよね.,,

