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シティ・ペイヴメント

今朝、NHKで85年間もの間土佐の海でカツオを釣り続けている93歳の漁師と、彼に付き添い漁船に乗り込む妻、89歳に密着したドキュメンタリー番組を見た。
朝食を食べながら。
朝ご飯は目玉焼きにドシンと居座られたごはんに味噌汁、チーズケーキ。
ブラウン管、実際は液晶テレビたが、に移り続ける土佐の海。
熟練した手つきで、カツオではないものの魚を釣り上げ続ける93歳。
船室から夫を見つめ続ける妻89歳。
画面のなかの海はかなり窮屈そうで、それゆえかふたりは孤独には映らない。
85年もの間カツオを釣り続ける日々は間違いなく芸術だろう、それもマティス並みの。
そう、夫婦で漁をする姿をみていて僕が思ったのはマティスだった。
どういうことなのかは僕にも一切わからないが。
世間はゴールデン・ウィークであり、ふつうに大学に行きたいだけなのだが、観光客だらけの電車内でカクンと足払いをくらう。
なぜか人々は古都京都にありもしない妄想をいだく。
昨日、来週に控えた『ひっそりコーリング』展へ出品する作品をすべて教室内に並べてみたら、12、3点あり、確実に全部を展示するのは困難である状況であったことに気付いた。
展示するには多すぎるかもしれないが、この2ヵ月半での制作数、と考えるとあまりにも少なく愕然とした。
その時の自分を、今年の初カツオを見事釣り上げたにもかかわらず「こんなんじゃだめ。20、30は釣らないと」と言いながらまんざらでもない表情を浮かべる93歳に見たような気がして恥ずかしい。

真夜中

1.My Baby's Gone / Two Gallants
2.ハム食べたい / くるり
3.All Apologies(Live) /NIRVANA
4.Gem Of A Bird / The View
5.If You Don't WaNt Me To Destroy You / Super Furry Animals
6.Take Me Out / Franz Ferdinand
7.Cassius / Foals
8.Separate & Ever Deadly / The Last Shadow Puppets
9.スロウダンス / くるり
10.Queen Jane Approximately / Bob Dylan
11.君のあふれる音 / 髭(HiGE)
12.Remember Me / The Coral
13.Bucky Done Gun / M.I.A.
14.Alabama Song(Live) / The Doors
15.Patins / CSS
16.Fitter Happier /RADIOHEAD          

おやすみなさい

無法のスズメバチ

昨日から地獄の5連勤が始まった。
しかもすべて6時からラストまでとヘヴィ。   
今月はなんだかんだで80時間はバイトをしなければならない。
80時間。この80時間というのが一般的に長いのか短いのかはいまいちよくわからないが、単純に計算して1週間で20時間、つまり7日間のうちの約1日をあの野暮ったい古本屋で過ごしているのか、と考えると、ああ恐ろし。
バイト、だいたいが買い取った本を売場にだしながら、売場の整理やレジ等々の雑務は乱暴に言って頭のなかをシンプルにできて、身体的にはキツイがすごく頭のリフレッシュになる。
だからと言って月に80時間はやりすぎだ。
これでは部屋の片付けや下宿地を探すのもままならない。  
この、働くと自分の時間が無くなる、が、働かなければ自分の時間に経済的な不自由が生じる。といった狭間での問答をはじめてすでに1年が経過したが、状況はいっこうに改善されず、僕には巷の学生が叫ぶ“高時給なバイト”に対するなかば狂信的なオブセッションが欠如している。と気付く。
いったいなんの話かわからなくなった。が
もう少し時給があがりはしないだろうか。