ゆく春 | sabのゆったり茶館

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正月から弱っていた姑が、今夕、逝去しました。





昨年の連休に、一時危なくなって、覚悟を決めたのですが、義母の若い頃の写真を見せていくうちに、どんどん脳が活性化したのか、奇跡のV字回復。




医者も驚く、復活ぶりでした。






でもその後、次第に点滴が入らなくなり、食べられなくなったら覚悟してくださいねと、宣告を受けました。




結局10カ月、延命したワケですが、非常に有効なロスタイムで、会うべき親族とは会い、家人もかつてのわだかまりを融解させ、心から落ち着いて話ができるようになっていたようです。





ワタシも年度末の仕事が一段落し、時間の調節ができる時期で、助かりました。





何もかも、計算したような大往生でした。




学生結婚、マスオさん同然のワタシにとって、実の母以上に、生活の時間を共にしました。





たいへん気性の激しい、エネルギーのかたまりのような人でしたが、上品で優しい方でした。






義父同様、時が経つにつれて、ボディブローのように効いてくるでしょうね。






亡くした親に対しては、いつももう少し何かできたのではないかと、思いがめぐる。






ゆく春や 鳥鳴き魚の 目に涙



(;_;)