チラホラだった表庭の白梅が、この数日の陽気でどんどん開花。
ここ北摂の山あいは寒いのか、大阪城公園など、都市部の梅の名所に較べると、半月ばかり遅いです。
花をのみ 待つらむ人に 山里の
雪間の草の 春を見せばや
という歌もあるので、あまり花、花はまだかと落ち着かないのも、風情がない。
と思いつつも、やっぱり花が咲くと、心楽しいものです。
学生の頃、春はヒマで、のんびり過ごしていました。
思えば、恵まれた学生時代を過ごしたものだと思います。
そのツケなのか、今は年度末は常に忙しく、忙しない。
(いそがしいも、せわしないも、漢字にすると同じなんですね。つまり、中国語にはそれを区別する語彙がなく、日本語には、いそがしいと、せわしないを区別した、感受性があったということでしょう。)
水墨画のような、曇天の梅。
多分、今ぐらいから沈丁花、雪柳が咲くぐらいまでが、一番好みかも。
桜は、せわしない。
早く見ないと散っちゃうよ、とせき立てられているようで、落ち着かない。
ワタシなんて、チコちゃんにおこられっぱなしの人生ですよ。
(^_^)☆